07月15日 10時41分
災害時の避難所に指定されている岐阜市の岐阜女子大学で、学生たちがガスや電気が使えない状況でも避難している人たちに体を洗い流してもらおうと、昔ながらの五右衛門風呂の設置作業を進めています。
五右衛門風呂の設置作業が進められているのは岐阜市の岐阜女子大学です。
この大学は災害時の避難所に指定されていて、日本の伝統文化を学ぶ学生たちがガスや電気を使わない五右衛門風呂ならば災害時でも使えると思いつき、去年10月から作業を始めました。
五右衛門風呂は直径約1メートル、深さ60センチあまりのホーロー製の丸い浴槽を2つ並べ、まきで火をたいて水を温めます。
学生たちは火で温度が上がっても浴槽自体が熱くなりすぎないよう周りに耐熱レンガを積んだり、建物の外壁に防水シートを貼ったりしていました。
参加した3年の女子学生は「避難生活で本当に疲れている人に日本の伝統のお風呂に浸かってもらって少しでも気分を和らげて欲しい。
完成まで精一杯頑張ります」と話していました。
学生たちは週に1回のペースで作業を進め、来年5月の完成を目指すということです。
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