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三重スペイン語で広報紙 四日市南署四郷交番
四日市市室山町の四日市南署四郷交番が、四郷地区のブラジル人向けに広報紙のスペイン語版を作った。地区市民センターやブラジル系食料品店で掲示、配布している。 広報紙は毎月一回、全住民に回覧している「四郷パトロール」。A4判の紙の裏表に幼稚園の交通安全教室や地区の祭り、管内の犯罪発生状況を掲載している。 スペイン語版はその内容に加え、警察官が戸別訪問して異変や困り事がないか尋ねる「巡回連絡」の説明や、一一〇番の際の注意点も載せた。年に三〜四回、発行する予定。 四郷地区は笹川団地を中心にブラジル人が多く住む。市多文化共生推進室によると、今年三月時点で笹川地区の外国人千四百八十五人のうち、ブラジル人は千百十四人。四郷交番には十年ほど前から、ブラジルの公用語のポルトガル語や、よく似たスペイン語が使える署員が配置されている。 制作の中心になった女性巡査長(38)によると、日本語の会話ができても、読むのは難しいブラジル人は少なくないという。「母国語と近いスペイン語の広報に親しみを持ってもらえたら。警察官の活動を知って安心して生活してほしい」と話している。 (下泉亮一) PR情報
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