こんにちは、Shinです。さっそくキャリア相談のメールを頂いたので、気合を入れて考えてみようと思います。
募集した記事はこちら。
さて、記念すべき一発目のご相談はどのような内容なのか、相談本文を引用させてもらいます。
相談内容:将来が不安すぎる、どうしよう
Shinさん
はじめまして。いつもShinさんの記事に勉強させて頂いています。
あと1年で就職活動が始まる大学生です。将来と今の自分について悩んでいることがありますので、もしよろしければご相談させてください。
自分の「できなさ」、そして、できないゆえの、将来の方向性について悩んでいます。
具体的には、
- 任された仕事が全体的に遅い (35人程度のサークルの長に推薦されましたが、お世辞にも上手いサークル運営とは言えません)
- 考えることをかっこいいと思いながらも、実際の場面では面倒くさがってしまう
- コミュニケーション力が低め
などなど、自分には問題だらけだなあと感じています。人と上手くやっていく自信がないので、アルバイト代程度はココナラで稼いできました。
甘い考えかとは思いますが、縛られることや、上下関係も得意ではありません。大学卒業後は、自営業や個人事業、フリーランスが向いているのかなとも思っております。
反対に、他の人に褒められ、頼られたことを思い返してみると、
- 文章力
- PCスキル(よく様々な相談を受けます)
※先輩を除き、同級生には、仕事が早いと言われました迷いに迷っていて、頭がごちゃごちゃしてしまっていて、上手く表現できないのですが…
お忙しいところ低レベルな質問をしてしまいすみません。よろしければ、アドバイスよろしくお願いいたします。
大事な部分を抜き出してみましょう。
- 相談者はあと1年で就活が始まる大学生(おそらく、大学3年生なのだろうと推測します)
- 将来どうすればいいかわからない、自分がダメすぎて不安
- 縛られることがニガテで、サラリーマンではなく、フリーランスになったほうがいいのではないかと考えている
こんなところですね。では、お答えしてみます。
相談者さんはダメなんかじゃない
まず一つ目にいいたいのは、相談者さんは「ダメ」ではありません。
- サークル長に推薦され、実際に運営をしている
- ココナラで月数万円稼いでいる
- 文章力やPCスキルに長けていると他人から言われる
などなど、短い文面からでも明確な実績があります。
おそらく相談者さんは、もともと自分を低く見積もりすぎてしまうタイプなのだと思います。自分ができたことに対しては、「他の人でもこれぐらいはできるよね・・・」と考え、うまくいかなかったことに対しては。「自分はなんてダメ人間なんだ」と落ち込んでしまう。そういう感じなのではないでしょうか。
ぼくも基本的に似たような思想を持っているので、よくわかります。そういうタイプの人って、いわゆる「根拠のない自信」を持つことが非常に苦手で、他人から「これこれこういう理由できみはすごいんだよ」といってもらわない限り、自分を卑下し続ける傾向にあります。
なので、ぜひこの記事を何回か読み直して、少しでも自信をつける糧としてもらえると嬉しいです。相談者さんは大学3年生と非常に若いにもかかわらず、友人から頼られサークル長に推薦されたり、ココナラで自分でビジネスを作って数万円稼いだり、PCスキルや文章力を他人からうらやましがられるという素晴らしい実績を持っています。
もしあなたのことを「ダメ人間だ」という人がいたら、そのときはまたこの記事を読み返してみてください。
仕事の速さをあげたい
せっかくなので、具体的な処方箋も過去記事を引用しつつご紹介します。
仕事が遅いというのはどういうことか、いくつか要因がありますが、まず一つ目としてはタスク管理とスケジューリングの甘さはありそうです。ぜひTodoリストをしっかりと作り、それを時間に紐付けてさくさく片付け続けるクセをつけてみてください。
実際にぼくが使っているファイルは下記になります。ぼくはこれのおかげで、仕事のストレスが激減しました。
具体的なメリットとしては、下記があげられます。
- 上司やチームメンバとの情報共有がメチャクチャ楽になる(スケジュール表をコピーして送ればいいだけ。全作業が知りたいといわれたら、エクセルのファイルを送って「Todoシートを見てね」といえばいいだけ
- 「おまえいまなにやってるの?」というウザい確認がなくなる
- 現在持っているTodoが一覧化できる、また、現在手をつけられるものが何で、リマインドしなければいけないものがなにかわかる
- 自分のすべき行動を30分単位で明確化でき、「次何すればいいんだっけ?」という混乱の時間がなくなる
- その他たくさん
また、もしかしたらひとつひとつの仕事に対する集中力が足りていないのかもしれません。その場合は、強制的に締め切り効果を作る「7分タイマー」を導入してみてください。
タイマーって普段使いますか?
