伝統の「鹿寄せ」始まる 奈良公園にホルンの音色

伝統の「鹿寄せ」始まる 奈良公園にホルンの音色
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奈良市の奈良公園の鹿をホルンの音色で呼び寄せる催し、「鹿寄せ」が17日から始まりました。
「鹿寄せ」は観光客に楽しんでもらおうと、明治時代に始まった行事で、17日は午前9時に、鹿の保護団体「奈良の鹿愛護会」の職員が奈良公園の隣にある広場でホルンを吹き始めると、音色に誘われておよそ80頭の鹿が公園の林の中から群れをなして駆け寄ってきました。
そして集まった鹿が愛護会の人がまいたどんぐりをおいしそうに食べ始めると、観光客が鹿の様子をカメラに収めたり、好物のせんべいをあげたりして楽しんでいました。
小学生の女の子は「鹿がすごい勢いで来て驚いたけど、かわいかったです」と話していました。
「鹿寄せ」は来月まで、土曜日、日曜日と祝日の午前9時から行われます。