公開当時、劇場で観た。自分には不快感の残る映画で見返したくもない。
麻生久美子演じるルミ子というキャラクターに対するものが本当に嫌い。ミリオンヒット連発してたメインカルチャーを好きなやつを見下す演出とか不愉快だった。多くの人に受けるものには受けるだけの良さがある。
大根仁が実際そう思っているのかは知らないけど、あの映画における主人公はメインカルチャーのハリウッド映画を否定し、内容をよくわかってもいないのに通好みだからと「ゴダールが好きです」とか言っちゃうような気持ち悪いやつ。主人公がももクロの動画を見ているシーンとかあったのだが、公開当時は今ほど知名度もなくサブカル的にハマっているのは通好み的な演出で、なんだこれうざって思ったのを思い出した。
あと、サブカル好きはこういうのツボだろうというようなあざとさ(音楽的な演出とかカメオ出演者とかナタリーとか)がとにかくうざい。監督自身の好きなものをこれでもかと詰め込んだのだろうけど、「今、俺はこれにハマってんだよ」の詰め込みがうるさいし鬱陶しかった。はいはいセンスいいですね(棒)となる演出。
なお、それ以降に作られた「バクマン。」はいい映画。「モテキ」を観て時間を浪費するくらいなら「バクマン。」を2回観たほうがいい