【上海=原島大介】ローソンは18日、2020年までに海外店舗数を現在の約6倍にあたる最大5千店に引き上げる目標を明らかにした。中国で3千店体制を築くほか、ベトナムへの進出も検討する。経済成長に伴い、所得水準が向上するアジアでの出店を拡大し、新たな収益の柱に据える。
竹増貞信社長が同日、中国・上海で開いた記者会見で表明した。ローソンは1996年に初進出した中国を皮切りに、タイやフィリピンなどアジアを中心に海外で865店(6月末現在)を展開している。
このうち中国では上海周辺の地域を中心に、内陸の重慶市や湖北省武漢などで出店を加速。17年度には単年度黒字化し、20年に店舗数を現在の750店から4倍に増やす計画だ。またベトナムについては「(南部の)ホーチミンをターゲットにしている」(竹増社長)とした。