「朴大統領、4月に習主席に会ってTHAAD配備の立場を伝えた」

「朴大統領、4月に習主席に会ってTHAAD配備の立場を伝えた」

2016年07月14日17時08分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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金汀才(キム・ジョンジェ)セヌリ党議員が13日、国会運営委全体会議で「THAAD怪談」に関連し、中央日報7月13日付1面に掲載された「THAAD電磁波が不妊誘発? 100メートル離れれば人体無害」の記事を引用している。
  4月の米ワシントン核安全保障サミット当時に行われた韓中首脳会談で、朴槿恵(パク・クネ)大統領が中国の習近平国家主席に対し、高高度ミサイル防衛(THAAD)体系の韓国配備について「国家の安全と国民のために我々が決めること」という立場を明らかにしたと、青瓦台(チョンワデ、大統領府)の金奎顕(キム・ギュヒョン)外交安保首席秘書官が13日明らかにした。

  金首席秘書官は国会運営委員会で、「核安全保障サミット当時の首脳会談でTHAAD関連の対話があったのか」という金漢正(キム・ハンジョン)議員(共に民主党)の質問に対し、「そのような対話があったと把握している」とし「中国は賛成しないという立場を明らかにし、我々は国家の安全と国民のために我々が決めるという立場を明確にしたと聞いている」と答えた。当時、青瓦台は「朴大統領が国益と安保の観点で配備問題を検討するという原則的な立場を明らかにした」とのみ説明した。

  金寛鎮(キム・グァンジン)青瓦台国家安保室長は中国の反発に関し「自衛的措置に対して干渉すること自体が正しいことではない」と述べた。続いて「THAAD配備に関連して自衛的な主権的措置は堂々としてきたし、今後も堂々とする」と強調した。

  金室長は、北朝鮮がTHAAD配備地域が決定すれば物理的対応をすると予告したことに対し、「北はいつも威嚇する発言をしてきた。もし挑発をすれば、約束通りに倍加の報復をするはずで、備えている」と話した。また「北の核とミサイルの脅威がなくなれば、THAADは不必要になる」という立場も明らかにした。セヌリ党所属の鄭鎮碩(チョン・ジンソク)運営委員長が「THAADは防御迎撃用であるため、北の核が消滅すれば撤収されるのでは」と質問すると、金室長は「そうだ」と答え、このように話した。

  黄教安(ファン・ギョアン)首相は予算決算委の会議で、「THAADの砲台は1カ所で十分なのか」という河泰慶(ハ・テギョン)議員(セヌリ党)の質問に対し、「多ければ多いほどよいのでは」と話した。黄首相は「今の条件でまず(1基が)配備される」とし「今後、運用状況を見ながら追加で必要な部分があるか検討していくことができるだろう」と付け加えた。
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