DTI SIMに関する記事
DTI SIMの格安SIMプランのおすすめポイントと注意点
かつてはDTIのSIMといえば低速通信専用の「ServersMan SIM LTE」でしたが、2015年9月に新たに登場したDTI SIMでは高速通信ができてお財布に優しいSIMプランが提供されています。かつてのDTIの格安SIMとして提供されていた「ServersMan SIM LTE」はトーンモバイルに移管され、それと同時に非常に低価格で高速通信もできる「DTI SIM」の格安SIMが誕生したというわけです。
新しいDTI SIMの格安プランの最も特徴的なところは、2016年5月からスタートした、「ネットつかい放題」と「でんわかけ放題」によるダブル放題が可能な点。その他、1GB, 3GB, 5GBのシンプルなプランもあり、複雑化しているMVNOの中で異彩を放っています。
さらに2016年7月から「お試しプラン」を発表し、利用開始月からなんと6カ月間も月額基本料金が値引きとなるなど、常に魅力的なプランを発表し続ける、DTI SIMについて詳しい情報をお伝えします。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMの格安SIMプラン
DTI SIMはシンプルでわかりやすいプランになっています。1GB~5GBのプランと、10GBプランが生まれ変わった「ネットつかい放題」のプランで、それぞれSMSや音声通話のオプションを選ぶことができます。さらに、音声通話のプランには「でんわかけ放題」のオプションをつけることが可能で、「ネットつかい放題」と「でんわかけ放題」の組み合わせによる、ダブル放題にも注目が集まっています。
「でんわかけ放題」のオプションは、音声プランに月額780円(税抜)でつけることができるオプションで、5分以内の通話料が回数に制限なく無料となるオプションです。ただし、5分を超える通話を行った場合は、通常通り30秒20円の通話料がかかります。なお、海外通話など、無料対象外となる通話もあります。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIM | データプラン | データSMSプラン | 音声プラン | 音声プラン+でんわかけ放題 | 高速通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1GB | 648円 | 810円 | 1,296円 | 2,138円 | 1GB/月 | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
3GB | 907円 | 1,069円 | 1,609円 | 2,451円 | 3GB/月 | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
5GB | 1,317円 | 1,479円 | 2,073円 | 2,916円 | 5GB/月 | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
ネット使い放題 | 2,376円 | 2,538円 | 3,132円 | 3,974円 | 上限なし | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
DTI SIMをまた初めて申し込む方限定のお試しプランもあります。お試し用のプランは利用開始月から6カ月間月額基本料金が値引きとなり、以下のように半年間の基本料金が0円で利用できるプランもあります。はじめてDTI SIMを申し込む人は、必ずこのプランを検討しましょう。これらのプランは以前に契約したことがある方や、既に契約中のかたは申し込みできないので注意してください。
電話定額プランについては、DTI SIMのオプションサービスである「電話かけ放題」と同様で、5分以内の音声通話料が何度でも無料になります。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIM | データ半年お試しプラン | データSMS半年お試しプラン | 電話定額プラン | 通信容量 | 通信速度 | SIM枚数 |
---|---|---|---|---|---|---|
1か月~6か月目まで | 0円 | 0円 | 1,598円 | 3GB | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
7か月目以降~ | 907円 | 1,069円 | 2,462円 | 3GB | 下り225Mbps 上り50Mbps | 1枚 |
DTI SIMのおすすめポイント
DTI SIMのおすすめポイントは、「ネットつかい放題」と「でんわかけ放題」によるダブル放題が可能な点と、シンプルで分かりやすいプラン。しかも全ての容量で最安値クラスとなっています。
- 「ネットつかい放題」と「でんわかけ放題」でダブル放題が可能に
- 2016年5月にスタートした「ネットつかい放題」プランと「でんわかけ放題」オプションによって、ダブル放題が可能になりました。ネットも電話も!という欲張りな人でも、格安SIMの利用が身近になりました。
- シンプルで安さを前面に出したわかりやすいプラン
- 価格の安さをモットーにしているので、無駄がない分かりやすいプランばかりです。
全プランが最安値クラスのプランで、3GBの各プランや5GBのデータSMSプランでは、業界最安級を謳うDMM mobileにも負けていません。 - 通信制限がかかる前にお知らせしてくれるアラート機能がある
- DTI SIMには通信制限がありますが、アラート機能で事前に知らせてくれるのはありがたいですね。
