(スピーカー:ボイスチェンジャー)お前には選択肢が2つある。
(銃声)
(スピーカー:ボイスチェンジャー)このまま私に撃たれるか。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)それとも自発的にそこから飛び降りるか。
(藤堂新一)貴様姿を見せろ!
(銃声)ハァ…。
(ボイスチェンジャー)前に進め。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)へりに立て。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)撃たれるかそれとも飛び降りるか二つに一つだ。
どっちにしても死体は残るぞ。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)それは問題ない。
お前は法律的には存在しない人間だからな。
存在しない人間の死体が出て来たところで警察の捜査は行き詰まる。
ふざけるな!俺は存在してる!
(スピーカー:ボイスチェンジャー)いいや存在していない。
存在してる今ここにこうして生きてる。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)ではお前の名前は何だ?お前のパーソナルナンバーは?
そう俺には今…名前がない
ひぃひぃふぅ〜!はい頑張って!産声
かつては藤堂新一として生まれ…
(教師)藤堂新一くんはい
藤堂新一として生きて来た
俺はずっと藤堂新一だった
あの日までは
(藤堂万紀子)結婚?うん。
それでまず母さんに報告したくて。
アハハハ…。
ハハハ…。
何かそんな気がしたのよね。
予約したよっていうレストランの名前を見た時から。
そう?そうよ。
こんなステキな所に連れて来てくれるなんて結婚報告か余命宣告のどっちかだと思ってた。
余命って何だよ。
フフフ…。
でもさちょっと落ち着かないね豪華過ぎて。
相変わらずねもう新一は。
その時計そろそろ買い替えなさい。
まだまだ動くよ。
それに大学の合格祝いに母さんに買ってもらったものだから。
そうだけど…。
たまには新しいものも買いなさい。
ん〜!アハ…。
ということはこのオシャレなお店もその結婚のお相手の方が選んでくれたのね?鋭いな母さんは。
フフフ…。
ちょっと待ってて。
母さん。
倉元早苗さん。
早苗ですよろしくお願いします。
わざわざ来てくれたの?ありがとう。
座って。
あっ。
それとねもう1つ報告があるんだ。
フフフ…。
フフフ…。
あら!もしかして…。
そうそのもしかして。
まぁ…!あの男の子?女の子?まだ男の子か女の子か聞いてないんです。
すみません順序が逆になってしまって。
ううん…そんないいのよ。
新一が選んだ人ですもの私は何の心配もしてないわ。
新一はね昔から…周りの人に恵まれてたから。
母さんにはホントに感謝してる。
父さん亡くなってから1人で俺のこと育ててくれて。
母親なんだから当然よ。
あっとにかくダブルでおめでとうなのね?
(エラー音)申し訳ございません現在こちらご使用できないようでして。
昨日まで使えてたのに…。
じゃあまぁいいや現金で。
(店員)かしこまりました。
そういえば結婚式には呼ぶの?新潟のお友達大学時代の。
もちろん呼ぶよ今の俺があるのもあいつらのおかげだし。
いいことお友達は大切よ。
じゃあ弥生さんよろしくお願いします。
(弥生)はい。
新一そういえば仕事は順調なの?うん怖いくらい順調だよ。
毎日が楽しくて仕方がない。
じゃあう〜ん早苗さんこれからも新一のことよろしくお願いします。
はいありがとうございました。
じゃあ気を付けて。
聞いてた通りステキなおかあさんね。
もうすぐ早苗の母親にもなるんだよ。
あっそっか…いいね結婚って。
みんなにも連絡しないとね。
私も早く会いたいな〜新一の大学時代のお友達。
行こうか。
(早苗)うん。
(田嶋)自動操作で全てのデータを消去?海外の空港とかで使用されてる顔認識ソフトと類似検索の機能を応用しましたこのミス・イレイズを使えばネット上で拡散されたあらゆる画像データを消去することができます。
(田嶋)おいおいもうちょっと簡単に説明してくれ。
(五木)上司なんだからしっかりしてくださいよ田嶋課長。
バ〜カお前達は理系バリバリかもしれないけど俺はただのコネ入社なんだよ。
あのいったん拡散されたらもう消去できないっていうのがこれまでのネット社会の常識だったんですよ。
でもその常識もこのミス・イレイズが完成するまでのことになりました。
でも俺のパソコンに入ってるデータそこまでは消せないだろ?消せますよミス・イレイズで削除対象になってるとネットにアクセスした瞬間に消える仕組みなんです。
(五木)画像だけじゃなく動画にも文字データにも音声ファイルにも応用ができますそれに削除だけじゃなくて置き換えとかもできたりして。
じゃあ検索お願い。
頼む。
(ミス・イレイズ)ミス・イレイズ起動しました。
(ミス・イレイズ)検索対象の名前を入力してください。
(ミス・イレイズ)スキャン開始。
(ミス・イレイズ)照合が完了しました。
削除しますか?
