挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
異世界温泉へようこそ! 作者:虹咲 春

第二章

35/35

第九話 それは荒らしのように②

 
 フルボッコ覚悟だった。

 喧嘩慣れしてるであろう三宅に拳を打ち込んでも、たかが俺ごときの一撃なんて致命傷になるわけがない。

 すぐに返り討ちにあってボコボコにされることはわかっていた。

 けど、それでも俺はノースキルで突っ込んだ。

 エイリが二人に好き放題されるのを見過ごすくらいなら、半殺しにされてでも抗ってやる!

 胸の奥底から爆沸する感情に身を任せ、俺は一歩踏み込んで三宅の頬に右ストレートを打ち込んだ。

「いい加減にしろやお前らァァァ!!」

 バキンッ!! メキメキィッ!!

「ゴブッ!?」

 繰り出した右拳に、肉が潰れた感覚がダイレクトに伝わってきたた。

 なにかがへし折れる嫌な音にハッとした時には、三宅は口から血を撒き散らしながら吹っ飛んでいた。

 ゴシャゴシャベキィッと、三宅は壁にめり込むようにして衝突し、動かなくなった。

 それっきり、ぴくりともしない。

「「「は……?」」」

 しん、とあたりが静まり返った。

 坂東も、エイリも、ケビンも。

 遠巻きに騒ぎを見ていた客たちも、その場にいた誰もが言葉を失った。

 俺だって驚いた。

 てっきり右ストレートを穿ったところで、ニヤリ、蚊でも止まったか? バキンッ!

 みたいな感じで反撃の狼煙を上げられるとばかり思っていたから。

 今まで反抗すら諦めていた相手を、たかがワンパンでぶっ飛ばした。

 その事実を受け止めるには、俺の頭の処理能力じゃ足りなかった。

 拳を突き出したまま、俺はしばし呆然としていた。

「馬鹿なァ!? 三宅はクラスの中でもトップ5に入る防御力の持ち主なんだぞ!?」

 目を見開き、信じられないと言ったように喚く坂東の声にハッとなった。

 見ると、坂東は殺気に満ちた目で俺を睨みつけてきて、

「クソがァッ!! ぶっ殺してやる!!」

 殴りかかってきた。

「うぉっ!?」

 単調なストレートパンチだが、ガタイが野球部くらいある三宅の攻撃である。

 死亡不可避。

 アーメン。

 ──だが俺は、武を極めた達人のような動きでその攻撃を避けた。

(……え?)

「なにィ!?」

 坂東の目が驚愕に染まる。

 馬鹿な、俺の攻撃を避けただと!?

 そんな顔をしている。

 しかしすぐに闘争心を瞳に宿し、

「避けんじゃねェよボケがァ!!」

 すぐさま新たな攻撃を繰り出してきた。

 しかしその攻撃の軌道が手に取るようにわかった。

 回し蹴り。

 飛んで回避。

 正拳突きもどき。

 身体を横にずらす事によって回避。

「クソッ!! なぜだァ!? なぜ当たらねェ!?」

 坂東が忌々しそうに声を上げる。

 唾を飛ばしながら、滅茶苦茶な攻撃をしてくる。

 それらすべてを俺は流れるような動作で避けきった。

(えっと、これは……うん)

 マ〇オでいうスター状態(回避全振りver)みたいな事が、自分の身に起こっている。

 坂東の攻撃を避けながら、それだけは理解した。

 一体なにがどうなってるのかはわからないが、このラッキー現象を活かさない手はない。

 俺は、坂東の攻撃を避け続ける事に徹した。

 坂東とて人間だ。

 こんなに大振りな攻撃を繰り返して疲れないわけがない。

 攻撃が当たらないとわかれば息を切らせて、クソッ! 覚えてろよ! と、三下よろしく尻尾を巻いて逃げてくれるはずだと……思っていた時期が僕にもありました。

「ハァッ……クソッ……調子に、乗んじゃ、ねええェェ!!」

 ボッ!!

