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「まちのり」寺町でGO 21カ所目の拠点開設

委嘱状を受け取る「寺町大桜会」の竹村博行町会長(右)=金沢市寺町で

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 金沢市の公共レンタサイクル「まちのり」で21カ所目となる自転車の返却・貸し出し拠点「サイクルポート」が16日、寺町5の緑地に開設された。国の重要伝統的建造物群保存地区(重伝建)の寺町台にあり、観光利用の回遊性と利便性の向上につながる。(岡本真穂)

 この日開かれたセレモニーには、山野之義市長や地元住民ら約五十人が出席。ポートは十台分が設置でき、テープカットした後、ポートを管理する地元の町会ボランティア「寺町大桜会」の竹村博行町会長に委嘱状が手渡された。地元の第一善隣館保育所の年長児十三人が童謡「虹」を歌い、開設を祝った。

 地元住民の要望でポートの設置が実現。市の担当者は「忍者寺や香林寺などの寺が密集し、にし茶屋街や本多町からも一足延ばして来られる。観光客や地元住民の移動手段として使ってもらえたら」と話す。

 まちのりは二〇一二年三月の開始以来、観光客や市民にも浸透し、利用者は年々増加傾向にある。今年六月末までに延べ二十万人が利用し、同日までの累積の利用回数は五十八万六千五百回を超える。

 既存のポートのうち、利用者が最も多いのは貸し出し、返却ともにひがし茶屋街近くの「東山」ポートとなっている。

 

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