【ソウル聯合ニュース】韓国青瓦台(大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官は14日の記者会見で、朴槿恵(パク・クネ)大統領のアジア欧州会議(ASEM)首脳会合(15~16日)への出席およびモンゴル公式訪問について、「北の核問題、保護貿易主義など韓国が直面する課題の解決に必要な国際協調の強化に主眼を置いている」と述べた。
◇ASEM首脳会合で対北圧力強化へ
朴大統領は16日、モンゴルで開催されるASEM首脳会合の自由討論セッションで、北朝鮮の核問題解決に向け国際社会が協調して対北朝鮮圧力を強化する必要性を訴える。
金秘書官は「北の核問題や人権問題を根本的に解決する方法は朝鮮半島の統一であることを強調しながら、会合に出席する首脳らに北への圧力に協調して取り組むことを求める予定だ」と説明した。
◇英国のEU離脱決定めぐりEU首脳と会談
朴大統領はASEM首脳会合を機に欧州連合(EU)のトゥスク大統領、ユンケル欧州委員長と会談する。
朴大統領はその席で英国のEU離脱決定後の韓国とEUの友好協力関係を確認するとともに、北朝鮮の核問題での協力を確認する予定だ。
また、朴大統領は世界経済回復のためには保護貿易主義ではなく自由貿易の拡大が解決策であるという点を力説するとみられる。
朴大統領はベトナムのフック首相やラオスのトンルン首相ともそれぞれ首脳会談を行い、両国関係の発展策を議論する。
◇中国首脳とのTHAADめぐる接触に注目
中国が強く反対してきた米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備が決定したことで、ASEM首脳会合を機に韓中首脳間で接触があるかどうかにも関心が集まっている。
一部では、朴大統領がASEM首脳会合で対北朝鮮圧力での協調を訴え、北朝鮮の核・ミサイルへの対応レベルでTHAAD問題について直接・間接的に言及する可能性があるとの見方も出ている。
だが、THAADは正当な自衛的防衛措置であり第三国を狙ったものではないというのが政府の確固とした立場だけに、多国間会合の席上で直接言及することはないという観測が大勢だ。
一方、青瓦台は韓中・韓日首脳会談の可能性について「今のところそうした計画はない」としている。
ただ、朴大統領はASEM首脳会合の期間中、中国や日本側との公式な会談は予定していないが、会場周辺で李克強首相や安倍晋三首相と顔を合わせた際に短い会話を交わす可能性はあるとみられる。
◇就任後初のモンゴル訪問
朴大統領はASEM首脳会合を終え、17~18日はモンゴルのエルベグドルジ大統領の招きによる公式訪問として同国に滞在する。
モンゴルは韓国と北朝鮮の両方と国交を持ち、北朝鮮の核問題解決に向けた国際協調における重要なパートナーだ。
朴大統領は17日の首脳会談で、政治・経済などでの両国の協力策や国連安全保障理事会の北朝鮮決議などについて具体的な協議を行う予定だ。