(ミス・イレイズ)削除しています。
削除完了しました。
もう一度検索を。
(岩井)全て消えています。
すごいな!お前。
テスト完了!まぁ今回はねほんの10万件相手のテストですけど。
(田嶋)お前こんな研究いつしてたんだよ?新型のアルゴリズムを開発してる時にふと思いついてしまって。
(田嶋)「ふと」って…。
つい休憩中にプログラミングしてしまって。
お前な「つい」って…。
さすが!藤堂さんホント天才ですね。
僕の憧れです。
いやいやいや…。
基礎となる新型の検索エンジンがあってこそだから俺1人の力じゃないよ。
(ベル)
(平砂)はい…藤堂さん人事部がお呼びです。
人事部?何だろう?特別ボーナスじゃねえか?あっ!それか昇進とか。
いやいやいや…あんま期待させないでよ。
俺の研究だって皆さんのサポートあってのものなんだから俺1人の手柄じゃないよ。
よし!よし!おはよう。
失礼します。
藤堂新一まいりました。
(人事部次長)名前は?ソフトウエア部第一開発課の藤堂新一です。
ナンバーは?ナンバー?
(人事部課長)パーソナルナンバーだようちの会社は社員全員に国が推進しているパーソナルナンバーの登録を義務付けている。
あ…。
004A15L26B38Hです。
(人事部長)そのナンバーの持ち主は君ではない。
は?
(人事部長)そのナンバーの持ち主は3日前婦女暴行容疑で逮捕され現在は留置場だ。
ちょっと待ってください。
話がよく分かりません。
それはつまりパーソナルナンバーにダブりのシステムミスがあったということですか?
(人事部次長)それはどうかな?は?
(人事部次長)その警察に捕まった男名前を藤堂新一というそうだ。
(人事部課長)パーソナルナンバーがシステムミスで2人に同時に割り振られたとしてその2人が同姓同名なんて偶然があると思うかね?だったら何だというんです?なりすましだよ。
え?
(人事部長)我々は君が藤堂新一という男になりすましてわが社に入社したのではないかという疑いを持っている。
そんなバカな。
君は誰だ?藤堂新一です。
藤堂新一は留置場だ!我々は事前にきちんと裏を取っている。
君は一体…誰なんだ?
(ドアにぶつかる音)どうした?
(五木)藤堂さん人事が…。
え?ちょっと…何やってんですか!
(田村)あ〜社内規則によりあなたが使用していたパソコン資料備品え〜全てを一時回収します。
やって。
ふざけんなこれにはね貴重な開発データが入ってんだ。
俺達が徹夜して開発して来たデータなんだよ。
しかしあの身元不明の方に会社の資産を預けてはおけません。
調査が終わるまであなたのIDは全て停止します。
こちらから連絡するまでは自宅待機をしていてください。
身元不明?俺は10年間もこの会社で働いてんだぞ!
(田嶋)藤堂!落ち着け。
事情は全部聞いたよ。
こいつらだって好きでやってるわけじゃない。
規則は規則なんだよ。
しかし課長…。
こんなのは単なる事務的なミスだって分かってる。
そんなのみんな分かってるよ!すぐに解決するに決まってる。
お前はちょっとした休暇を取ったつもりで休んどけ。
課長!プロジェクトのことは心配すんな。
俺がちゃんと管理しておくから。
お前の開発したミス・イレイズもな。
(田村)続けて。
(職員)申し訳ございませんが個人情報ですのでお教えできません。
個人情報も何も俺のナンバーなんです。
そちらの手違いのおかげで俺は会社からあらぬ疑いかけられてるんですよ。
ですから個人情報はお教えできない決まりなんです。
あのあなたの上司を呼んでもらってもいいですか?お待ちください。
(職員)次長。
何?なりすましみたいなんです。
警察呼ぼう。
もしもし?あっ警察ですか?千代田区役所と申します。
小山内さん郵便届いてますよ。
(小山内保)あぁありがとう。
2016年7月4日先程の定例会議を受けて2点ほど懸念点がある総務省が制定した現行制度…。
(振動音)おっ…。
久しぶりじゃないかどうした?えっ?小山内!おぉ。
悪いな急に変なこと頼んで。
簡単に言いやがって。
これはれっきとした内規違反なんだぞ。
悪い…で何か分かったか?大学時代から何も変わってねえな。
まずお前の所の人事は正しい。
人事が正しい?ああ。
お前のナンバーあれはお前のものじゃない。
おい。
藤堂新一のものだった。
だから俺のじゃないかよ。
正確には藤堂新一という名前の別の男だ。
またそれかよ…システムのバグに決まってる。
俺ももちろんそう思った。
何かデータのダブりがあるはずだって。
別人にお前のナンバーが何かの間違いで振られてしまったんならお前の個人情報もまた別のどっかに紛れ込んでるはずだと。
それで?そこで行き詰った。
俺が調べた限りではお前の個人情報はどこにもない。
えっ?ないんだよどこにも。
ナンバーも住民票も戸籍も。
納税記録も経歴も。
少なくとも官庁の中にあるデータ管理部門にはお前という人間は存在しない。
頼むよ頼むよ!小山内今は冗談聞いてる余裕ない…。
残念ながら冗談じゃないんだよ。
ちなみにそのもう1人の藤堂新一という男逮捕されたせいでDNAも指紋も藤堂新一としてブラックリストに登録された。
もちろん顔写真も。
お前パスポートとか運転免許は?もちろん持ってるよ。
それは今後使わないほうがいいな。
公文書偽造で逮捕される可能性まである。
世間的にはなお前のほうがなりすましなんだよ。
そんなバカな…!お前が本物の藤堂新一であることは俺は知ってる。
ただ今それを第三者に証明する方法がどこにもない。
少なくとも俺にはその方法が分からん。
あ…すいません。
今から家に帰って準備しても新潟行きの新幹線の最終に間に合う。
そのもう1人の藤堂新一は新潟で婦女暴行事件を起こし逮捕されていた
ちなみに新潟というのは俺が学生時代を過ごした街だ
偶然だろうか…
(早苗)おかえりなさ〜い。
来てたんだ?
