【都知事選】増田氏、W杯意識しラガーシャツで街宣

2016年7月18日6時0分  スポーツ報知
  • JR立川駅前で有権者らと握手を交わす増田寛也氏

 14日に告示された東京都知事選(31日投開票)で、共同通信は16、17両日、電話による世論調査を実施し、取材結果を踏まえて序盤情勢を分析した。自民党の推薦を得られなかった元防衛相の小池百合子氏(64)とジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、社民、生活推薦=が競り合い、元総務相・増田寛也氏(64)=自民、公明、日本のこころ推薦=が追う展開。3候補による混戦ながら、本命候補の増田氏が予想外の苦戦を強いられている。ただ、約4割は投票先を決めておらず、残り2週間で情勢は変化する可能性がある。

 増田氏は17日、三多摩地区で街宣活動を行った。2019年ラグビーW杯の会場が三多摩地区の調布市となることを意識し、ラグビー日本代表公式スポンサー・カンタベリーのロゴ入りのポロシャツを来て街宣。東久留米市、清瀬市、立川市、昭島市、日野市、多摩市、町田市の7市9か所を地元選出の衆院議員や都議、市議らを引き連れて精力的に回った。

 舛添要一前知事(67)は、選挙活動中に三多摩地区の高齢化対策などの重要性を説きながらも就任後は一度も同地区を訪れなかったことを意識してか、増田氏が立川市で演説したのは告示日の14日に続いて2度目。「三多摩地区は重要です。高齢化問題などは都内でありながらも岩手県と同じような問題を抱えている。県知事時代の実務能力を渾身(こんしん)の力で発揮していきます」と必死に訴えていた。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
社会
今日のスポーツ報知(東京版)