IBM (ティッカーシンボル:IBM)が第2四半期決算を発表しています。

EPS:予想$2.89、結果$2.95
売上高:予想200.6億ドル、結果202.4億ドル


売上高成長率は前年比-2.8%でした。

クラウド、アナリティックス、エンゲージメント部門の売上高は前年比+12%成長でした。

SaaSの売上高は年率換算で67億ドルに達しています。これは去年の第2四半期の時点での年率換算45億ドルから加速しています。またアナリティックスだけを取り出してみると売上高成長率は+5%でした。

インフラストラクチャ・サービスならびにクラウド事業の成長は継続しており、SaaS売上高成長率は加速しています。

マージンは売上ミックスの変化とクラウドに対する先行投資の関係で圧迫を受けました。

年初に示したキャッシュフロー・ガイダンスのレンジの上限あたりを出せるメドがつきました。

EPSは下半期に尻上がりに良くなると見ています。

英国のEU離脱は今年年末までの業績には影響を与えないと予想しています。

同社は2016年通年のEPS予想$13.51に対し、従来のガイダンス「少なくとも$13.50は出せる」を堅持しました。
ibm