複数の有名専門医(※)の間で、特にがんの外科的治療中心に「自分や家族がかかりたい」と推薦された医師が所属しています。記載内容はいずれも取材・調査回答書より。 ※推薦、選定して頂いた有名専門医の一覧表

井上暁(いのうえさとる)| 外科部長

1954年東京都生まれ。
72年都立西高校卒。
80年東京大学医学部卒。
84年同大学第1外科入局。
88年米国シュライナー病院客員研究員(90年まで)。
92年都立墨東病院外科医長。
00年東京大学腫瘍外科非常勤講師兼務(02年まで)、02年都立墨東病院外科部長。

専属学会・資格 日本外科学会(指導医・専門医・認定医)、日本消化器外科学会(指導医・専門医・認定医)、日本がん治療認定医機構(認定医・暫定教育医)、日本胃癌学会(評議員)、日本癌治療学会、日本臨床外科学会(評議員)、日本食道学会、日本腹部救急医学会など。医学博士。
著者・編集者・論文 英文論文9編、和文論文52編(筆頭以外も含む)。

実績

累積手術数 胃癌約1,270例、食道癌約134例、結腸・直腸癌約270例など。
年間執刀数 胃癌66例など。
診察に際して
心がけている点
患者さんの気持ちになって診療する。納得できない点はあやふやのままにしない。
手術に際して
心がけている点
(1)多数のパターンを予測して手術のシナリオを作っておく(2)体調を整えておく。

組織

科の特色 当院は東京東部地域における都立の広域基幹病院であり、外科消化器部門では、主に癌手術を中心とした診療を行っているが、さらに急性疾患の救急診療にも携わり、良質な医療の提供を目指して日夜努力している

★癌診療においては、各専門分野別グループが対応して標準以上の高い診療レベルを保持するように努めている一方、スタッフ全員が救急診療にも連携しているため、オールラウンドに各疾患に対応できる特色がある。主治医によるチーム制をとり、豊富な症例数に基づく経験を生かすだけでなく、常に最先端の知見を取り入れてディスカッションし、客観的な情報に基づいた診療を行うことを目指している

★医療安全管理にも重点をおき、また納得のいく分かりやすい説明を心がけて、「患者さんを大切にする医療」を病院運営の理念としている。
科の症例数・治療・成績 年間の胃癌症例数は約120例、胃切除術45例、胃全摘術40例、腹腔鏡手術16例など

★原則的には胃癌ガイドラインに準拠した標準手術を施行しているが、症例ごとの特殊性、状態に応じて1例1例最善と思われる治療方針を決定している

★癌手術後の生存率の向上を目指しつつ、術後の生活の質(QOL)の低下を最小限にした術式を熟慮検討して選択している

★早期胃癌症例には機能温存手術、臓器温存手術、腹腔鏡手術も適応を考慮して施行しており、高度の進行胃癌では症例により拡大手術や化学療法を組み合わせた治療も行い、手術成績を向上させるべく努力している。各術式の検証も随時行っているが、術後合併症の少ないことはひとつの特徴である

★stage別の5年生存率はstageI:92.3%、II:78.2%、III:49.6%、IV:11.0%(00~05年手術症例追跡分)

★日本臨床腫瘍研究グループ(JCOG)参加施設の一員として最新の化学療法、手術療法の開発を目指した臨床試験も行っている。

素顔

名医の条件 「病者を診ずに病気を診る」と同時に「病気を診ずして病者を診る」ことのできる能力があること。
趣味 音楽鑑賞、演劇観賞、旅先で観光地でない場所を訪れること、など。
特技 申告できるほどのものは特になし。
私の健康法 身近なところでウオーキング、ジョギング。
もし医師でなかったら 想像できないが、もし根拠なく何を述べてもよいのであるなら、海外で剣道を教えて暮らしているのでは。

「実力医の履歴書 外科系I版」(ライフ企画 2012年2月)

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