(早苗)うん。
すごく急な出張だね。
うんまぁねありがとう。
あっそうそう今日区役所行って来たよ。
区役所?
(早苗)そう。
もらって来たのジャ〜ン!婚姻届。
(早苗)うん。
はい。
(人事部長)そのナンバーの持ち主は君ではない婦女暴行容疑で逮捕され現在は留置場だそれは今後使わないほうがいいな公文書偽造で逮捕される可能性まである
(人事部長)君は一体…誰なんだ?あ…あのさぁこれちょっとだけ待ってくれないかな?え?いや大したことじゃないんだけどちょっとだけ…。
どういうこと?その結婚する気がなくなったとかそういうことじゃないんだ。
ただちょっとだけ待ってほしいんだ。
何それ…子供ができて喜んでくれたのあれウソだったの?そうじゃない。
じゃあどうして婚姻届書くのためらうのよ?何?急に気が変わったとか?違う違うホントに違うんだ。
俺は早苗と結婚したい子供もうれしい。
早苗のこと愛してる。
ただ…。
ただ?今度…ゆっくり説明するから。
えっ?早苗。
ちょっと…。
早苗…早苗待って!早苗!ねぇちゃんと説明するから。
信じられないかもしれないけど俺は今存在しないことになってしまってるらしいんだ。
は?パーソナルナンバーがなくて住民票も戸籍も。
とにかく全然知らない男が藤堂新一ってことになってしまってるらしいんだ。
もちろん何かの間違いなんだよ。
とにかくそれを先に解決しないと結婚したくても…できないんだ。
ウソつくならせめてもう少しましなウソついてほしかった。
ウソじゃない…ねっただ俺にも何が何だか分からない。
早苗…。
はぁ…。
新潟まで。
(エラー音)こちらご使用できません。
じゃあこれで。
(エラー音)こちらもです。
えっ?《しまった…あのレストランで現金使ったきり下ろしてない》すいません。
(機械音声)いらっしゃいませ。
(機械音声)しばらくお待ちください。
(エラー音)えっ?
(機械音声)ありがとうございました。
えっ…。
俺は新幹線を諦め高速バスで新潟に向かった
財布の残金は500円だった
・藤堂!・・新一・斉藤…それにはるかも。
(斉藤)小山内から連絡もらったんだ新一がピンチだって。
パニック起こしてとにかく高速バスに乗ったみたいだぞって。
(斉藤の声)それはいわゆるなりすましだな。
丸ごとID乗っ取られたんだよ。
そんな…。
まぁアメリカではなりすまし犯罪による被害額はいっとき年間500億ドルを超えたこともあるらしいから。
日本でもこれからはバンバン増えるんだろうけどさぁ。
お待たせいたしました。
(はるか)ありがとうございます。
ねぇ新一この事件でしょ?藤堂新一32歳?32歳にもなって無職なんて情けないヤツ。
そんなことより事件の内容のほうが最悪でしょ。
お前もよりによってろくでもないヤツに乗っ取られちまったな。
そこがさぁどうにも解せないんだよ。
ん?個人のIDなんてさ乗っ取りたくてもそう簡単に乗っ取れるもんじゃないだろ。
ちょっと優秀なハッカーならできんじゃないか?パーソナルナンバーやカードの情報ぐらい消せると思うぜ。
でもこいつはハッカーでも何でもない単なる無学な犯罪者だろ?どうやって俺になりすませたんだろう?確かにそれは謎よね。
(斉藤)実は俺のいとこはこっちの藤堂新一の部屋の近くに住んでてねこいつ事件起こすほんの数日前に引っ越して来たらしい。
数日前?近所付き合いもなくず〜っと部屋にこもりっ放し。
えっそいつ何でわざわざ新潟に越して来たんだろう?そこなんだけどさ気になる情報が1つあるんだ。
何だよ。
何だよ。
そいつが引っ越して来た部屋なんとお前の部屋だった。
えっ?
(斉藤)お前が学生時代に下宿してた部屋そいつはそこに住んでいた。
そんな偶然…あり得るのかよ!
