ども!
守形レイジです。
本来ならばデータを並べながら語りたいところですが、実生活から感じたことを書いていきます。
地方は年収も低いけど、生活コストはさらに低いという主張
都道府県別の平均年収ランキング
僕は秋田県ですが、秋田は年収はとにかく低いです。
以下が都道府県の年収ランキングです。
1位の東京が580万円に対し、秋田は348万円です。
200万円以上の開きがあります。
まあ、東京には化物みたいな年収をもらっている人がいて、それが平均を押し上げているということもデータの裏にはあるかもしれません。
都道府県別最低賃金ランキング
見ての通り、秋田県は700円割ってますからね。。。
まあ、時給695円という半端な額では雇わないので、700円というのが現実でしょう。
東京は時給が1000円を超えるアルバイトなんかもありますからね。
僕は秋田の今の会社に入社する前、2ヶ月ほどフルタイムのアルバイトをしましたが、給料はひと月10万円でしたね、、、。
低すぎて悶絶しました。
地方は車が必需品
まず、移動は基本的に車です。
公共の交通機関はほぼ機能していないといえます。
秋田市内のように中心部ならバスもたくさんありますが、イケダハヤトさんがいうようなおそらく山間部のような地域ではよくて1時間から2時間に1本というのが現実。
よって、車は必需品です。
軽自動車を新車で買えばミライースでも100万円ほどでしょう。
中古ならばもっと抑えられるでしょうが、それでも車代に何十万円という出費が必要です。
・車体価格
・自賠責保険料
・任意保険料
・ガソリン代
・タイヤ代(雪国なら冬タイヤ)
・自動車税
・車検代
・JAF年会費(入っていたほうが安心)
などなど、とにかく移動手段を維持するだけでもかなりのお金がかかります。
車に不良がおこればその都度修理代も必要です。
後述しますが、田舎だからといってこれらの金額が安くなるということはありません。
地方の物価が安いという幻想
たしかに、本当の山間部に住んでいれば野菜をもらえたりする。
でも、こういうのって貰いっぱなしじゃなくてある程度お返しをする必要があるよね。
物だったり手伝いという労働力だったり。
野菜や果物も、やはり東京の青果店と比べると安い。
といっても、スーパーで買えばまあまあ安いくらいで爆安とはいえないかなあ。
道の駅に行けばいいかもしれないけど、そこに行くのは車とガソリン代が必要だからねえ。
オタクはむしろ出費がかさむ
アニメオタクに限った話ではありませんが、熱狂的にすきなアーティストがいたりする場合はむしろ出費がかさみます。
遠征費ですね。
東北ならば仙台くらいまでいかないと有名アーティストのライブが見られなかったり。
そうすると交通費がかさむわけですね。
今度秋田にはTMレボリューションのライブがきますが、秋田だからといって安いわけではありません。
海に近ければ海のものが安くなるし、山なら山の物が安くなります。
でも、そういった一般のサービスを受けるお金は地方も都会も変わりません。
むしろ遠征費等がかかる分、オタクには優しくないです。
マンガ一冊の価格も東京と秋田では同じです。
週刊少年ジャンプが田舎だから安いとかもないです。
一般商品の価格は安くならない
CDアルバムは東京も田舎も3000円。
マンガも一冊400円。
Blu-rayも一巻7000円。
洋服だってUNIQLOで買えば同じ値段。
田舎割引なんてないですからね。
iPhoneだって同じ値段だよ。
何をいいたいかというと、年収が200万円も下がったら相対的に払う価格が増える。
年収580万円の人の1000円と、340万円の人の1000円では持ってる意味合いが違います。
子供の学費も普通にかかる
年収580万円の人の学費初年度80万円と、340万円の80万円とではこれまた意味合いが違います。
私立ならもっと上がりますし。
子供が大学に行くこと考えたらちょっとオススメできないかなあ。
家賃1万円とか無理だろ。。。
不動産仲介業者じゃなくて、現地民に掛けあって余ってる家借りるのかなあ?
たしかに、半端ない山の中いけば、200万円で平屋の中古の家が買えたりする。
でも、アパートだって安くても4万円はするよねえ。
あと、都会みたいに都市ガスじゃないからガス代もめちゃくちゃ高い。
プロパンガスは高いで、、、。
電気と水道、インターネットが必要だし、なんだかんだで生活コストはかさむよね。
とくにインターネットがないと田舎でフリーランスとか無理でしょう。
そうだ、携帯代金も田舎割とかないから普通に払わなきゃいけない。
確かに都心の家賃と比べれば安いけど、家賃以外の部分は別に安くない。
家庭を持ちたい人はそれなりにかかりそう
子供を産むにもお金がかかる。
生まれても病院にいくためにお金がかかる。
子供の病院代は丸福でなんとかなったりするけどさ、、、。
保育園にいれたりとかって考えるとねえ。
独身のひとはいいかもしれないけど、家庭ができればなかなか難しい面も出てくると思うんだよね。
仙人生活をするならいいんじゃない?
マジで物欲とか、いろんな欲がないならトータルの生活コストが低くなるかもしれない。
でも、そういう人って都会に住んでてもお金使わないからトータルで変わらないんじゃないかな?
山ごもりして世間との関係を断絶して生きていくなら、いろいろなコストが低くなる。
子供も中卒で働かせるならいいでしょう。
僕みたいな煩悩の塊には田舎暮らしでも結構なお金がかかりますね。
年収が下がっても生活コストを抑えて幸せになれるというのは、ごく狭いコミュニティで、解脱して生きていける人だけが享受できるメリットでしょうね。
結局イケダハヤトさんはアフィリエイトやらやっててお金があるからこそ、田舎を満喫できてる部分ってあると思うんですよね。
現地の仕事以外に、アフィリエイト等他の場所で稼げるならばのんびり暮らせるかもしれません。
流石に額面13万円、手取り10万円円の仕事で幸せに暮らせる自身は僕にはないです。
そもそも田舎で月100万円以上稼ぐっていうのは、その地方ではトップオブトップの金持ちです。
そういう方が金がなくても暮らせる的なことを言っても説得力ゼロなので、あまり真に受けないで欲しいかなあ。
本当に10万円クラスで生活できるのなら、そんなに頑張って働く必要もないですし。
結局地方に行ってアフィリエイトやらなきゃいけないってとこに矛盾を感じるのは僕だけでしょうか。
現場からは以上です。
※追記
健康保険料とか、年金、住民税など払うものがたくさんあります。
それをまかなえるくらい稼ぐというのはなかなか大変ですね。
任意の生命保険料とか考えたらきりないや。