「貞子はどうなる…」7月末での“VHSデッキ”生産終了に戸惑いの声

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「VHSデッキ」の生産終了が報じられ、衝撃が広がっている。

7月末で生産を終了

国内で唯一、「VHS方式の家庭用ビデオデッキ」を生産していた船井電気が、VHSデッキの生産を7月末で終了する。

パナソニックやソニーなどは既に撤退しており、海外の主要メーカーも撤退しているという。

1976年にビクターが開発

VHSデッキは1976年にビクターにより開発された。

船井電気は1983年に参入。ピーク時には国内外で年間1500万台以上を販売するなど、VHSデッキは船井電気の急成長を支える主力製品だった。

DVDの普及で撤退が相次ぐ

しかし、DVDの登場などによりVHS市場は急激に縮小し、パナソニックやソニー、海外メーカーなどは相次いでVHS生産から撤退。

船井電気は主に北米向けとして生産を続けてきたが、市場縮小に伴って部品の仕入れが難しくなってきたために生産をやめざるを得なくなったという。

ネット上には「貞子ピンチ」という声

一世を風靡したVHSデッキの生産が終了することを受けて、ネット上には反響が殺到。

「一つの時代が終わる…」「ありがとう、さよなら」などVHSビデオデッキの終わりを惜しむ声と共に、「貞子はどうなる」という声が複数投稿されていた。

「貞子」はいなくなる?

1998年に「呪いのビデオテープ」をテーマとしたホラー映画「リング」が公開され、大ヒット。テレビ画面から這い出てくる貞子に、日本中が恐怖した。

VHSデッキがなくなってしまったら、貞子はいなくなってしまうのだろうか?

時代に合わせて「呪いの動画」に

実は、貞子は活動の場を「ネット」に移している。

2012年、見た者を死に至らせる「呪いの動画」で貞子は復活。

翌2013年には続編も公開された。

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