防衛相 印国防相と会談 南シナ海問題平和的解決を
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インドを訪問している中谷防衛大臣は、パリカル国防相と会談し、南シナ海を巡る国際的な仲裁裁判で、中国の主張が認められなかったことについて、仲裁裁判の判断を踏まえて、紛争の平和的な解決を求めていくことで一致しました。
中谷防衛大臣は、日本の防衛大臣として2年半ぶりにインドを訪問しており、14日、ニューデリーでパリカル国防相と会談しました。
この中で、中谷大臣は、南シナ海を巡る国際的な仲裁裁判で、中国の管轄権の主張に法的根拠がないという判断が示されたことについて、「判断は最終的であり、紛争当事国は従う必要がある。インドとは、南シナ海における紛争が平和的に解決されるよう引き続き連携したい」と述べました。これに対し、パリカル国防相は「仲裁裁判の判断で法の支配の重要性が示されたので、これに基づいて紛争の平和的な解決を求めていきたい」と応じました。
そして、両大臣は、海洋安全保障の分野での防衛協力を一層強化するため、防衛当局間による海洋戦略協議を新たに設けることで合意しました。また、中谷大臣は、バングラデシュで起きた人質事件について、「卑劣極まりないテロ行為により、日本人や若いインド人女性が犠牲になった。深い哀悼の意をささげたい」と述べ、両大臣はテロの根絶に向けて連携を深めていくことを確認しました。
この中で、中谷大臣は、南シナ海を巡る国際的な仲裁裁判で、中国の管轄権の主張に法的根拠がないという判断が示されたことについて、「判断は最終的であり、紛争当事国は従う必要がある。インドとは、南シナ海における紛争が平和的に解決されるよう引き続き連携したい」と述べました。これに対し、パリカル国防相は「仲裁裁判の判断で法の支配の重要性が示されたので、これに基づいて紛争の平和的な解決を求めていきたい」と応じました。
そして、両大臣は、海洋安全保障の分野での防衛協力を一層強化するため、防衛当局間による海洋戦略協議を新たに設けることで合意しました。また、中谷大臣は、バングラデシュで起きた人質事件について、「卑劣極まりないテロ行為により、日本人や若いインド人女性が犠牲になった。深い哀悼の意をささげたい」と述べ、両大臣はテロの根絶に向けて連携を深めていくことを確認しました。