2015年12月にSwift 2.2がオープンソース化されました。Linux(Ubuntu)でも起動するようなのでお試しでインストールしてみました。
お試しでインストールしていますので不正確な手順があります。正確な手順は公式サイト『Swift.org』を参照してください。
目次
Swift 2.2のオープンソース化
Swift 2.2のオープンソース化については「プログラミング言語『Swift 2.0』がオープンソース化されたのでiOSアプリがMac以外でも作れるようになるかも?」を参照してください。
Ubuntu 14.04のインストール
2015年12月現在ではSwift 2.2をインストールできる環境はApple Platforms(OS X)とLinux(Ubuntu 15.10、Ubuntu 14.04)のみです。そのため、Ubuntu 14.04上で実行してみました。
実際に使うわけでは無いので仮想環境を構築して実行しています。Ubuntu 14.04のインストールについては「Ubuntu 14.04の仮想ハードディスクイメージを使ってVirtualBoxで起動する」を参照してください。
Swift 2.2のインストール
ダウンロード
- 『Swift.org』へアクセスし「Ubuntu 14.04 Swift 2.2 Snapshot」と「Signature」をダウンロードします。
ダウンロードは以上です。
端末(ターミナル)を起動する
Swift 2.2のインストールはコマンドを入力して行うので端末(ターミナル)を起動します。
端末(ターミナル)の起動は以上です。
必須パッケージのインストール
Swift 2.2はUbuntu 14.04のデフォルトのままでは動作しないので必要な必須パッケージをインストールします。
必須パッケージのインストールは以上です。
PGP署名の確認
ダウンロードしたファイルが改ざんされていないか確認します。
この項目はよくわかっていないので不正確です。
- 公式よりPGPキーをインポートします。
wget -q -O - https://swift.org/keys/all-keys.asc | gpg --import -
- キーを更新します。
gpg --keyserver hkp://pool.sks-keyservers.net --refresh-keys Swift
- ダウンロードしたファイルが改ざんされていないか確認します。
gpg --verify swift-2.2-SNAPSHOT-2015-12-01-b-ubuntu14.04.tar.gz.sig
指定するファイルはダウンロードしたタイミングによって異なります。
PGP署名の確認は以上です。
インストール手順
- ダウンロードしたファイルを展開(解凍)します。
tar xzf swift-2.2-SNAPSHOT-2015-12-01-b-ubuntu14.04.tar.gz
- 任意ですが扱いやすいようにディレクトリ名を変更します。
mv ./swift-2.2-SNAPSHOT-2015-12-01-b-ubuntu14.04 swift-2.2
- swift-2.2の“bin”ディレクトリへ環境変数(PATH)を設定します。
export PATH=/home/(ユーザー名)/swift-2.2/usr/bin:"${PATH}"
環境によって異なります。
インストールは以上です。
Swift 2.2を実行する
実行は以上です。
『:help』と入力すればコマンドの一覧が表示されます。
まとめ
これで実行環境は整いました。特に何かを作ったわけでは無いのでビルド等をするわけではありませんが、いずれ“Hello World”ぐらいは作ってみようかと思います。