- 容量チャージ機能がある
- データ通信容量のチャージは500MBで410円、1GBで648円かかります。なお、チャージした分の容量については翌月に繰り越せないので注意しましょう。
- 「スマイルモール」のポイントがもらえる
- 「スマイルモール」とは、株式会社ドリーム・トレイン・インターネットと同じフリービットグループの株式会社フォーイットが運営するポイントサイトで、DTI SIM をご契約いただく際、同時に「スマイルモール」へ入会することになります。ポイントは各種ギフト券と交換することができるようです。
- 容量繰り越し機能が利用可能に
- 以前は、容量繰り越し機能が利用できませんでしたが、今は余った高速通信容量を翌月に持ち越すことができるようになっています。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMで注意したいこと
DTI SIMで注意したい点は、シンプルな分、高速通信OFFなどの便利な機能が備わっていない点にあります。
- 高速通信OFFの機能がない
- 高速通信のON/OFFの機能がないため、高速通信容量の節約を手軽に行うことが出来ません。
- 音声プランの場合は最低利用期間が12ヶ月ある
- 音声プランを利用する方は最低利用期間が12か月存在しています。この期間内に解約すると契約解除料として10,584円かかります。
- 速度制限の可能性がある
- 公式ホームページでは、「ネットワークへの過大な負荷が生じるのを防ぐため、一度に大量のデータを送受する通信が一定期間継続された場合、通信速度や通信量を制限させていただくことがあります」とあり、通信速度制限の可能性が示唆されています。
- 1GB, 3GB, 5GBプランの場合、連続する3日間において1GBプランの場合は700MB, 3GBプランの場合は2GB, 5GBプランの場合は3GBの通信量を超えた場合は、通信速度が上下ともに200kbps以下に制限されます。連続する2日間において既定値の7割を超える通信があった場合、メールアドレスに通知がくるので、注意しましょう。
- ネットつかい放題プランの場合、通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、通信速度が一時的に上下200kpbs以下に制限され、次の0:00に解除されます。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMの速度などの評価・評判と他MVNOとの比較
DTI SIMの格安SIMプランとその特徴を学んだところで、実効速度の評価・評判や、似たような格安SIMプランを出している他MVNOとの比較を行ってみましょう。
DTI SIMの速度などの評価・評判
2015年9月に登場したばかりなのでまだ評判が確定していない様子ですが、DMM mobileを超える最安値クラスの格安プランに注目が集まっているようです。低速通信しかできなかったServersManの評判には酷評もみられますが、新DTI SIMは高速通信が利用できるので、通信速度はそこまで悪くはないと思われます。
DTI SIMは、シンプルに安さを追求した格安SIMなので、色々な機能を駆使してお得にMVNOを使いたいと思っている方には向いていないかも。その反面、複雑な機能は不要という方には、必要なものだけそろっているシンプル・イズ・ザ・ベストなこのDTI SIMがおすすめです。
また、新たに発表された「ネットつかい放題」は高速データ通信の容量制限が無いため、たくさんネットを使いたい!という方にもおすすめ。
「でんわかけ放題」のオプションがあるのも魅力の1つで、1回の通話が5分以内で、月に何度も通話をするというかたは入っておきたいオプションです。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMの特徴と他MVNOの格安SIMとの比較
DTI SIMの特徴の1つが、必要なものだけ備えたシンプルなMVNOという点でしょう。SMS機能や音声通話、高速通信などの機能だけで、他のオプションは皆無と言ってもいいほど。その反面とにかく安さを前面に出した格安SIMとなっています。
安さを売りにした格安SIMといえばDMM mobile(DMMモバイル)がありますが、DTI SIMはDMM mobileの安さを超えるプラン(3GBの各プランと5GBのデータSMSプラン)が存在しています。DMM mobileは安いMVNOのプランが発表されるたびにプラン改定を行い、最安価格を維持してきました。しかしDTI SIMについては追い越されるままになっているようで、DTI SIMの音声プランの発表後、DTI SIMの音声プランはDMM mobileよりも安いプランを保持しています。
また、かつてのDTIの格安SIMだった「ServersMan SIM LTE」と比較すると、ServersManは高速通信できない激安SIMでしたが、新DTI SIMは高速通信のできる激安SIMと言えるでしょう。そしてServersManにできなかった音声通話機能も、DTIでは可能になっています。
そんなシンプル自慢のDTI SIMですが、他にはない面白い機能が一つあります。直近3日間の通信制限に引っ掛からないようにするため、通信量が制限値に近付いてきたらメールにお知らせを届けてくれるサービスです。連続する3日間において、1GBプランなら336MB、それ以外のプランは1GBに達すると通信制限がかかりますが、2日間のうち規定値の7割を超えたらメールアドレスにアラームが届けられる仕組み。このアラーム機能のおかげで、通信制限にびくびくせず安心して利用できますね!
