2016年07月18日(月)16時18分

『Pokemon GO』海外レビュー

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『Pokemon GO』の海外レビューです。

  • ジャンル:拡張現実
  • 機種:iOS/Android
  • 開発:Niantic
  • 販売:株式会社ポケモン/任天堂/Niantic
極めてシンプルなゲームだが、まだ捕まえていないポケモンを発見した時には小躍りしてしまうし、現在のポケモンは全て第一世代とくれば尚更だ。信じられないほど懐かしい。このゲームに持続力があるかどうかは分からないが、開発元のNianticは、牽引力では可愛いポケモンに遠く及ばない『Ingress』で持続力を見せ付けてきたので、しばらくは持つと考えても良さそうだ。
『Pokemon GO』はパーフェクトではないものの、懐かしさと純粋な興奮は唯一無二だ。
4.0/5.0 Yahoo! Games
良い点:
・ポケモンが現実世界に!
・懐かしすぎる
・ジムの乗っ取り
・外出できる
悪い点:
・グリッチだらけ
・プレー中に穴に落ちるといった避けがたいニュース

初期の問題にもかかわらず、『Pokemon GO』は馬鹿みたいに中毒性があり、取っ付き易いゲームだ。昼休みに外に出れば、『Pokemon GO』をプレーしている人々を目にできるはずだ。スマホのゲーム市場から距離を置き続けてきた任天堂だが、遂に本格的な参入を果たし、見事なホームランを放っている。まだダウンロードしていないなら、すぐにダウンロードしよう。既にプレーしているなら、ジムを守り抜くこと。私が向かっている。

77/100 GamesBeat
『Pokemon GO』はマラソンであって、短距離走ではない。私はあまり長時間プレーしないように心掛けている一方で、その寿命について懸念を抱いてもいる。機能不足や多数の問題点にもかかわらず、『GO』は世界中のプレーヤーを心地良い自宅から追い出し、全てを捕まえる気にさせている。既にポップ・カルチャーの一部と化しているし、Nianticにはこれからもフィーチャーを追加し、問題点を修正してもらい、継続して楽しめるゲームを維持し続けてもらいたいと思う。忘れてしまいがちだが、夜の1時に公園で待ち合わせしてプレーするアプリが他に存在しただろうか?そういうことだ。

問題点はあるものの、私は『Pokemon GO』を末永くプレーするだろう(だって、全部捕まえなくちゃね)。基礎は強固だし、Nianticがコミュニティを飽きさせずにプラットフォームとしての『GO』を成長させることができるなら、無限の可能性が待っているはずだ。成長の余地が多大に残されているとしても、それだけで大成功だろう。

7.5/10 Polygon
現実世界での交流に重きを置いたゲームだけに、『Pokemon GO』の今後を予想するのは難しい。Nianticが新しいフィーチャーや深みを頻繁に追加するなら、数年後も話題に上るゲームになれるポテンシャルがある。でなければ、数週間話題になっただけで忘れられる、一過性の流行で終わってしまうだろう。

だが、これから先どうなろうと、現時点での『Pokemon GO』は素晴らしい立ち位置にいる。プレーしていない人ですらそのパワーと普及率を無視するのは不可能な文化的作品だ。優れたゲームかどうかというのは簡単な質問ではない。メカニックの深みを重視するか、ユニークなソーシャル体験を重視するかで、答えが変わってくるからだ。1週間プレーしてみて分かったのは、誰もが笑顔になってしまうということ。現時点ではそれで十分だろう。サーバーが落ちていない時は、だが。

良い点:
・素晴らしい現実世界でのポケモン・ハント
・外出させる
・原寸大のゲーム世界
悪い点:
・膨大なバッテリー消費
・貧弱な対戦
・不安定

『Pokemon GO』は楽しい。まだ始まったばかりだが、止め時が見つからない。無料だし、課金要素は全てゲーム内で獲得することができる。この手のゲームが好きで、現実世界で友達や一人でデジタル・モンスターを捕まえるのが楽しそうと思うなら、試すべきだ。戦闘には失望するかもしれないが、現実世界でのアドベンチャーには、データ通信容量を使い切る価値がある。

7.0/10 GameSpot
良い点:
・『ポケモン』フランチャイズの巧みな進化
・強力なソーシャル・アピール
・魅力的なロケーション・ベースのデザイン
・生き生きとしたポケモン
悪い点:
・サーバーのバグとクラッシュ
・田舎ではポケモン収集が困難

『Pokemon GO』に対する最初の一般認識を踏まえると、異なる世代や多種多様なゲーム体験を持つ人々を一つにする力は注目に値する。上手く行く時の『Pokemon GO』はシリーズの自然な進化に感じられ、本編シリーズを陳腐化させることのない、時代の産物だ。近所の公園でピカチュウを捕らえるスリル、ジムを制覇しながらカビゴンを打ち負かすスリルが、バグや高いバッテリー消費量を凌駕している。

7.0/10 IGN
今のところ、『Pokemon GO』は素通りできない驚異的なソーシャル体験だ――――が、RPGメカニックと戦闘には、長持ちするだけの深みがない。ポケモンが日常の中に現れる目新しさが失せ、深みの無さから興味を失い始めると、魔法が解け、コミュニティは崩壊してしまうだろう。『Pokemon GO』には、現実世界のソーシャル要素をサポートするだけのフィーチャーの充実が不可欠だ。開発元Nianticが約束しているポケモン・トレードやリーダーボードが、勢いを維持してくれるはずだ。だが、たとえ短命であったとしても、参加するのはとてもエキサイティングだ。
3.5/5.0 Hardcore Gamer
『Pokemon GO』は初の人気ARゲームの一つで、任天堂にとってはWiiの成功を彷彿とさせるが、バグまみれで、『ポケモン』フランチャイズ最大の魅力を欠いている。『Pokemon GO』にポテンシャルを感じるのは、人々を外出させ、街を探索しながら人々との交流を促すゲームだからだ。何度かアップデートを施せば、『Pokemon GO』は史上最もクールな、ソーシャル的に建設的なゲームの一つになるかもしれない。これがモバイル進出第二弾に過ぎないことを考えると、任天堂にとってモバイルは良い市場になりそうだ。『Pokemon GO』のポテンシャルにはワクワクさせられるし、まだダウンロードしていないなら、すぐダウンロードしよう。無料だし広告もない。ポケモンって何?という人たちですら楽しんでいる。
3.0/5.0 USgamer
『Pokemon GO』のゲームプレーは薄く、アプリ自体もサーバーに問題を抱えているが、外に出てゲームをプレーするのは最高だ。『Pokemon GO』とポケモンへの愛情が人々を一つにし、楽しませてくれる。問題はあるものの、『Pokemon GO』は狩りに出る価値がある。
2.0/5.0 Guardian
世界はポケモン動物園へと変貌したが、ゲーム自体は問題を抱えている。真の楽しみは、外を探索することにある。
3.5/10 Destructoid
どの角度からも私は楽しめないゲーム(残念)だが、既に社会現象になってもいる(素晴らしいことだ)。正直な話、答えが出せずにいる状態だ。『Pokemon GO』はビデオゲームとしてはおススメしない。しかし、文化的作品としての『Pokemon GO』には虜になっている。『ビデオドローム』的な妄念であり、その一部となることにこれほど興奮している自分に失望してしまう。新人類よ、永遠なれ。

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  • カテゴリ: 海外レビュー タグ: Pokemon GO