(斉藤)懐かしいな昔はここが俺達のたまり場だったからな。
ねぇよく4人で雑魚寝したよねアハハ…。
これは俺のことじゃない
偽者の藤堂新一だ
(チャイム)・は〜い・あのお隣の藤堂さんについて教えていただきたいんですが。
あんた達誰?警察関係の者ですよ。
えっ。
(男性の声)藤堂さんとは少し話したことがあるよ。
東京生まれ東京育ちなんだけどセンター試験の時に熱を出してしまって東大に行く点数が足りなくてそれで新潟の大学に来たんだって。
えっ?
(男性)で就職で東京戻ってコンピューター関係の企業に就職したんだけどいろいろあって辞めちまってそれで新潟に帰って来たって言ってたよ。
何だ?それは
センター試験の時に熱を出したのはこの俺だ
俺の経歴と全く同じ
ところで斉藤警察関係者って?ウソじゃないぜ俺フリーの実験屋でね時々警察の下請けやってんのさ。
DNA鑑定やら血液検査やらね。
(受信音)あれ?「ミス・イレイズ」?俺が開発中のプログラムなんだ。
(呼び出し音)
(五木)はい田嶋のケータイです。
五木か?藤堂さん大丈夫ですか?あっ田嶋さんは今役員に呼ばれて会議中です。
そうなんだいや誰かがミス・イレイズにアクセスしてるみたいなんだけど。
ホントですか?あっでも当然プロテクトはかけてるんですよね?うんでも一応ちゃんと管理されてるか確認しておいてくれないかな。
分かりましたあっ僕もこれから会議なんでそれが終わったらやっておきます。
(通話が切れた音)
(通話が切れた音)大丈夫?うん。
そっか…そいつが何者か調べる方法がある。
えっ何?ミス・イレイズの応用だよ。
小山内に頼んでニセ藤堂の顔写真をもらう。
そうすればミス・イレイズの特殊画像検索ならそいつが藤堂新一を名乗る前の画像を見つけてくれるはずだ。
(看守)藤堂新一面会だ。
(ニセ藤堂)は〜い。
(西条)はじめまして。
あんた誰?新しい弁護士です。
(ニセ藤堂)弁護士?今日は裁判の打ち合わせをしに来ました。
あの先に証明書見せてよ。
ん?身分証明書。
アッハハハ…あなた面白い人ですね。
(ニセ藤堂)西条…。
さっ時間がもったいないです。
サクサク始めましょう。
藤堂新一さん。
いろいろ助かったよあと金は必ずすぐ返すから。
水くさいこと言うな。
早く解決するよう祈ってるわ。
ありがとうじゃあまた連絡する。
もう大丈夫なのか?ん?藤堂のことだよ。
口ではもう大丈夫って言っててもさ実際顔合わせたらどうなのかなと思って。
やめてよもう昔の話でしょ。
藤堂もさ悪いヤツじゃないんだけどちょっと鈍感だよな。
まっでもよかったよ。
久しぶりにはるかの元気な顔が見られて。
あっごめん私今日ちょっと用事あるからここで。
おぉ。
うんじゃあね。
持つべきものは親友だな。
削除は俺の得意技だ。
こんな男会ったこともないぞ
さぁ…。
お前は誰だ?
(日下)いらっしゃいませ。
おぉ名なし人生は取り戻せそうか?今回は本当に助かったありがとう。
礼は全部終わってからにしてくれよ。
で何か見つかったか?もちろん…。
見つけたよ。
川野瀬猛都立末安工業高校中退。
一時期は総合格闘技を目指すがすぐに挫折。
東京都大田区で暴走族をやっていた。
飲食店でアルバイト歴あり。
まぁこの服装の感じだと都内にある裏カジノあたりじゃないかな。
随分調べ上げたな。
明日の朝イチでこれ持って警察に行く。
ヤツが藤堂新一じゃなくてこの川野瀬とかいうチンピラだと分かればそれで俺の名誉は回復だ。
なるほど。
俺も役に立ったってわけか。
痛っ。
MVPだよ小山内。
(日下)何やらいいことがあったみたいですね。
1杯目は店からごちそうさせてください。
耐え忍んだ長い夜が明ける希望の朝がうっすら浮かび上がるその瞬間をイメージしてみました。
「夜明け」です。
ワオ!いい店だな。
藤堂さんには前からごひいきにしていただいてるので。
日下瑛治です。
今後ともよろしくお願いします。
ありがとう。
たまたま1年くらい前に入って気に入ってさ。
それからよくここには1人で飲みに来るんだ。
そうなんだ。
じゃ遠慮なく。
私もご一緒させてください。
ああ。
乾杯。
(小山内:藤堂)乾杯。
で何があったんですか?あぁ…何かこいつになりすましてるヤツがいたんだ。
昔はなりすましなんて渡した名刺を悪用されるぐらいだったのに。
危険な時代になったもんだよな。
なりすましですか。
でも今の時代そいつが生きて来た痕跡はネット上に無数に残ってるんだそれを追跡すれば必ず悪事はバレるよ。
で何で藤堂さんが被害者なんですか?え?誰かに恨まれていたとか。
え?こいつ顔もいいし頭もいいし女にモテるから。
誰かに妬まれてるって可能性あるかも。
