黒柳徹子 収入の9割を納税し 「勤労意欲を失う」と発言した過去

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17日放送の「黒柳徹子だけが知っているTHEテレビ伝説60年史」(テレビ朝日系)で、黒柳徹子が、かつて収入の9割を納税していたことを明かす場面があった。

黒柳は、1981年に著書「窓ぎわのトットちゃん」(講談社)を出版している。同書は世界35カ国以上で翻訳され、累計発行部数800万部以上と戦後最大のベストセラーを記録した。

そして83年には俳優部門の高額納税者ランキングに名を連ねたという。納税額は、3位の石原裕次郎(8042万円)、2位の森繁久彌(8479万円)を押さえ、1億5833万円と断トツだった。翌84年、85年の高額納税者ランキング俳優部門でも、黒柳が1位だった。

破格の納税額にスタジオから「ええー!」と驚きの声が上がると、黒柳は「これ貰ったんじゃなくて私が払ったのよ、間違えないようにお願いします」と念を押す。

また、黒柳によると「窓際のトットちゃん」の印税は黒柳が設立した社会福祉法人トット基金に全額寄付している。この納税額が算出された収入には、印税が含まれていないことを説明したのだった。それだけの高額納税者だった黒柳は85年、芸能人としては珍しく、政府の税制調査会に参考人として呼ばれていた。

そこで番組では、税制調査会で意見を述べた黒柳の映像を公開する。この時、黒柳は「現在の私の収入の90%が税金。1時間の番組の何分か話したらあとは全部税金。原稿用紙400字詰めの2行書いたら、あとの18行は全部税金になる」と明かし、「非常に勤労意欲を失うことが無きにしもあらずなので、(最高所得税率を)10%下げて欲しいと申し上げました」と主張していた。この発言に、さらにスタジオには驚きの声が広がった。

なお、これが直接影響したかは不明だが、2年後の87年に最高所得税率は60%に変更。そして、2015年からは45%まで落ちている。

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