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【衝撃事件の核心】
「イスラム教徒なんですけど」韓国籍男いたずら爆破予告…京都御所守る「皇宮警察」の全貌
当時、女子大学生を狙った強制わいせつ事件が発生し、容疑者の男が京都御苑に逃走したため、上京署が同護衛署に連絡。すると、御苑内を巡回していた護衛署のパトカーが、容疑者と特徴の似た男がベンチで横になっているのを発見し、男をその場にとどめ、上京署に連絡、駆けつけた署員に身柄を引き渡した。
上京署は後日、犯人逮捕に貢献したとして、関係した皇宮護衛官に感謝状を贈った。
連携強化へ
今回の騒動は、5月26、27両日に行われた伊勢志摩サミットの直前というタイミングで起こった。全国各地では警備体制が強化されていた。皇室関連施設であり、多くの観光客が訪れる京都御所の警戒も当然強化されており、府警と皇宮警察が連携を図りつつ対処した。
京都御所では今後、通年で一般公開が行われる予定だ。事前予約の必要性もなくなり、多くの観光客が訪れることが見込まれる。テロを警戒する警備の重要性も飛躍的に高まる。
上京署は26年から、皇宮警察や地元自治会などで構成するテロ対策のネットワークを組織し、有事の際に速やかな対応をとれる体制をつくった。今回の騒動を踏まえ、さらに連携を強化するため、今年中の皇宮警察などとの合同訓練実施に向けて調整している。