まさか恨みも妬みも俺には関係ないよ。
いやいや僕の経験上そういうことを言う人に限って恨まれてるもんですよ。
自覚のある悪事より自覚のない悪事のほうがよっぽどムカつきますから。
だから俺は何にも悪いことなんてしてないから。
まぁ確かにこいつは大学の時から有名なお人よしではあったから。
それは大変失礼いたしました。
いずれにせよこの川野瀬の素性が割れれば背後で操ってた人間も罰を受けることになる。
それで解決だよ。
もう1回乾杯するか。
乾杯。
・フフ…・フフ…。
(戸が開く音)キレイなお花ですね。
息子がくれたの。
あれ?お誕生日でしたか?ううん何でもない日。
いい息子さんですね。
お優しくてうらやましいです。
お仕事もお忙しいはずなのにおかあ様のことも忘れずに。
そうなの。
すごくいい息子なの。
(着信音)弥生さん今日はもう大丈夫ありがとう。
はい失礼します。
もしもし。
(はるか)おかあ様今お1人ですか?新潟では新一がお世話になったようね。
知っていらしたんですね。
(ミス・イレイズ)ミス・イレイズ起動しました。
じゃ俺ここからタクシーで帰るわ。
今度は新潟で4人でゆっくり飲みたいね。
お〜いいね俺もたまには休まないと。
じゃ。
じゃあ。
じゃあな。
(運転手)お客さんどちらまで?どこでもいい。
えっ?適当に走って10分たったら戻ってくれ。
は…はい。
お〜先程の。
何かお忘れ物ですか?ここの酒が気に入っちゃってさあと30分だけいいかな?10分でもいいんだ。
君にちょっと相談したいこともあるし。
相談?提案といってもいい。
はい。
どうぞ。
あっもしもしあの全部大丈夫になったから。
うんごめん。
今から会えないかな?分かったじゃあ後で。
(受信音)何でこんな時間にアクセスが…。
その時の俺は事の重大さをまだきちんと分かっていなかった
おかえりなさ〜い。
早苗。
大事な体なのにサンダルとか危なくない?大丈夫危険なのはハイヒール。
ウフフ…。
ハハハ…。
ウフフ…。
行こうか。
うん。
その夜川野瀬猛という男のデータがネット世界から一瞬にして消え…
(ミス・イレイズ)スキャン開始。
(ミス・イレイズ)照合が完了しました。
削除しますか?削除しています。
削除完了しました。
藤堂新一という男のデータとして置き換えられた
俺が開発したシステムが俺自身を世界から消去した
(ドアが開く音)
(青木)お待たせいたしましたあっどうぞ。
新潟で起きた婦女暴行事件について新たな重大な情報をお持ちとか。
はい極めて重大な情報ですこれをご覧ください。
あれ?
(青木)どうかされたんですか?いえ…少々お待ちください。
あり得ない…昨日まであったのに。
(青木)で重大な情報というのは何なんですか?
(原田)もしや余罪の情報ですか?いえ…。
失礼します。
(青木)ちょっとあなたどうしたんですか?ちょっと!どうなってんだ…。
何が…一体どうなってんだ。
(女性)そこのおにいさんもっとキレイになってみたくはありませんか?今は男も美肌が大事な時代です。
メンズエステのモニター募集中です。
今なら無料でお試しいただけます。
最新のテクノロジーでまるで別人に…。
今何て言いました?男も美肌。
いやその後に。
最新のテクノロジーでまるで別人に…。
そ…そうかそういうことか。
はい?ミス・イレイズならできるじゃないか。
ミス・イレイズで削除対象になってるとネットにアクセスした瞬間に消える仕組みなんですこれをご覧くださいあり得ない…川野瀬をネットから消したのはミス・イレイズだ。
(田村)調査が終わるまであなたのIDは全て停止します
(不通音)あれ?
(不通音)クッソ昨日まで使えてたのに。
昨日まで?じゃあ後で受信音何でこんな時間にアクセスが…昨日まで…。
・藤堂さん?・五木!何してるんですか?自宅待機って命令じゃなかったでしたっけ?五木お前の来客ってことにして俺を中に入れてくれ。
(平砂)藤堂さん!
(岩井)大丈夫なんですか?みんな心配かけてごめんな。
(ミス・イレイズ)ミス・イレイズ起動しました。
五木お前の社員コードを入れてくれないかな。
俺の停止中なんだ。
いいですけどえっ何でですか?ミス・イレイズのログを確認すれば今度の事件の犯人が分かるんだ。
えっ会社の仲間を疑ってるんですか?単なるシステムのエラーとかじゃなくて。
そう決めつけてるわけじゃないよ。
でも申し訳ないけどその可能性はゼロじゃないと思ってる。
それ俺が犯人だったらどうするんですか?えっ?あいや冗談ですよ冗談。
(ミス・イレイズ)ログインできません。
アクセス権限がありません。
あれ?アクセス権限なし?おかしいな昨日までは入れたのに。
どういうことだ?
