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大物相次ぎ欠席表明…18日から共和党大会

トランプ氏=西田進一郎撮影

 【ワシントン西田進一郎】11月8日の米大統領選に向けた共和党全国大会が18〜21日、中西部オハイオ州クリーブランドで開催され、実業家ドナルド・トランプ氏(70)が大統領候補に正式指名される。元・前大統領のブッシュ親子ら党主流派の大物が相次いで欠席を表明するなど、不協和音がやまない中、民主党からの8年ぶりの政権奪回に向けた機運を一気に高めることができるかが注目される。

 政治経験のない大統領候補の指名は、第二次大戦の連合国軍最高司令官だった1952年のアイゼンハワー氏(第34代大統領)以来。同州は人口構成や産業などの面で「全米の縮図」とされ、約10州ある本選での激戦州の一つ。60年大統領選を最後に、同州で敗れて当選した候補はおらず、共和党が必勝の意気込みを込めて、開催地に決めた。

 大会で採択される政策綱領の原案には、不法移民対策として、メキシコとの国境に「壁」を築くというトランプ氏の公約が盛り込まれている。2012年にリビアで起きた米領事館襲撃事件の生存者が演説する予定。当時の国務長官で、本選で対決する民主党のヒラリー・クリントン氏(68)を攻撃する。

 また、人気ゴルファーやモデル、スペースシャトル初の女性船長らも演説する予定で、ビジネス界やテレビ界で活躍してきたトランプ氏の特徴を出す。妻メラニアさんや、娘のイバンカさんら子供4人も登壇する。

 一方、ブッシュ親子に加え、過去2回の党大統領候補のマケイン上院議員、ロムニー元マサチューセッツ州知事も欠席する。トランプ氏は、副大統領候補に指名される中西部インディアナ州のマイク・ペンス知事(57)を通じて主流派とのパイプを構築し、党内結束につなげたい考えだ。

 民主党全国大会は今月25〜28日、東部ペンシルベニア州で開催。両党の正副大統領候補が正式指名されると、本選に向けた対決ムードが一気に高まる。

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