「ディズニー」へ「ユニクロ」が出店したワケ

国内は「低価格」路線へ復帰、その成否は?

米国フロリダのディズニー・ワールドへ出店したユニクロ。7月15日の開業前には約200人が並んだ

7月15日午前10時(現地時間)、米国フロリダのウォルト・ディズニー・ワールド・リゾートに、ユニクロの店舗がオープンした。

2フロア、約700坪(2300平方メートル)という大型店。入場券の必要がない商業施設ディズニー・スプリングスへの出店だ。同施設には、ZARAをはじめ、70以上のアパレルブランドも出店している。

中南米人へ認知度アップ

狙いは、米州におけるブランド発信だ。

ユニクロにとって、ディズニー・スプリングス店は、米国南東部初の店舗。フロリダという立地上、メキシコやブラジルなど中南米から訪れる観光客も見込める。ユニクロがまだ出店していない中南米の人にも、ユニクロブランドを認知してもらい、国際的な知名度を向上させたい。

そのため、取り扱う商品も独特だ。通常のライフウェアにとどまらず、日本発のブランドであることを表現するために、浴衣やうちわ、歌舞伎柄のTシャツなども販売する。

 
次ページ米国で大型投資をした理由
関連記事
Topic Board トピックボード
人気連載
Trend Library トレンドライブラリー
  • Facebook-
Access Ranking
  • 1時間
  • 24時間
  • 週間
  • 月間
  • いいね!

※過去48時間以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※過去1ヵ月以内の記事が対象

※週間いいね数のランキングです。

トレンドウォッチ
ハウス カレー「人民食」化計画!

ハウス食品グループ本社が中国にカレー文化を根付かせようと奮闘中。基幹商品はバーモントカレーで、シェアは9割。子会社CoCo壱番屋も展開。ハウスの未来は中国に懸かる。

  • 新刊
  • ランキング