NHKニュース7 2016.07.14


生前退位の意向を示されている天皇陛下。
葉山での静養を終えて、お住まいの御所に戻られました。
各地で大気の状態が不安定になっています。
強風による被害も出ています。
こんばんは。
ニュース7です。
まずはこちら。
天皇陛下がきょう、静養先の葉山御用邸を後にされるときの様子です。
にこやかに手を振って、沿道の人に応えられていました。
天皇陛下は、天皇の位を皇太子さまに譲る、生前退位の意向を示されていることが、きのう、明らかになりました。
先の大戦での戦没者の慰霊や、大規模災害の被災地訪問など、ゆかりのある先からは、驚きとともに、感謝の声が聞かれるなど、反応がさまざまに広がっています。
天皇皇后両陛下は、神奈川県の葉山での静養を終えて、先ほど午後6時過ぎ、お住まいの御所に戻られました。
天皇陛下は、数年内に天皇の位を皇太子さまに譲る、生前退位の意向を、宮内庁の関係者に示されていることが分かりました。
憲法に定められた象徴としての務めを、十分に果たせる者が、天皇の位にあるべきだと考え、今後、大きく公務を減らすなどしてまで、天皇の位にとどまることは望まれていないということです。
皇后さまをはじめ、皇太子さまや秋篠宮さまも、受け入れられているということで、天皇陛下自身が、広く内外にお気持ちを表す方向で調整が進められています。
きょう、安倍総理大臣は。
海外でも各国のメディアが、大きく取り上げています。
アメリカの有力紙、ニューヨーク・タイムズの電子版です。
天皇陛下が日本の多くの国民に尊敬されていることや、前立腺がんや心臓の手術を受けられてきたことなども紹介しています。
天皇陛下は、現代にふさわしい皇室の在り方を求めて、新たな社会の要請に応え続けられてきました。
公務の量は、昭和天皇の時代と比べ、大幅に増えていますが、高齢となっても公務を大きく変えられることはほとんどありませんでした。
一方で82歳の誕生日を前にした記者会見では、次のように述べられました。
ご高齢になっても大切にされてきた公務。
天皇陛下は、国内外で、先の大戦で亡くなった戦没者を慰霊されてきました。
東日本大震災などの災害でも、被災地を訪れ、心を寄せ続けられてきました。
宮城県女川町の商店街です。
宮城県蔵王町の北原尾地区です。
戦後、パラオから引き揚げた人たちが開拓した地区で、去年、天皇皇后両陛下が訪ねられました。
富山市にあるイタイイタイ病の資料館には、去年10月、訪問されました。
天皇陛下が示されている生前退位の意向。
今の皇室制度では、生前退位は認められていません。
天皇は生涯、引退できない立場にあります。
その理由ですが、宮内庁は政治的思惑の中で、天皇の自由な意思に基づかない退位の強制がありうることなどのほか、天皇が恣意的に退位する懸念もあるとして、天皇の地位を安定させるのが望ましいという観点から、認められていないと、これまで説明してきました。
天皇に心身の疾患や事故がある場合には、代役を務める摂政などの制度はありますが、退位を実現するには、皇室制度を定めた皇室典範を改正する必要があるのです。
菅官房長官は、皇室典範の改正などについて。
各党は。
宮内庁の風岡のりゆき長官は、きょうの定例の記者会見で、天皇陛下が退位の意向を宮内庁関係者に示されたと伝えられたことについて、否定したうえで、お勤めを行っていかれる中で、いろんな考えをお持ちになることはありうるが、コメントを差し控えたいと話しました。
また天皇陛下の生前退位は、国の制度の問題だとして、天皇陛下は憲法上の立場から、制度については、具体的な言及を控えられていると説明しました。
一方で、天皇陛下も毎年お年を召すわけで、将来のことを考えると、今までどおり、お務めを果たすことが難しくなるということが、一般的にはありうることなので、それを踏まえて、幅広く考えることは必要なことだと述べました。
次です。
東京オリンピック・パラリンピックを4年後に控え、都政の立て直しを誰に託すのか。
舛添前知事の辞職に伴う東京都知事選挙が告示されました。
立候補したのはこれまでで最も多い21人。
今月31日の投票日に向け、選挙戦が始まりました。
東京都知事選挙に立候補したのは、届け出順にご覧の方々です。
東京都知事選挙には、届け出順にご覧の方々が立候補しています。
東京都知事選挙に立候補した方々です。
東京都知事選挙には、21人が立候補しました。
ジャーナリストの鳥越俊太郎氏。
民進党、共産党、社民党、生活の党が推薦しています。
元総務大臣の増田寛也氏。
自民党、公明党、日本のこころを大切にする党が推薦しています。
山口敏夫氏は、元労働大臣です。
小池百合子氏は、防衛大臣や環境大臣などを歴任しました。
上杉隆氏は、インターネットによる報道番組の配信会社社長です。
中川暢三氏は、元兵庫県加西市長です。
東京都知事は、石原慎太郎氏以来、3人続けて任期途中で辞職する異例の事態となっています。
このうち石原氏は、4年前の平成24年12月の衆議院選挙に立候補するため、辞職しました。
その石原氏に後継指名を受けて当選した、猪瀬直樹氏は、大手医療法人から、現金5000万円を受け取った問題を受けて、1年で辞職。
そして、おととし2月に当選した舛添要一氏は、家族旅行や私的な飲食に政治資金を使ったことなどが明らかになり、先月、辞職しました。
猪瀬氏、舛添氏と、東京都知事が2代続けて政治とカネの問題で辞職したということになります。
スタジオには都庁担当の津武記者です。
津武さん、都政の立て直しを図るということが、急務となっているわけですけれども、新しい知事には、どんなことが求められているんでしょうか?