(ノック)・人事の田村です・人事部。
田村です。
(ドアロックの解除音)
(五木)よう田村お前人事がこんな所に何の用だ?
(田村)藤堂新一と連絡が取れる人誰かいないかな?ケータイもつながらないし自宅マンションにもいなかった。
おいおい先輩を呼び捨てかよ田村。
(平砂)っていうか藤堂さんの自宅まで行ったんですか?
(五木)何がどうなってんだよ。
なぁお前らのせいで俺達のプロジェクトスケジュールがかなり遅れ始めてんだよ。
のんきなヤツだなぁお前。
何?あいつのせいで逆にお前達の今のプロジェクトは大ピンチなんだぞ。
(五木)は?もっとちゃんと説明しろよ。
これはまだオフレコだから外には言うなよ。
言わねえよ。
お前達のプロジェクトの経費が不正に使い込まれてる。
は?
(田村)現段階で少なくとも2億円。
現在調査チームが極秘に組まれたところだ。
経理と監査からの情報では犯人は藤堂新一らしい。
ちょ…!ふざけんな!俺はそんなことはしてない。
(田村)お前…。
使い込み?冗談じゃない!そもそも俺は経費申請を自分でしたことは一度もない!全部上司の田嶋さんに任せてた。
田嶋さんに聞いてもらえば全部分かる。
警備ですか?第一開発課まで至急警備員を…。
俺の話を聞いてくれ。
刑事事件の容疑者がいるんですできれば4人ぐらいですぐに…。
俺の話を聞け!
(田村)あっ…。
藤堂さんすぐ警備が来ちゃいます。
ここは僕に任せてください。
俺はさ…。
早く!早く…。
えっ…。
(五木)田村大丈夫か?あっあっ…。
えっちょっ…。
(警備員)大丈夫ですか?
(警備員)なりすまし犯らしいぞ。
ちょっと待ってください。
待ちなさい!おいちょっと待て!新一?はるかどうして?出張私結構頻繁にこっちには来てんのよ。
新一は?えっいや…。
(警備員)あいつだ!君待ちなさい!待ちなさい!こっち。
えっ!
(はるか)乗って乗って。
出してください早く!・いらっしゃいませ・705です。
ありがとうございます。
こっち。
あのちょっと狭いんだけどここなら人目気にしないで話できるかなと思って。
ごめん気を使わせちゃって。
ううんあっ…。
はい座って。
はぁ〜。
はぁ…。
(はるか)カレー…みんなで作ったの覚えてる?えっ?ほらあの大学の近くの農家のおじいちゃんが野菜くれてで何か4人で一緒に作ろうってなったじゃない。
でも野菜全部切っていざ炒めようってした時にガスがつかない。
新一研究に熱中し過ぎてガスの支払い忘れて止められてて。
で小山内君が「さすがにガスがないんじゃカレー無理だな」…とか言い出してなのに新一頑固に「いやガスならある!」ウフフ…。
斉藤なんかホントびっくりしちゃって「藤堂ガスがつくれるのか」って。
フフ…いや私はまぁ多分ガスコンロでも買いに行くのかなって思ったんだけど。
借りに行っただけだったよな隣の家に。
でもそれがきっかけになっていつの間にかアパート中の人がみんな集まるカレーパーティーみたいになった。
これぐらい?カレー少ない少なくない…いただきます!いただきます!
(はるか)汗すごいよ脱げばいいじゃん新一お前これデカくないか?
(はるかの声)ただ普通にカレー作って食べようとしただけなのに忘れられないステキな一日になった。
その時ね私思ったんだ。
あぁ私ホントに新一のこと好きだなぁって。
いやあの…だからね私が言いたいのはう〜んどんなことでも最終的にどうなるか分からないってこと。
失敗したと思うから失敗になる。
でもそこからどうするかによってもしかしたらすごくステキな一日になるかもしれない。
そう考えたら人生ピンチなんてないよなって。
あの時新一が私に言ってくれた言葉だよ。
そうだっけ?そう。
「人生ピンチなんてない」か…。
(五木)課長。
藤堂さんが研究費使い込みって本当ですか?こんな所でそんな話すんなよ。
もし本当なら一体何に使ったんですか?2億円なんてそうそう使える額じゃないですし。
知らねえよ!俺コネ入社だからさ頭空っぽなんだよ。
(はるかの声)2億円!?そんなことまで?誰かに恨まれてるとかそういうことはないと思うんだ。
なら新一を陥れて得する人は?えっ?ほらミス・イレイズの特許とか新一がいなくなったら会社に丸ごと利益が入るわけでしょ?マジかよ。
そういうこと俺別にどうでもいいんだけど。
会社はあなたの個人情報全部持ってる。
今回の事件がもし会社ぐるみの陰謀だとしたら可能なんじゃないかな?ねぇ会社に誰か信頼できる人いる?田嶋さんかな?田嶋さん?直属の上司。
何ていうかいつもすごく自然体な人で。
あの人なら信頼できると思う。
はるかありがとう。
俺田嶋さんに連絡取ってみる。
ねぇ大丈夫?うん。
あっちょっと待って。
カードまだ使えないでしょ?ホントにありがとう助かるよ。
じゃあ今度デートしてよ。
えっ?アッハハ!冗談本気にしないで。
ありがとう。
うん。
(寺前)露骨な派閥人事だな。
郵政省の連中ばかりだ。
残念ながら。
しばらくは我々には逆風だ。
君も出世を狙うのであればいずれ風向きが変わるのを辛抱強く待つしかない。
ただ待つだけでしょうか。
どういう意味だね?私少々せっかちなところがございまして。
1つアイデアがあるんですが。
午後2時15分局長にプランを提案。
進めてよしとのこと。
(振動音)はい。
(斉藤)小山内今大丈夫か?ああどうした?ネットの掲示板見てみろ。
掲示板?
