陸上の日本選手権女子200メートルで日本記録を出し、リオデジャネイロ五輪の代表に決まった福島千里選手(28)。おなかに貼られたベージュ色のシールが目立っていた。貼ると速く走れるの?
シールの正体は、「EK―6000」という商品だ。福島選手のケアを担当する福光悠介トレーナーが院長をしている札幌市の整骨院で治療用に開発された。
8種類の天然鉱物を粘着面にすり込んだといい、鉱物の種類は「企業秘密です」。価格は120枚で6800円。「東洋医学に基づき、体のツボに貼ることで、本人のもつ自然治癒力をより引き出す効果を狙う」という。福島選手は昨年から内臓疲労を軽くすることを目的に施術してもらい、「とても感触が良い。温泉に入ったような、身体の可動域が広がったような。そんな感覚があります」。
これまでも体にシールを貼る選手は、ほかにもいた。日本陸上競技連盟の麻場一徳・強化委員長によると、欧米から「ストレッチ」の概念が日本に導入された1980年代から、筋肉の伸縮を助ける効果を狙ったテープが目立ち始めたという。90年代に入ると、丸い小さなシールがはやった。
女子マラソンの五輪金メダリスト、高橋尚子選手が所属したこともある「ファイテン」(京都市)によると、95年から販売開始の同社の「パワーテープ」は箱根駅伝などで注目されて広まり、販売店は国内130、海外100を超えて展開して、昨夏に「16億枚を達成」したという。
パワーテープは、チタンをコーティングしたシール。社長の平田好宏さんがファイテン開業前に開いた治療院で、鉱物を患者のケアに利用したのが始まりだった。
ただ、シールの効能は、医療機…
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