 ブチブチにブチ切れ、顔を真っ赤にした坂東が、手のひらに拳大の火の玉を出現させた。

 これが坂東のスキルかと察した瞬間、

「燃え尽きやがれェェェ!!」

 炎を纏わせた拳をそのまま振りかぶってきた。

 俗に言うファイヤパンチだ。

 スキルを使ったあからさまな暴虐行為。

 しかし、坂東は怒りに我を忘れて理性を飛ばしているらしく、自分の行っている行為の重大さに気づいていないようだ。

 目の前のイキがった野郎をぶっ潰す。

 赤く充血した目には、そんな強い感情が宿っていた。

「死ねェ!!」
「正気かよおい!?」

 これは食らったらマジで洒落になんない!

 慌てて、ファイヤパンチも回避

 眼前を熱風が通り過ぎ、鼻先を焦げた匂いが掠めた。

 その時、

「──!?」

 拳から溢れでた火の粉が、木製の床を、ジュッと、小さく焦がした。

 その光景を目にした瞬間、ぷつんと、心の中でなにかが切れた。

 冷たい感情がサッと頭を過ぎたかと思うと、すぐに身体の奥底から、溶岩のように熱く、抑えきれない激情が爆発した。 

 ──コイツ、絶対許さない!

 気がつくと俺は、坂東の手首を力強く掴んでいた。

 ミチミチと坂東の手首を潰さんとばかりに、

「おォ……?」

 目の前で間抜けた声を漏らす坂東の腹に、

「館内は火気厳禁じゃボケェェェ!!!!」

 叫びながら、俺は渾身のアッパーを叩き込んだ。

 ドンッと、坂東の腹部を中心に衝撃波が炸裂した。

「ゴハァッ!?」

 白目を剥き、ゴポリと口から血を噴出させる坂東。

 身体をくの字に曲げる坂東に、俺は間髪入れず拳を連打した。

 格ゲーならドドドドドッと効果音が鳴り響きそうな感じだ。

「てめぇなに俺の店燃やしてんだよ!!」

 娘を焼き殺された父親のような心持ちだった。

 最後に一発、全身の怒りという怒りを凝縮した渾身の拳を叩き込む。

「カッ……ハッ……」

 最後にビクンビクンと身体を痙攣させ、坂東は蛙のように床に倒れ伏した。

 意識を失った坂東に向け、俺は声を荒らげた。

「俺がこの温泉作るのにどんだけ苦労したと思ってんだ!!」

 その数分後、憲兵が到着。

 ボロボロになったふたりを見て、憲兵が言葉を失った事は言うまでもない。
 龍殺しなのに思ったより強くなくね?
 そう思われた方が多いはず。
 ちゃんとした理由付けがあるのでご安心を(自らハードルを上げて爆死するフラグ)

 ブクマ登録、下の評価などよろしくお願いします。
 作者の心が夢幻の世界に飛び立ちそうになるくらい喜びます。
 
cont_access.php?citi_cont_id=284065135&s

評価や感想は作者の原動力となります。
読了後の評価にご協力をお願いします。 ⇒評価システムについて

文法・文章評価


物語(ストーリー)評価
※評価するにはログインしてください。
感想を書く場合はログインしてください。
お薦めレビューを書く場合はログインしてください。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。

この小説をブックマークしている人はこんな小説も読んでいます!

賢者の孫

 あらゆる魔法を極め、幾度も人類を災禍から救い、世界中から『賢者』と呼ばれる老人に拾われた、前世の記憶を持つ少年シン。  世俗を離れ隠居生活を送っていた賢者に孫//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全107部)
  • 2744 user
  • 最終掲載日:2016/06/29 03:37
私、能力は平均値でって言ったよね!

アスカム子爵家長女、アデル・フォン・アスカムは、10歳になったある日、強烈な頭痛と共に全てを思い出した。  自分が以前、栗原海里(くりはらみさと)という名の18//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全100部)
  • 2427 user
  • 最終掲載日:2016/07/19 00:00
再召喚された勇者は一般人として生きていく?

