ASEM：韓日首脳、慰安婦合意の履行を確認

　第11回アジア欧州会合（ASEM）首脳会議に出席している韓国の朴槿恵（パク・クンヘ）大統領が15日、日本の安倍晋三首相と顔を合わせ、慰安婦合意の履行をめぐり言葉を交わした。

　韓国大統領府（青瓦台）の関係者は15日夕、ASEM首脳会議が開かれているモンゴルのウランバートルで取材に応じ、「朴大統領が、モンゴルのツァヒャー・エルベグドルジ大統領主宰の夕食会で、ちょうど隣の席に就いた安倍首相と言葉を交わした」と伝えた。

　朴大統領が安倍首相と顔を合わせるのは、今年4月に米国ワシントンDCで開かれた第4回核セキュリティ・サミット以来、およそ3カ月ぶり。

　大統領府の関係者は「この日の対話で両首脳は、昨年12月28日に妥結した従軍慰安婦合意を忠実に履行していくこととした」と語った。

　また両首脳は、北朝鮮の核・ミサイル挑発と関連して、これまでの韓日・韓米日間の緊密な協力を評価し、今後も北朝鮮の核・ミサイル問題解決のため国際社会との協調を強化していくこととした。

　さらに朴大統領は、今月初めにバングラデシュで発生したテロにより日本人が犠牲になったことに対し、あらためて哀悼の意を示した。