まず何よりも、政治とカネの問題で、失った信頼を取り戻すことです。
新たな知事には、公用車の運用や海外出張の経費など、都民の納得が得られるクリーンな姿勢が求められます。
その上で、待ったなしの課題を、着実に解決していく実行力も必要です。
特に重くのしかかっているのが、待機児童の問題で、今や8000人を超え、全国で最も多くなっています。
また超高齢社会の到来が予想される中、特別養護老人ホームへ入所を申し込んでいる待機高齢者は、4万3000人に上ります。
さらに近い将来、首都直下地震が起こるともされ、子育てや医療・介護、それに防災対策などは、スピード感を持って取り組んでいくことが欠かせないと思います。
そして4年後には、東京オリンピック・パラリンピックが開かれます。
開催地のトップとして、入念に準備を進めていかなければならないと思うんですが、この点についてはどうでしょうか?
特に課題となっているのが、開催費用の問題です。
大会の準備・運営費は、当初の想定を大きく上回る、1兆8000億円に上るという試算も出されています。
財源が不足する中、舛添前知事は、都として新たな負担を受け入れる考えを示し、当初はことし9月ごろに方針をまとめる予定でしたが、突然の辞職でトップが不在のまま、協議は停滞を余儀なくされています。
都税収入に、かつてのような右肩上がりの伸びが期待できない中、この問題にどのような姿勢で臨むのか、問われることになります。
今回の東京都知事選挙は、国政の与野党対立の構図が反映されています。
では政治部の吉川記者にも聞きます。
吉川さん、自民党は事実上の分裂選挙となったわけですけれども、党内ではどのように受け止められているんでしょうか。
自民党は、東京オリンピック・パラリンピックを成功に導くためにも、政治家ではなくて、実務を着実にこなせて、与野党が一致して推せる人が望ましいとして、人選を進めました。
しかし、党内が分裂したことに加えまして、野党側も統一候補を擁立し、当初の想定からしますと、最悪の構図となったといえます。
このため、党内では、厳しい選挙になったという危機感が強まっています。
自民、公明両党は、オリンピックの準備に万全を期すためには、政府と東京都の連携が欠かせず、今回の選挙で敗れるようなことになりますと、準備にも影響が出かねないとしまして、徹底的な組織選挙を展開し、分裂の影響を最小限にとどめたい考えです。
一方、民進党や共産党など野党4党ですが、今回も統一候補を擁立しての選挙戦ですね。
そうですね。
野党4党は、先の参議院選挙と同様、4党の協力の枠組みを維持することを前提に、候補者の選定を進めまして、統一候補の擁立を実現しました。
4党は安倍政権に批判的な勢力を幅広く結集して勝利し、都政の刷新にとどまらず、今後の国会審議ですとか、次の衆議院選挙などにもつなげていきたい考えです。
一方で、都知事選挙で敗れた場合、9月に予定されている民進党の代表選挙で、野党連携を巡る路線対立が激しくなるという見方もありまして、今回の選挙結果が、今後の連携に影響を与えることも予想されます。
ここまできょう告示された東京都知事選挙についてお伝えしました。
きょうは各地で気温が上がり、山梨県や三重県などでは、35度以上の猛暑日となった所がありました。
この気温の上昇と、上空の寒気の影響で、東日本と西日本の広い範囲で、大気の状態が非常に不安定になり、特に関東では、今夜遅くにかけて、局地的に猛烈な雨が降るおそれがあります。
低い土地の浸水や、急な川の増水に警戒が必要です。
伊勢崎市の住宅街です。
車庫の屋根が完全に壊れ、隣の家まで飛ばされています。
屋根は2階の窓ガラスに。
群馬県伊勢崎市では、午後、非常に強い風が吹き、被害が相次ぎました。
また宇都宮市でも、住宅の屋根が飛ばされる被害が。
警察と消防は、突風が原因と見て詳しい状況を調べています。
東日本と西日本では気温が上がったことに加え、上空に寒気が流れ込んだ影響で、広い範囲で大気の状態が非常に不安定になっています。
特に関東地方に発達した雨雲が次々にかかり、気象庁のレーダーによる解析では、千葉県市原市付近で、午後4時半までの1時間に、90ミリの猛烈な雨が降ったと見られます。
また東京都が八王子市に設置した雨量計では、午後6時20分までの10分間に、23ミリの雨を観測しました。
これは1時間の雨量に換算すると、100ミリ以上の猛烈な雨に相当する雨が降ったと見られます。
