テーマ:素透撫(STOVE)
こんにちは~
なんとなくシリーズになりつつある
山梨県北杜市にある素透撫さんの記事です。
季節とお店のこと。はこちら
なぜ季節をそんなに鮮明に感じるのか、はこちら
素透撫さんといえば、
こちらの美しいカウンターが思い出されます。
美しく長いカウンターは一枚板だと、前にちらっと
聞いたことがあるので
シェフにどうだったかな?と確かめてみました。
聞いたところ、
カウンターは、カナダヒバ(ニセクスノキ)の一枚板。
全長8.4m もの凄~く!お高いそうです(@_@)
まず、その辺に売ってないものらしいですよ。。。
すごい・・・。
で、そのすごいカウンターでのお食事の話ですが・・・。
誰かと、二人で食事をするとなると
二人ともカウンターから自然空間を眺めながら
季節のお食事を頂くことになります。
※対面テーブルも素透撫さんにはあります。
ここではあえてのカウンターで(笑)
通常のレストランなら
対面に座り、
レストランの四方も壁で囲まれている、
もしくは、一部が窓である、というのが
多いでしょうか。
そのね、通常のレストランでお食事をする場合、
まだ付き合いはじめて間もないカップル。
とか
長年連れ添ってきたので最近そんなに会話がない夫婦。
とか
普段あんまり会わない親子関係。
そんな二人の場合、
ふと、会話に困ることがあるかもしれません。
間が持たなかったり。
折角のコース料理も黙々と食べちゃって
あと、シーン、、、という沈黙が聞こえてきちゃうとかね。
で、ふと静けさが気になってしまい
何か、会話でつなごうとしたり
無意識のうちに
なんか話題を作ろうかな、と
頭の中を駆け巡り、話題を探しにいくかもしれません。
そして、やっと食事が終わり、
お店を出て
どこかの喫茶店で
やっと和やかに話せるようになっていくとか・・・(ありそう~)
それがね
素透撫さんのカウンターで食べていると
不思議なことが起こるんです。
そんな二人がやってきてもですよ。
無言になってもですよ。
その無言だと思っていた時間が
「有」る時間に変わるんです。
そこには
静かにならないと感じることができない
小鳥のさえずりが聞こえます。
虫の音が聞こえます。
風の音が聞こえます。
そして
静かになればなるほど
その場所を心から堪能し
美しい食事をその場所で頂く価値を感じることが出来ます。
だからね、
まだお互いを深く知らないカップルが
二人でそこへ行くとするでしょ。
本来、出来るはずの空白の時間、その隙間が
素透撫さんの空間、お食事で埋められるんです。
だから、
何かが足りないと思うことがない不思議さがあります。
私たちは
足りないことを補おうとすればするほど
足りない部分が浮き彫りになってしまいます。
足りない、何かが欲しい、その空間を
ぜひ素透撫さんの空間に委ねてみてください。
そうすればね
足りないものなんてなかった。
って、思えるかもしれません。
僕たち、私たちは
無言も素敵に感じてしまうぐらい
居心地がいい関係だと
思ってしまうかもしれません(笑)
私は素透撫さんに男女のカップルで行ったことはないのですが
団体で行ったとき、
団体なのに(しかも結構賑やかなはず・・・)
なぜか食事中はしーん・・・と
無言になる事態が
お食事が運ばれてくるごとに起きていました(笑)
こんなに賑やかそうなのに・・・です(笑)
なのでねー
ちょっと上級なテクニック??ではありますが
素透撫さんの空間に存在する空間、
「静」を上手く取り入れることで
二人の隙間を埋めることができる場所かなという気がするんです。
その空間に、お料理に、二人の時間を委ねてみる。
何か、自分たちでは想像できなかったところへ
連れて行ってくれるかもしれませんね。
ぜひ、そんなカウンターを
体験してみてくださいね^^
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