(斉藤)藤堂のなりすましのことで気になって調べていて見つけたんだ。
藤堂が会社の金使い込んだってしかも2億も。
まさかホントに?そんなことないんじゃないか?お前驚かないのかよ2億円だぞ。
驚いてるよ。
心底驚いてる。
一体どうなってんだよ。
(田嶋)人事の田村ケガさせて逃げたんだって?あの…ケガの具合は?ほんのかすり傷だよ。
でも警察に訴えるとかわめいてるからまぁそれはやめるように俺が説得しといたよ。
迷惑かけてすいません。
あそれから使い込みの件だけどなお前の名前で請求書が切られてんのは確かだ。
えっ俺の名前で?お前普段から無防備だからな〜。
その気になりゃ社員誰でもお前の印鑑経理書類拝借できるわけだ。
田嶋さんも社員の誰かが犯人だと考えてるんですね?誰かが明確な悪意持ってやってるって。
実はな今日の昼すぎ使い込みの件誰かがネットにリークしたんだ。
えっ?あの時点で2億円のことを知ってんのは開発人事経理。
それと一部の役員だけだ。
その中にリークした犯人がいる。
さてとこっからどうしたもんかな?田嶋さんこれからミス・イレイズに誰がアクセスしたか確認してもらうことできます?それなら五木が見てたってよ。
ゼロだったアクセスゼロ。
誰かが痕跡消してるわけですよね?それ確認する方法あります。
実はミス・イレイズにバックドアがあってそこに裏ログ隠してるんです。
ごめん何か急に話が難しくなって来ちゃったな。
つまり誰がミス・イレイズを操作しその上その痕跡を消去しようとしたのか。
その裏ログ確認すれば一目瞭然ってことですよ。
そっか。
俺行きます。
いやいやいや。
お前が社内に入るのは危険過ぎる。
俺に操作方法を教えてくれよ。
俺やってみるよ。
はい。
(平砂)お疲れっす。
(平砂)どう?この後飲みに行かない?すいませんまだ仕事が終わらなくて。
そう。
お疲れっした!お疲れさまで〜す。
お疲れさまです。
(岩井)じゃお疲れさまです。
はいお疲れさん。
(岩井)お疲れさまです。
お疲れさまです。
(ドアが閉まる音)課長まだ帰られないんですか?うんちょっとな事務処理たまっててな。
お前俺に遠慮しないで先上がっていいぞ。
はい。
あぁでも僕もまだ仕事残ってるんで。
(弥生)ステキなお写真ですね。
この後この子4人抜いて1位になったのよ。
でも最後の最後に後ろの男の子に足を引っ掛けられて転んじゃって。
この子そういうところがあるのよね。
新一さん勉強だけじゃなくて運動神経も優秀だったんですね。
声援あれ?声援あっ!声援この写真見ると元気になれるの。
だから悲しい時はこの写真を見ることにしているの。
何か嫌なことでも?ないわ。
でもこれから起こる気がする。
どうぞアルコールは入ってませんから。
今日は飲まないほうがいいんでしょ?気が利くね。
お待ち合わせですか?後でさ知り合いからこの店に電話が来る予定なんだけど問題ないよね?もちろんです。
(日下)いらっしゃいませ!で何かあったんですか?うん。
数日前までさひとを疑ったことなんてなかった。
でも今は世界中が自分の敵に思えて恐怖を感じてるよ。
そういう時は田舎に電話するのが一番ですよ。
親は何があっても裏切らないっていいますから。
特に母親は。
母親か。
田舎帰ってますか?うちの母親はね東京なんだこの間も食事したばかり。
(日下)うらやましい親孝行なんですね。
どうかな?瑛治君は?僕親の顔知らないです両親とも。
そうなんだごめんね変なこと聞いちゃって。
(日下)いえでもお客さんの話を聞くのは好きなんです。
どんなおかあさんなんですか?俺の?
