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【スクリーン雑記帖・予告編つき】中国で「抗日映画」と報じられた韓国映画「暗殺」 監督は「どう感じるかは観客次第」

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【スクリーン雑記帖・予告編つき】
中国で「抗日映画」と報じられた韓国映画「暗殺」 監督は「どう感じるかは観客次第」

凄腕スナイパーを演じたチョン・ジヒョンの魅力が全開(映画「暗殺」から) 凄腕スナイパーを演じたチョン・ジヒョンの魅力が全開(映画「暗殺」から)

 「暗殺」では日本人に取り入り、甘い汁を吸っている親日派の韓国人も描かれている。「映画には植民地支配と戦争に賛成する韓国人と反対する韓国人が登場する。日本人の中にも戦争に賛成する側の人もいれば反対の人もいる。それぞれの立場を均等に表現したかった」と強調した。

 チェ監督は「アジア人」を一つの集合体ととらえているように感じた。それは過去の作品からもうかがえる。「10人の泥棒たち」は韓国と中国の窃盗団が共同で宝石を盗むサスペンスで、日本人夫婦に扮した韓国窃盗団のメンバーが出てくる。チェ監督によると、当初は日本人の窃盗団も考えていたが、ストーリーが複雑になるので割愛したという。「それがどうしても心残りだったので、あの夫婦を設定した。アジア各国に行くと、日本人、中国人、韓国人が一緒にいる光景を頻繁に見かける。今私たちが生きている『アジア』という概念はそういうもの(共生)だ」

 それは映画製作の現場でも実感するという。短編を撮っていたころ、フィルムを東京の現像所「イマジカ」で処理していた。「当時の韓国映画は日本で現像することが多かった。最近は中国映画が韓国でCGを製作したり、韓国スタッフが中国で撮ったりしている。こうして切磋琢磨し合ってアジア映画のクオリティーを上げていけば、アジアは“第2のハリウッド”になる」

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