転職に際して逆求人情報を自分から発信する
ちょうど夜中にはてなのホットエントリーを読んでいたのですが
自分の会社の求人をしたい旨の文章を書かれている方がいました
転職や就職に際して自分が会社を受ける際に考える事って、ある程度の年齢になると年収や待遇、休日日数などを意識はするのですが、やはり自分がその仕事に対してどれだけやりがいを感じられるのか、そのビジネスの将来性や方向性なんてものもすごく重要な部分となってくると思うんですよね
これは最近の転職サイトの流れ的にも見えて来る部分があり
下記のwantedlyを引き合いに出して少し話をしてみたいと思います
wantedlyとは
皆さんwantedlyといサイトをご存知でしょうか?
このwantedlyというのはfacebookのIDでログインする事で、facebookのタイムラインの様な形で自分の興味のある求人が流れて来ます
ここで興味深い点がいくつかあり
「企業が年収や待遇を記載してはいけない」
「1度掲載した物以外の求人をpickupできる」
「面接ではなく企業に見学にいく事が出来る」
「応援している人が多いい程上位表示される」
などの点がこれまでの転職サイトとは違います
このwantedlyというのは仲さんといういう元ゴールドマンサックス、元facebook出身の女性の起業家の方がはじめた事業です
一時期は漫画家を目指して実家に帰っていたというのもなかなか面白く、facebookでの経験や大学時代にトライして来た学生起業の経験を生かして事業に取り組んでいます
仲暁子氏のプロフィール
仲 暁子(なか あきこ)
ウォンテッドリー株式会社代表取締役CEO 1984年生まれ。
京都大学経済学部卒業後、ゴールドマン・サックス証券に入社。
退職後、Facebook Japanに初期メンバーとして参画。
2010年9月、現ウォンテッドリーを設立し、Facebookを活用したビジネスSNS『Wantedly』を開発。2012年2月にサービスを公式リリース。
高校留学中、留学生同士のコミュニティサイト運営に携わる。
大学では、大学の履修情報やキャンパス周辺の生活情報を掲載したフリーペーパー「chot better」を立ち上げ、京都市内の中小企業向けにHP制作会社を設立。
Facebookでの経験を通して、ソーシャルメディアの可能性を肌で感じたことが、Wantedlyというサービスを思いつくきっかけとなる。ウォンテッドリー設立後、人と人が繋がることにより、個人の可能性を最大限広げるサービス作りに取り組む。
趣味は面白いものを創る活動。
なかなかに興味深い内容ですね
これまでの転職では「年収の記載が重要だった」「面接への切符を手に入れる為のエントリーだった」「いわゆるブラック企業がしょっちゅうお金を掛けて目立つ位置に求人情報を出していた」、簡単に考えただけでも、某有転職サイトなどに見られるこういった内容に対して真っ向から反対の事をやっていった訳ですね
これがIT系のスタートアップ界隈では注目を浴びてここ数年(知らない人も多いいかもしれませんが)、The bridgeなどのスタートアップ関連のメディアではその急成長ぶりが取り上げられて来ました
今後はビジネス、会社、人の関わり方は変わって来るのではないだろうか
さきほどの文までは前振りなんですが、これからってこうやってこれまでの大手の転職サイトリクナビNEXTやen、その他のエージェント形式等もありますが、そういった「既存の形」から求人におけるマッチングの形が変わってもいいのじゃないのかなって思ったのです
今回話題として出したブログで自分の会社の求人をするというのもひとつのアイディアですが、それなら「自分のブログに誰か私を雇ってみませんか?」というのを作ってみてもいいのではと考えてしまうんです
wantedlyで上げた様に、この事業が成功に至ったのには求人サイトの「応募者が増えたからではなく」こういった「企業と個人のより密接なマッチングを期待した企業が増えた為」とも言えるのではないでしょうか
企業側は自分の社風をより知って貰う事で離職率が下がり、それに伴い社員を育てる為の教育期間に関する投資も減る、もちろん中途でより即戦力を求めていたとしても職務経歴書だけでは分からなかった本質的なその人個人のモチベーションやポテンシャルを測る機会を得る事が出来ます
それなら尚更自分の心の生き写しとでもいうブログで自分の希望する求人を逆求人しませんか?というエントリーを出してみれば面白いのではと思いました
最近はフリーランスになります的なエントリーが持ち上げられますが
「フリーランスやめます!どこか企業の方一緒に仕事させて頂けませんか?」
というエントリーがあっても良いのではと思いました
自分が1000件の企業に履歴書出すのは難しいですけど、ブログで1000人集めるのはそこまで難易度が高い事では無いですからね
ちなみにfacebookを使ったweb業界専門の転職アプリではSwitch.などもあります、登録して待つだけで有名な企業からスカウトも来るのおすすめです「ここはPRです笑」