小田急電鉄は、川崎市内で大雨で線路が冠水したため、午後6時53分から、東京・新宿と神奈川県内の各地を結ぶ全線で運転を見合わせています。
大気の不安定な状態は、今夜遅くにかけて続く見込みで、東日本と西日本では、1時間に50ミリ以上の非常に激しい雨が降るおそれがあり、特に関東では、局地的には、1時間に80ミリ以上の猛烈な雨が降るおそれがあります。
気象庁は、低い土地の浸水や、川の急激な増水、土砂災害に警戒するよう呼びかけています。
先ほどの天皇陛下についてのニュースで、退位を実現するには、皇室典範を改正する必要があるとお伝えしましたが、ほかにも方法があります。
正しくは、皇室典範を改正するなどの必要があるでした。
失礼いたしました。
では次です。
一連の熊本地震で、最初の震度7の地震から、きょうで3か月です。
避難生活の負担などが原因の災害関連死と認定された人が新たに増え、死者は59人になりました。
県内で今も、4600人近くが、避難所での生活を余儀なくされています。
そして益城町では、壊れた自宅のほか、敷地内の車庫やテントで暮らす、いわゆる軒先避難の人が、少なくとも5300人に上ることが分かりました。
地震で全壊した住宅のすぐ横にある小さな建物。
おはようございます。
益城町の福島章子さんは、農業を営む夫などと3人で、地震直後から車庫で寝泊まりしています。
農機具や畑を放置したまま、避難所へは行けないのです。
トタン屋根は雨音が響き、壁には隙間があります。
エアコンもなく、日中、室内は蒸し風呂のような暑さです。
ストレスで体重が5キロ以上減りました。
持病の心臓病もあります。
益城町の調査では、危険のある建物やテントや車庫など、軒先で避難生活を送るのは、少なくとも5300人。
不眠を訴えた人がおよそ700人。
関節痛などの悪化を訴えた人がおよそ200人いたということです。
仮設住宅が出来ても、軒先避難を続けざるをえない人もいます。
益城町の農家、守江勉さん。
地区共同のポンプの運営を任されています。
先月割り当てられた仮設住宅は、自宅から車でおよそ30分かかります。
雨の時期、離れるわけにはいかず、入居を諦めました。
仮設住宅の建設は、大雨の影響もあって遅れています。
計画では今月下旬だった完成が、来月下旬までずれ込む見通しで、住まいの確保は今も大きな課題です。
地震から3か月。
熊本市は、地震のあと車で寝泊まりしていて、心筋梗塞で亡くなった人など、男女4人を、新たに災害関連死と認定しました。
熊本地震による死者は59人になりました。
大相撲名古屋場所は、5日目に大波乱です。
ともに危なげない相撲を続けていた横綱・白鵬と、大関・稀勢の里が、そろって敗れました。
悲願の初優勝を目指す稀勢の里は、得意の左四つの形で4連勝。
平幕の実力者、栃煌山と対戦しました。
稀勢の里は、切り替えて、またあした頑張りますと話し、ため息をついていました。
目の前で稀勢の里が敗れました。
白鵬は、春場所からの連勝が33でストップ。
何もないね、これが相撲ですと、悔しさを隠すように、笑みを浮かべました。
では、気象情報は福岡さんです。
こんばんは。
現在も関東や北陸を中心に、活発な雨雲がかかっていて、雷も多数発生している状況です。
これは大気の状態が不安定になったためなんですけれども、このあとも、あす未明にかけては、関東や北陸を中心に、いったん雨がやんでも、また降りだす可能性があって、雷を伴って激しく降る所もありそうです。
こうして急に雨が強まったのは、なぜなんでしょうか?
これは大気の状態が不安定になったためなんですけれども、地上付近は暑くなった一方で、上空には冷たい空気が流れ込みました。
地上と上空の気温差が大きくなったことで、強い上昇気流が発生して、積乱雲が発達をしました。
そして、各地で雷雨となったわけなんですけれども、こういった積乱雲のもとでは、竜巻など突風が起こることもあるんですね。
ただ、あすになりますと、この気温差が少し小さくなりますので、あすはきょうのような大雨にはならないと思います。
ああ入っちゃった!2016/07/14(木) 19:00〜19:30
NHK総合1・神戸
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▽都知事選きょう告示 候補者は何を訴える?

詳細情報
出演者
【キャスター】武田真一,【サブキャスター】松村正代,【気象キャスター】福岡良子

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