返還されたアイヌ民族の遺骨を埋葬 北海道 浦河町
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かつて北海道大学が研究のためとして収集し、15日に85年ぶりにアイヌの人たちに返還されたアイヌ民族の遺骨が、北海道浦河町の墓地に再び埋葬されました。
北海道大学は、昭和初期などに研究のためとしてアイヌ民族の遺骨を収集し、1000体を超える遺骨を保管していて、これを巡り返還を求める裁判が相次いで起こされています。
このうち、浦河町などの人たちが起こした裁判で初めての和解が成立し、昭和6年に浦河町の墓地から掘り出された遺骨12体が、15日、85年ぶりにアイヌの人たちに返還されました。
17日、再び埋葬されることになり、町内の公民館の前に設けられた祭壇では、アイヌの人たちが伝統的な儀式を行って里帰りした遺骨を前に祈りをささげました。そして遺骨を納めた木箱を手に、かつて掘り出された墓地へと向かい、丁寧に並べたあとアイヌの服をかけて土をかぶせ、伝統的な木の墓標を立てました。
返還された親族の遺骨を埋葬したアイヌ民族の小川隆吉さん(80)は「もう一度、埋葬することができて本当によかった。返してもらうために頑張った皆の顔が思い出されました」と話していました。
このうち、浦河町などの人たちが起こした裁判で初めての和解が成立し、昭和6年に浦河町の墓地から掘り出された遺骨12体が、15日、85年ぶりにアイヌの人たちに返還されました。
17日、再び埋葬されることになり、町内の公民館の前に設けられた祭壇では、アイヌの人たちが伝統的な儀式を行って里帰りした遺骨を前に祈りをささげました。そして遺骨を納めた木箱を手に、かつて掘り出された墓地へと向かい、丁寧に並べたあとアイヌの服をかけて土をかぶせ、伝統的な木の墓標を立てました。
返還された親族の遺骨を埋葬したアイヌ民族の小川隆吉さん(80)は「もう一度、埋葬することができて本当によかった。返してもらうために頑張った皆の顔が思い出されました」と話していました。