「世界平和フォーラム」で質問に答える鳩山由紀夫元首相=16日、北京(共同) 【北京共同】中国主導で世界の安全保障問題などを話し合う「世界平和フォーラム」が16日、北京の清華大で始まった。日本の鳩山由紀夫元首相は、中国の主権を否定する仲裁判断が出た南シナ海問題について「日本や米国は基本的に静観すべきで、中国やフィリピンに圧力をかけて仲裁判断を受け入れるよう促すべきではない」と述べた。
質疑応答で中国メディアの質問に答えた。鳩山氏はこれに先立つ演説でも、南シナ海問題は「当事者間の対話と協力での解決を見守るべきだ」と指摘した。
フォーラムは17日まで。南シナ海問題や米中、日中関係などについて、各国の元政府関係者や専門家らが議論する。