ルイジアナ銃撃犯、「警官を待ち伏せ」 警察が見解
2016年07月19日 04:16 発信地:バトンルージュ/米国
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【7月19日 AFP】米南部ルイジアナ(Louisiana)州の州都バトンルージュ(Baton Rouge)で17日に警察官6人が死傷した銃撃事件について、同州警察当局は18日、米CNNテレビの取材に対し、銃撃犯は現場に急行した警官を「待ち伏せ」て銃弾を浴びせたとの見解を示した。
事件では、ライフル銃を持った男がいるとの通報を受け現場に急行した警察官らが銃撃を受け、3人が死亡し、3人が負傷、容疑者の男は銃撃戦の末に射殺された。この男の身元について米メディアは、イラクで従軍経験のある元海兵隊員のアフリカ系米国人のギャビン・ユージーン・ロング(Gavin Eugene Long)容疑者(29)と報じている。
今月7日には、テキサス(Texas)州ダラス(Dallas)でも、アフガニスタンで任務に就いていた陸軍の退役軍人が、警察による黒人射殺事件への報復として警官5人を射殺する事件が起きていたが、ロング容疑者に同様の動機があったかどうかは不明だ。
ロング容疑者は昨年、コズモ・オーサー・セテペンラ(Cosmo Ausar Setepenra)に改名し、自分たちはアメリカ先住民族であると主張するアフリカ系米国人の団体「ワシトー・ネーション(Washitaw Nation)」のメンバーを名乗っていた。
セテペンラの名で開設されたツイッター(Twitter)アカウントには、7日の銃撃後にダラスを訪れたという書き込みの他、白人を攻撃する投稿も多数あった。しかしロング容疑者が殺害した警察官のうち1人は黒人だった。(c)AFP/Leila MACOR
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