G1クライマックス26が開幕し、AブロックでIWGPヘビー級王者オカダ・カズチカ(28)が、ノアのエース丸藤正道(36)に敗れ、黒星スタートとなった。

 新日本、ノアの実力NO・1同士の対決は、高度なワザの返し合いや、激しい打撃戦。丸藤の強烈なチョップを浴びたオカダが珍しく感情をむき出しにする場面もあった。オカダがレインメーカーで試合を決めにいけば、丸藤がヒザ蹴りで返す。丸藤の不知火も、オカダが2度阻止した。最後は、レインメーカーを蹴りで返され、丸藤のポールシフト式エメラルドフロウジョンに沈んだ。

 試合後、オカダは「IWGP王者の戦いを見せると言っておいて、情けない。まあ、1つ丸藤さんに貸しとして、しっかり返してもらう」と話した。

 勝った丸藤は「素直にうれしい。キャリアはオレより下だけど日本のトップ。プロレスの顔だからね。優勝と同じくらい価値のある1勝」と笑顔で話した。