公式サイト:DTI SIM
高速通信の使い放題プランは、DTI SIM以外にb-mobile(ビーモバイル)やU-mobile(ユーモバイル)が提供していますが、1日や3日の間に一定の通信量を利用すると通信速度を遅くされてしまい、通信が思うようにならないと評価があります。
DTI SIMの場合も同様に、公式サイトで「通信量が他の利用者の平均利用容量を著しく超えるときは、通信速度が一時的に遅くなることがあります。(制御後の速度は上り下りともに200kbps以下)制御は毎日0:00に解除されます。」と文言がありますが、「なお、現在の利用者様の平均利用容量から換算すると、1日もしくは連続する2日の通信総量が1~3GB程度であれば制御対象にあたりません。また、DTI SIMサービスの設備上の帯域利用状況によっては、3GB以上ご利用可能な場合もあります。」とも記載があります。
つまり3GB程度を利用した場合でも通信制限されにくいということになります。高速通信で制限が緩いというのは価値が高いプランとなります。
公式サイト:DTI SIM
最近は、電話かけ放題のオプションは各MVNOも提供しており、その代表が楽天モバイルの楽天でんわと、FREETEL(フリーテル)のFREETELでんわです。
DTI SIMのでんわかけ放題は国内通話5分を全て0円にするのですが、月額料金は780円と楽天でんわ・FREETELでんわより安いものの注意しなければ両社よりも高くなる恐れがあります。
楽天でんわ、FREETELでんわは専用のアプリから電話をかけることで通話開始から5分の料金を0円にすることができるのですが、5分以降の料金は30秒10円になります。ドコモ、au、ソフトバンクや他社格安SIMと比べても半額安くなる通話料です。
DTI SIMのでんわかけ放題の場合、専用アプリから通話するのではなくiOSやAndroidに元から備わっている電話アプリを利用して通話をします。そのため使い勝手は良く、iPhoneやAndroidだけでなくWindows Phoneやその他のスマホでも利用が可能になるでしょう。ですが、通話5分以降の料金は30秒20円で楽天でんわ、FREETEL電話よりも高くなります。従って5分以上の通話をする場合は楽天でんわ、FREETELでんわを利用する方が通話料を安くすることができます。
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMで買えるおすすめの格安スマホ
DTI SIMでは格安スマホのセット販売は行われていませんが、iPhoneのレンタルサービスがあります。一般にキャリアで新しくスマホを買う際には2年契約の縛りで料金を支払います。しかしタイミングによっては購入の数か月後に新機種が発表され残念な気持ちになることもあります。DTIでは1年契約でiPhoneをレンタルできるので、ほぼ常に最新版のiPhoneを持ち続けられるようになります。勿論12か月経った後は同じ端末のレンタルを延長することも可能です。現在ですと「iPhone 6s」の16GBモデルがレンタル可能です。
こちらのスマホレンタルオプションは初回事務手数料2,160円+レンタル料3,888円/月で利用可能です。(別途DTI SIMの料金もかかります)
公式サイト:DTI SIM
DTI SIMのキャンペーン
現在実施されているDTI SIMのキャンペーンはありません。
公式サイト:DTI SIM
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