異世界へと召喚され世界を平和に導いた勇者「ソータ=コノエ」当時中学三年生。 だが魔王を討伐した瞬間彼は送還魔法をかけられ、何もわからず地球へと戻されてしまった//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全187部)
  • 2666 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 17:00
ありふれた職業で世界最強

クラスごと異世界に召喚され、他のクラスメイトがチートなスペックと“天職”を有する中、一人平凡を地で行く主人公南雲ハジメ。彼の“天職”は“錬成師”、言い換えれば唯//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全223部)
  • 3139 user
  • 最終掲載日:2016/07/16 20:30
聖者無双 ~サラリーマン、異世界で生き残るために歩む道~

地球の運命神と異世界ガルダルディアの主神が、ある日、賭け事をした。 運命神は賭けに負け、十の凡庸な魂を見繕い、異世界ガルダルディアの主神へ渡した。 その凡庸な魂//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全271部)
  • 2428 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 20:00
寄生してレベル上げたんだが、育ちすぎたかもしれない

異世界の神が行った儀式に巻き込まれ、鳥海栄司は異世界に転移してしまう。儀式を行った異世界の神は転移に際し栄司の可能性の具現化であるクラスを引き出そうとするが、普//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全78部)
  • 2351 user
  • 最終掲載日:2016/07/16 18:00
ギルドは本日も平和なり

アスカレア王国には、四つの冒険者ギルドが存在する。その中の一つ、冒険者の町タウーレンに存在する冒険者ギルドは、四つの中でも最も忙しいギルドである。 そんなギルド//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全89部)
  • 2288 user
  • 最終掲載日:2016/07/15 10:53
無職転生 - 異世界行ったら本気だす -

34歳職歴無し住所不定無職童貞のニートは、ある日家を追い出され、人生を後悔している間にトラックに轢かれて死んでしまう。目覚めた時、彼は赤ん坊になっていた。どうや//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全286部)
  • 2255 user
  • 最終掲載日:2015/04/03 23:00
村人ですが何か?

飯島竜人は異世界に転生し、リュート=マクレーンとなった。転生先の肉体の最適職業は村人で、家も普通の農家で普通に貧乏だった。ゴブリンやらドラゴンやらが闊歩する異世//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全96部)
  • 2551 user
  • 最終掲載日:2016/07/16 12:11
傭兵団の料理番

 僕は料理が好きだ。でも、買い物の帰りにどこかの国に迷いこんで傭兵部隊の料理番をすることになりました。何故こうなったのか分かりませんが、生き残るために美味しい料//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全50部)
  • 2324 user
  • 最終掲載日:2016/05/05 14:00
回復魔法を得た童貞のチーレム異世界転移記

情けは人の為ならず。 その言葉を信じ、人に尽くし利用され続けた30代の男。 人生が終わるその時、彼は異世界に転移する事となった。 彼の希望は、無論女性にモテ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全113部)
  • 2530 user
  • 最終掲載日:2016/07/10 18:00
転生して田舎でスローライフをおくりたい

働き過ぎて気付けばトラックにひかれてしまう主人公、伊中雄二。 「あー、こんなに働くんじゃなかった。次はのんびり田舎で暮らすんだ……」そんな雄二の願いが通じたのか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全87部)
  • 2499 user
  • 最終掲載日:2016/07/11 16:32
俺の家が魔力スポットだった件~住んでいるだけで世界最強~

 自宅でのんびりすることが、最強への近道だった――。  俺の家は世界有数の魔力スポットだったらしく、それを狙った奴らに異世界に召喚された。  ただ、そんな場所に//

  • アクション〔文芸〕
  • 連載(全227部)
  • 2483 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 23:00
生産職が思いの外楽しい

教室にいた41名のクラスメイト(教師含む)が地球ではない世界に転移した。そこの王族により魔王を倒してくれとお願いされたわけだが……どうしよう? この国の王族は気//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全47部)
  • 2826 user
  • 最終掲載日:2016/07/16 08:00
異世界転移で女神様から祝福を! ~いえ、手持ちの異能があるので結構です~

 放課後の学校に残っていた人がまとめて異世界に転移することになった。  呼び出されたのは王宮で、魔王を倒してほしいと言われる。転移の際に1人1つギフトを貰い勇者//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全102部)
  • 2833 user
  • 最終掲載日:2016/07/17 00:00
隠しスキルで異世界無双 ~便利系チートで戦車も戦闘機も核爆弾も入手できます~

クラス転移して皆が成長チートをもらうなか、無堂信人が得たスキルは『ペナルティ0』だけ。これはスキルをいくつ取ってもペナルティ無しというものだが、成長チートのない//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全84部)
  • 2692 user
  • 最終掲載日:2016/07/04 23:12
転生したらスライムだった件

突然路上で通り魔に刺されて死んでしまった、37歳のナイスガイ。意識が戻って自分の身体を確かめたら、スライムになっていた! え?…え?何でスライムなんだよ!!!な//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 完結済(全303部)
  • 2371 user
  • 最終掲載日:2016/01/01 00:00
八男って、それはないでしょう! 

