【競泳】16歳池江、胸板が肩が3か月でマッチョ化…スーツ「パツパツ」

2016年7月19日6時0分  スポーツ報知
  • 関係者に見送られて出発する競泳日本代表の池江
  • リオ五輪の事前合宿地への出発を前に、羽田空港で取材に応じる競泳女子代表の池江
  • 4月の池江

 競泳のリオデジャネイロ五輪代表で国内調整していた選手が18日、羽田空港から事前合宿を行うサンパウロへ出発した。

 女子100メートルバタフライなど7種目にエントリーした東京・淑徳巣鴨高1年の池江璃花子(16)=ルネサンス亀戸=は、4月に採寸した代表スーツが窮屈になるほどマッチョ化。同2年で200メートルバタフライ今季世界3位の好記録を出した長谷川涼香(16)=東京ドーム=は「あわよくば」とメダルへ色気を見せた。

 日本代表のスーツを着た池江は、どこか窮屈そうだった。「採寸した時より筋肉がついて、パツパツなんですけど…」。4月に採寸を済ませた。昨年10月から日本記録を6度更新してきた16歳の成長は止まらない。採寸から3か月の間にマッチョ化が進んでいた。「胸板が…。肩とかもパツパツで」。筋肉量だけで体重が2キロ増えた。

 4月の日本選手権で五輪代表を決めて以降、パワーアップを目的にウエートトレーニングを導入した。それまでは不定期だったが、週に2回ほど主に上半身を鍛えた。村上二美也コーチも「肩幅が広くなった」と強化を認める。五輪では8日間で日本勢最多の7種目、最大18レースを泳ぐスケジュールに挑む。「全部出し切って、細くなって帰って来そう」。蓄えたパワーを全て放出する覚悟だ。

 10日の三重選手権では、50メートルバタフライで25秒50の日本記録を出したばかり。「日本選手権の50メートル自由形(24秒76)とほとんど変わらないタイムだと思うと、速かったなってびっくり」。得意の100メートルバタフライは前半から攻める。髪の毛も肩の上まで切り「(髪を結べず)帽子に入らなくなったけど、こっちの方が自分って感じがする」と気分新たに海を渡った。

 28日までサンパウロで直前合宿を消化し、29日にリオへ移動する。「100メートルバタフライは決勝に残りたい。私の本当のメインは東京だけど、リオはリオで自分の目標を達成したい」。目標とする東京五輪での金メダルへ、まずはリオで結果を出す。(高木 恵)

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