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犯罪に立ち向かうテクノロジー

健康な体に健康な精神が宿る

 佐世保の事件で、犯人が猟友会に入っていたことから、警察も猟銃の規制強化に乗り出したようだが、日本を米国のような銃殺人の社会にしないためには、まず一つ目の対策として銃やナイフなど武器を極力、手に入れにくくするべきだろう。

 二つ目の対策は防犯カメラの増設だ。

 今年5月に京都府舞鶴市の高校1年生が殺害された事件で、道路に設置された防犯カメラに被害者と思われる若い女性と別の人物が一緒に歩いている姿が映っていた。もし、もっと多くのカメラが設置されていたら、犯人を特定する手がかりになったかもしれない。

 通り魔事件が増えている今日、防犯カメラの導入に反対する人は少ないのではないか。

 三つ目の対策は若者の身体を鍛えることだ。外で遊びやスポーツもせず、家に閉じこもってゲームにのめり込む生活がどう考えてもいいわけはない。

 身体を動かし、鍛え、健康な肉体になれば、精神も健康になる。

 子どものころ、おとなしくていじめられていても、空手やスポーツで身体を鍛え、強い精神力を獲得した人も多い。

 例えば、ボクシングで世界チャンピオンになった内藤大助選手も子どものころ、いじめられていたので、強くなるためにボクシングを始めたという。

 他の一流スポーツ選手も同じような子ども時代を過ごした人が少なくない。

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