(日下)もちろん。
俺の母親は昔看護師だった。
看護師?うん。
看護師長やってて誰よりも責任感が強くて真面目で働き者でさ。
だからクリスマスの朝とかは俺はいつもいっつも俺は1人だった。
目覚まし時計のベルメリークリスマスお母さん!ごめんね新一今日も一緒にいられなくてでもねおかあさんサンタさんから伝言をもらいましたこの家のどこかにプレゼントがあります!ヒントは新一の大好きな場所探してみてねよ〜いドン!うわ〜!探せるかな〜?
(藤堂の声)仕事が忙しいのに母さんは俺が寂しくないようにしてくれててさ。
ステキなおかあさんですね。
自分で言うのもね何だけど最高の母親だよ。
(馬場)きれい事だな。
ん?
(馬場)親なら裏切らないなんてきれい事だ。
人は1人で生まれ1人で死んで行く。
それ以上でも以下でもない。
(日下)馬場さんもう酔っぱらってるんですか?すいません。
(ベル)はいバーKINGです。
はい。
田嶋さんという方です。
もしもし田嶋さん?遅くなって悪ぃ。
こんな日に限ってさ五木が残業しててさ。
でどうでした?それがお前からもらったメモの通りやったんだけどさその裏ログとかっていうのが出て来ねぇんだよ。
え?
(田嶋)何か代わりに見慣れないプログラムが走り始めてる。
もうお手上げだよ。
最初からお前にやってもらうべきだった。
俺はもうこういうのホントにダメだ。
その部屋他に誰かいます?いや今俺だけだけど。
じゃすぐに行きます。
ありがとう。
(日下)はい。
これ。
はい。
お気を付けて!君にちょっと相談したいこともあるし相談?・宮内真琴さん・
(真琴)はい。
私弁護士の西条と申します。
あなたが被害届を出した藤堂新一から受けた婦女暴行事件についてあらためて宮内さんとお話ししたいことがありまして。
私は何も話すことありません。
あなたは私と話したほうがいい。
(西条の声)私は彼とあなたの秘密を知ってます。
虚偽告訴の量刑がどのくらいかきちんと知ってますか?最悪あなたが懲役刑になる可能性もあるんですよ。
この時の俺はまだ知らなかった
この日を境に俺の周りから誰もがいなくなってしまうことを
(銃声)
(スピーカー:ボイスチェンジャー)もう一度同じことを言う。
お前には選択肢が2つある。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)このまま私に撃たれるか。
それとも自発的にそこから飛び降りるか。
いや違う。
俺を破滅させたいだけならここまで手の込んだ仕掛けをするものか。
第3の選択肢があるはずだ。
俺を脅して命乞いをさせその上で提示しようと思ってる第3の選択肢がな。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)さすがだなやはりお前は頭がいい。
いいだろう少し予定とは違うが第3の選択肢を出してやろう。
孤独。
私の願いは孤独だ。
何が言いたい?
(スピーカー:ボイスチェンジャー)言葉の通りさ。
全ての不平等は不満はそして争いは人と人とが連帯し徒党を組むことから起きる。
だからその逆の世界をつくりたいのさ。
誰も信頼できず誰とも仲間になれずそれ故全員が平等で争いのない世界。
ふざけるなそんな世界はあり得ない。
(スピーカー:ボイスチェンジャー)いやできる。
私とお前が手を組めば。
私達の手で世界を孤独にするのさ。
さぁ…。
ショータイムだ。
相撲最強マネージャー決定戦「GOTTSUAN」
2016/07/17(日) 22:00〜23:25
読売テレビ1
[新]そして、誰もいなくなった #1[字][デ]
藤堂新一(藤原竜也)は優秀な研究者で、もうすぐ結婚も控えた順風満帆な人生を送っていた。しかしある日突然、同姓同名の男の逮捕によって、彼の人生の転落が始まった!
詳細情報
番組内容
藤堂新一(藤原竜也)は優秀な研究者だ。早苗(二階堂ふみ)との結婚も決まり、母・万紀子(黒木瞳)への紹介も済ませ、順風満帆な人生を送っていた。しかしある日突然、同姓同名の男の逮捕によって、彼の人生の転落が始まった!総務省に務める友人・小山内(玉山鉄二)は、新一の個人情報が全てその男のものになり、新一の存在が消えたと告げる…。一体誰が、何のために?登場人物、全員、容疑者。エンタメサスペンスの登場!
出演者
藤原竜也
玉山鉄二
二階堂ふみ
伊野尾慧
志尊淳
今野浩喜
遠藤要
おのののか
桜井日奈子
ミムラ
小市慢太郎
神保悟志
ヒロミ
鶴見辰吾
黒木瞳
原作・脚本
【脚本】
秦建日子
監督・演出
【演出】
佐藤東弥
音楽
【主題歌】
「鬼」クリープハイプ(ユニバーサル シグマ)
制作
【プロデューサー】
鈴木亜希乃
渡邉浩仁(日テレアックスオン)
鈴木香織(日テレアックスオン)
八木欣也(スーパービジョン)
【制作協力】
日テレアックスオン
ジャンル :
ドラマ – 国内ドラマ
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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