平凡な若手商社員である一宮信吾二十五歳は、明日も仕事だと思いながらベッドに入る。だが、目が覚めるとそこは自宅マンションの寝室ではなくて……。僻地に領地を持つ貧乏//

  • ノンジャンル〔ノンジャンル〕
  • 連載(全181部)
  • 3015 user
  • 最終掲載日:2016/05/15 22:28
10年ごしの引きニートを辞めて外出したら自宅ごと異世界に転移してた

北条雄二、30才、無職、引きこもり歴10年。両親の死をきっかけに引きこもり脱却を決意し、家の外に出る。が、そこは見覚えのない景色とファンタジー生物が闊歩する異世//

  • ローファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全419部)
  • 2653 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 18:00
とんでもスキルが本当にとんでもない威力を発揮した件について

異世界召喚に巻き込まれた俺、向田剛志(むこうだ つよし)。 ステータスの鑑定で俺以外の3人の召喚者は職業欄に『異世界からやって来た勇者』となってるのに、俺だけ『//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全243部)
  • 3814 user
  • 最終掲載日:2016/07/17 21:53
成長チートでなんでもできるようになったが、無職だけは辞められないようです

 俺、一之丞は就職100連敗、さらに記録更新中の無職だった。  面接に向かう途中、トラック事故に巻き込まれ、あえなく死亡。  そして、女神から常人よりも400倍//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全135部)
  • 2498 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 21:28
町をつくる能力!?〜異世界につくろう日本都市〜

ある日の朝に起きた電車の脱線事故。 それは切っ掛けだった。 電車に乗っていた者達は白い空間へと誘われる。 そこに待ち受けていたのは、神を名乗る老人。 老人は言っ//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全69部)
  • 2979 user
  • 最終掲載日:2016/07/16 23:54
ワールド・ティーチャー -異世界式教育エージェント-

世界最強のエージェントと呼ばれた男は、引退を機に後進を育てる教育者となった。 弟子を育て、六十を過ぎた頃、上の陰謀により受けた作戦によって命を落とすが、記憶を持//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全153部)
  • 2477 user
  • 最終掲載日:2016/07/06 19:12
異世界人の手引き書

※カドカワBOOKS様より書籍化決定いたしました! 皆様の応援のおかげです! 本当にありがとうございます! WEB版の削除・ダイジェスト化等はしませんので、ご安//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全171部)
  • 2337 user
  • 最終掲載日:2016/07/18 00:01
アラフォー賢者の異世界生活日記

 VRRPG『ソード・アンド・ソーサリス』をプレイしていた大迫聡は、そのゲーム内に封印されていた邪神を倒してしまい、呪詛を受けて死亡する。  そんな彼が目覚めた//

  • コメディー〔文芸〕
  • 連載(全57部)
  • 2570 user
  • 最終掲載日:2016/06/29 20:00
デスマーチからはじまる異世界狂想曲

 アラサープログラマー鈴木一郎は、普段着のままレベル1で、突然異世界にいる自分に気付く。3回だけ使える使い捨て大魔法「流星雨」によって棚ボタで高いレベルと財宝を//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全482部)
  • 2779 user
  • 最終掲載日:2016/07/17 18:00
進化の実~知らないうちに勝ち組人生~

柊誠一は、不細工・気持ち悪い・汚い・臭い・デブといった、罵倒する言葉が次々と浮かんでくるほどの容姿の持ち主だった。そんな誠一が何時も通りに学校で虐められ、何とか//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全78部)
  • 2529 user
  • 最終掲載日:2016/06/12 23:08
異世界迷宮で奴隷ハーレムを

ゲームだと思っていたら異世界に飛び込んでしまった男の物語。迷宮のあるゲーム的な世界でチートな設定を使ってがんばります。そこは、身分差があり、奴隷もいる社会。とな//

  • ハイファンタジー〔ファンタジー〕
  • 連載(全216部)
  • 2261 user
  • 最終掲載日:2016/06/20 20:03
↑ページトップへ