「Pokemon GO」日本での配信が遅れている理由
世界中で話題沸騰中の「Pokemon GO」ですが、ポケモン発祥の国である日本ではまだリリースされていません。
日本でのリリースは数日中だとか、今週中だとか、様々な噂が飛び交っていますが、具体的な日にちはまだ決まっていないようです。
そもそも、ポケモンは日本で生まれたのに、なぜ日本が後回しなのか、疑問に思う人は多いと思います。
そこで、日本での配信が遅れている理由を調べてみました。
そもそも任天堂が開発したアプリではない
公式サイトにも書かれていますが、そもそも「Pokemon GO」を開発したのは、任天堂ではなく「Niantic, Inc.」だそうです。
「Niantic, Inc.」は、Googleの社内スタートアップとして2010年に設立され、2015年にGoogleから独立した企業。
世界中で人気となり、1200万ダウンロードを達成した「Ingress」という拡張現実ゲームを生み出した企業で、現実世界とリンクする「Pokemon GO」にもその技術が応用されていることがわかります。
任天堂や株式会社ポケモンももちろん協力していると思いますが、中心はあくまでアメリカの企業である「Niantic, Inc.」のようです。
任天堂にとっても海外市場は重要
以下は、平成27年3月期と平成28年3月期の、任天堂の地域別売上高です。
どちらも米大陸が最も多く、日本と欧州が拮抗していて、27年に関しては日本よりも欧州のほうが多い。
28年の売上高を地域別の割合で見ると次のようになります。
米大陸が最も多く44.8%、次いで日本が26.9%、欧州が25.2%となっています。
日本は一国で26.9%ですから決して小さいわけではないですが、欧米の割合の大きさを見れば、任天堂にとって海外市場がいかに重要かということがわかると思います。
その他の噂されている理由
その他の噂されている理由は、主に以下の3つ。
- サーバーが間に合っていないから
- マクドナルドとの提携が問題
- 日本人は新しいものをすぐ叩くから
サーバーが間に合っていないというのは、NianticのCEOがインタビューで発言しているようなので確かかと思います。
世界中でのあまりの人気にサーバーの容量が追いついていないのでしょうね。
マクドナルドとの提携に関しては以下の記事で詳しく書かれていますが、真偽のほどはわかりません。
「日本人はクレームが多く、新しいものをすぐ叩くから後回しにされてるんだ!」という意見もありました。
まあ、あながち間違いではないような気もしますが、「日本人が新しいものを叩きやすい」なんて、なんのデータもない憶測にすぎませんし、これは関係ないかと思います。
まとめ
リリースが海外から始まったのは、プロジェクトの中心が任天堂ではなく、「Niantic, Inc.」だから。
日本での配信が予定より遅れているのは、予想外の大人気にサーバーの容量が追いついていないから、ということかと思います。
近いうちに日本でも配信されるのは間違いないと思いますが、いつになるかはわかりませんね。