おそらく、カップラーメンを作るときぐらいしか活躍の場がないのではと推察します。しかし、それではあまりにももったいない。あなたは、タイマーを常に使うべきなのです。タイマーを使うことで、先ほどあげた2つの理由は一挙に解決するのですから。
具体的にはこんな感じで使っていきます。
- 朝早く家を出たい:10分のタイマーをかける
- ひとまとまりの仕事をしたい:20分のタイマーをかける
- 今後のキャリアプランを考えたい:15分のタイマーをかける
- 試験勉強をしたい:30分のタイマーをかける
- ブログを書きたい:20分のタイマーをかける
つまり、何かするときには絶対にタイマーをかけること、そしてアラームがなる前にそれを達成することです。
ぼくは、だいたいの場合7分で設定していますね。5分だと短い、10分だと長い。7分だとちょうどいいのです。もちろんこれは人によって違うので、心地よい時間を設定してください。
このタイマーをかけまくる習慣がつくと、あなたの行動が一気に早くなり、生産性が少なく見積もっても3倍以上になります。
いつもだらだらとやっていて全然終わらなかった仕事が、7分 x 3サイクル = 21分で終わることもありますし、身支度に1時間かかっていたのが7分 x 2サイクル = 14分で終わることも。
タイマーを使う効用としてよく言われるのが「締め切り効果」ですが、個人的にはそれ以上に「やる気スイッチ効果」が重要だと考えています。
なかなか手をつけられなかった面倒なことでも、7分タイマーを設定した瞬間にやり始める、そしてなんとか7分で終わらせようとするように、自然となるのです。
ぜひ一度、だまされたと思ってタイムアタックしてみてください。マジで効果がありますよ。
考えるクセをつけたい
考えるクセをつけるってなかなか難しいというのはぼくも深く共感します。できる人にとっては当然なのですが、そうではない人はどうやればいいかわからないんですよね。
いろいろとぼくも試してきましたが、やはり一番効果があるのはゼロ秒思考でした。
ぼくは、ゼロ秒思考を読んだ直後から、毎日A4メモを書いてトレーニングをしてきました。自分がゼロ秒思考に達せたかどうかはわかりませんが、明らかに日々の思考量や行動量が増え、めちゃくちゃいい影響が出ています。
- コンサルファーム就職&さくっと昇進
- コンプレックス克服
- 毎日ブログ更新&多くの人に読んでいただける
- 英語でディスカッションとかもできるようになった
- 考え方が非常に前向きに
- プライベートもいいかんじ
よければゼロ秒思考を習慣化してみてください。どんどんと思考力がついていく実感が得られると思います。
コミュニケーション力をつけたい
フワフワと語られるコミュニケーション力ですが、こちらについてもポイントを10個にまとめた記事がありますので、ぜひ読んでみてください。
特に大事なポイントを、ひとつだけ抜粋します。
簡単に情報発信できるようになり、何をしなくても温かいご飯を食べられる現代の日本社会。あまりにも「自分が自分が」という人が多くなりすぎてはいないでしょうか。
もしぼくたちが自分のことを理解してほしいのならば、楽しくコミュニケーションをしたいのならば、やることはたったひとつ「相手に興味を持つこと」です。
相手がいったいどんな人生を歩んできたのか、どんなことが好きなのか、どういうことをしたいと今考えているのか、生産的な会話をするためにはそこにフォーカスする必要があります。相手に興味を持ち、理解する。それが、お互い理解しあって楽しくコミュニケーションをとるための根幹ではないでしょうか。
最後に:リソースを徹底して投下
いろいろいってきましたが、たぶん相談者さんはヒマなんじゃないかと思います。
すごい能力があるのに、それを活かせずになんとなく不完全燃焼。そのため、「自分はダメだ」、「将来は真っ暗だ」というようなマイナススパイラルな思考にはまってしまっている印象があります。
せっかくそんなすごい能力があるのですから、ぜひ何かにリソースを徹底集中してみたらいかがでしょうか。
- サークルで優秀賞とか優勝とか狙ってみる
- ココナラで月50万稼いでみる
- ライター業本気でやってみる
- 長期で海外インターンいってみる
- ゼミにメチャクチャ集中して専門性をつける
やれることはいくらでもあるはずです。ぜひその素晴らしい能力を活かして、何かにリソースをぶち込んでみてください。