セラピー効果がスゴい!自閉症の少年を救ったのは、ディズニー映画だった
3歳で自閉症を発症した少年オーウェン、彼を言葉の世界に連れもどしてくれたのは、ディズニーのアニメ映画だった!映画「Life, Animated(ライフ、アニメイテッド)」など、ディズニーのセラピー効果。
更新日: 2016年07月17日
3歳で自閉症を発症した少年オーウェン、彼を言葉の世界に連れもどしてくれたのは、ディズニーのアニメ映画だった!映画「Life, Animated(ライフ、アニメイテッド)」など、ディズニーのセラピー効果。
更新日: 2016年07月17日
◆ ディズニーアニメの魅力
ウォルト・ディズニー・カンパニーが制作するアニメーション作品。
長編アニメ映画を制作するウォルト・ディズニー・アニメーション・スタジオ、続編やスピンオフ作品を制作するディズニートゥーン・スタジオ、CGアニメ映画を制作するピクサー・アニメーション・スタジオの3つのアニメーション・スタジオがある。
ディズニーアニメが愛され続ける理由は、大人も子供も楽しめることにあります。
人間の内面を描いているからこそ、王子様やお姫様でなくても、同じ人間として感情移入できる。
ディズニーアニメが国境と年齢を越えて愛されているのには、この人間について描く姿勢にあるといえるのです。
子供は子供の視点で、大人は大人なりの視点で楽しめる。
◆ 自閉症の少年を救ったディズニー・セラピー
2016年 アメリカ
監督 ロジャー・ロス・ウィリアムズ
原作 ロン・サスキンド
今年のサンダンス映画祭ドキュメンタリー部門で監督賞を受賞した注目作『ライフ、アニメイテッド(原題) / Life, Animated』
3歳で言葉を失った自閉症の子供オーウェンが、ディズニー映画のセリフを丸暗記することで、家族とのコミュニケーションを図っていく過程が描かれた作品。
ホームビデオや、アニメーションでの再現、インタビューなどを交えたドキュメンタリー映画。
3歳までに何らかの症状がみられ、3つの特徴をもつ障害。
1. 言葉の発達の遅れ
2. 対人関係・社会性の障害
3. パターン化した行動(こだわり)
先天的な脳の機能不全による障害といわれるが、脳のどの部分の障害なのかは不明である。一般的には治療法は存在せず、慢性疾患としての管理が必要。
著者 ロン・サスキンド
翻訳 有澤 真庭
映画の原作でもある本。著者は、オーウェンの父でありピュリッツァー賞受賞作家ロン・サスキンド。3歳で自閉症を発症した我が子が、紆余曲折の果てに大学に入るまでの奮戦ぶりを、父親の視点で綴った内容となっている。
ロン・サスキンドは、アメリカのジャーナリスト。ピュリッツァー賞は、新聞等の印刷報道、文学、作曲に与えられるアメリカで最も権威ある賞。
自閉症のため、何年も話すことすらできなかったオーウェンは、多くのディズニー映画を記憶し、それを愛や喪失、親近感や兄弟愛を表現する言葉へと換えていきます。
専門医やセラピーにかかり、最新の治療法も試すが一向に回復しなかった。ある日、父親が「アラジン」に登場するオウム、イアーゴーのパペットを着用して「どんな感じ?」と訊いたところ、彼は映画のセリフそのままに返答してきたという。
家族はアニメの主人公を演じることを強いられ、ディズニー映画のセリフと歌で彼と会話を図っていきます。
青年となったオーウェンは、アニメのセリフ以外にも会話ができるようになり、お茶目なキャラを発揮しているという。
オーウェンは、勇気が要る時には英雄を描いた『ヘラクレス』中のせりふなど、自分が直面している状況に似た場面のせりふを口ずさみ、状況を理解する
恋人については「これまで2度失恋をし、なんとか乗り越えてきた。まだ次の女性を探すのに十分な時間があるから心配はない」と新しい恋にも前向きだ。
ウォルト・サスキンド
コーネリア・ケネディ
ロン・サスキンド
オーウェン・サスキンド
父親ロンは「大学に通う前、オーウェン自身にさまざまな感情が交錯し、『リトル・マーメイド/人魚姫』のシーンを僕らに見せながらその心情を伝えてくれた」と振り返った
「ディズニーの創始者と同じ名なのは偶然だけれど、弟との関係上深い意味合いがある気がする」と語る兄は、弟の面倒を見てきた
アメリカ・サウスカロライナ州出身の映画監督。
「今作は童心に帰れるだけでなく、家族愛も描かれている」と映画について語った。
映画では、ディズニーの映像が多く登場する。もちろん使用許可を取っているが、それだけでなくアメリカのディズニーランドで上映することも決定した。
『ディズニー・セラピー』(ビジネス社)を映画化した"Life,Animated"本日全米公開。Rotten Tomatoで88%の高評価! twitter.com/RottenTomatoes…
Rotten Tomatoは映画レビューサイト。現在、日本での公開は未定だが、これは早く日本の劇場で観てみたい。
◆ 日本では、ズートピアセラピーが話題に
原題 Zootopia
2016年 アメリカ
動物たちの”楽園”を描くディズニー・アニメーション!
差別や偏見を投影するなど、人間社会を意識した内容に幅広い世代が共感した話題作。
◇ ことの発端は、あるツイートから
ミスをした半泣き社員への社長の粋なフォローに大反響
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