100年前の女性はどんな風に見られていたのか、当時の本をのぞいてみよう。
女性のこんな態度はダメ?
100年前の文献「親のため子のため」(岸邊福男・著)には、女性の地位や望まれる女性像に関する記述がある。
「女性の地位も上がってきたが、それをはき違えて、思慮の乏しい女子などは、男子があまり威張り過ぎるなど不満の声を漏らす向きさえあるようになった」(292ページ)
例えばどんな女性のことなのか。
「甚だしいのは主人に向かって『あなた、どこに行くの。いつ帰って。まあ、遅くってよ』などの野卑極まる言葉使いをするのも少なくありません」(293ページ)
え.....。それ、筆者ならもう少しぞんざいに「ねーねーどこ行くのー?いつ帰るぅ~?えー!遅いじゃん~」ぐらい言ってそうである。冷や汗タラタラ。
野卑極まる態度だったなら申し訳ない。しかし、「まあ、遅くってよ」の程度でもNGだというのか。
あなた、どこを歩いていたの→夫、妻をビンタ!?
本では、以下のようなたとえ話が掲載されている。
"ある朝、夫は絹の紋付羽織を着て下駄履きで用事に出た。帰りににわか雨が降ってずぶ濡れになった。泥が羽織にも飛んでしまった。帰宅すると、出迎えた妻が「あなた、どこを歩いていたのです」と言った。…