スマホやケータイの単なる使用ルールではない。「NOスマホアピール!」、脱宣言を栃木県壬生町が行った。「みぶっ子スマホ・ケータイ宣言」がそれだ。
同町教委や同町青少年問題協議会など合わせて7団体が共同で、児童生徒と保護者・地域に向けて発した。学校・家庭・地域が連携して、スマートフォンや携帯電話による弊害から子どもたちを守るのが目的。
宣言は、「児童生徒の皆さんへ!」と「保護者・地域の皆さんへ!」の2種類作成。それぞれ対応する5つの宣言からなっている。最初の2つが思いきった「脱宣言」。それでも、どうしても使うならと、3つが使用への一定のルール。
児童生徒向けには、(1)スマートフォンやケータイ電話を持たないようにしよう(2)ライン等のSNSを利用しないようにしよう(3)家のつごうで持つときは、小学生は夜8時、中学生は夜9時には親にあずけよう(4)平日のネットやゲームは1日1時間まで(5)フィルタリングを必ずかけよう。
保護者・地域向けには、その立場から「所持させないようにしましょう」「利用させないようにしましょう」「預かりましょう」などと言い換えられている。
持っているとつい使いすぎてしまう。ネットでゲームをやめられなくなると、寝不足から勉強に身が入らず成績が下がる。学校に行くのがいやになる。ネットいじめが起きる。友達との人間関係がうまくいかなくなる。事件に巻き込まれたりする。小・中学生にうちは、思い切って脱スマホ・ケータイでいこう、というわけだ。