Kビューティー株反騰…THAADの悪材乗り越えるか(2)

Kビューティー株反騰…THAADの悪材乗り越えるか(2)

2016年07月14日11時31分
[ⓒ 中央日報/中央日報日本語版]
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  実際に昨年中国政府が化粧品の担ぎ屋を規制すると中国人は個人輸入を通じて韓国化粧品を購入した。ヤン研究員は「今年4月には中国政府が個人輸入政策を変えようと試みたが流通業者の反発で変更が1年間猶予されたりもした」と伝えた。韓国の化粧品産業は中国人の消費に支えられ3年間に年間輸出額は年平均42%ずつ成長した。

  THAAD配備にともなう中国政府の貿易制裁案もまだ具体化されていない。漠然とした株価下落への恐怖感を持つ必要はないということだ。教保(キョボ)証券のソ・ヨンファ研究員は「中国が化粧品貿易関連制裁をするならば十分な名分を持つ規制をするだろう。化粧品の密輸に対する規制強化、衛生許可を受けていない製品に対する追加的な規制、新規化粧品の衛生許可要件強化などが考えられるが、大型化粧品株はこうした問題からは相対的に自由だ」と分析した。現在アモーレパシフィックとLG生活健康は中国の売り上げの大部分を正規ルートを通じて上げている。

  コスマックス、韓国コルマー、衍宇(ヨンウ)など他ブランドに製品を供給するOEM(相手先ブランドによる生産)・ODM(製造者開発生産)企業の状況も悪くない。ソ研究員は「現在のコスマックスと韓国コルマーは中国内で納品する現地法人の売り上げ比率が2016年基準それぞれ38%と10%水準と急速に増加している」と説明した。韓国投資証券のナ・ウンチェ研究員も「中国ローカルODM市場はいま胎動段階で2020年まで年平均約20%の高成長を持続するだろう」と予想した。

  もちろんまだ関連ニュースを注視する時だ。中国政府レベルで韓国観光制裁など強硬策が出てきたり中国内の反韓感情が大きくなる場合には懸念が現実化されかねないからだ。売り上げ不振で企業の業績が下落すれば投資家が損害を受けかねないという点は常に留意しなければならない。

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