2016年7月14日20時24分
飲酒運転を摘発する際、うその捜査資料を作成したとして、京都府警は14日、当時宇治署に勤務していた男性警部補(45)ら警察官5人を虚偽有印公文書作成・同行使の疑いで書類送検し、うち男性巡査(28)を偽証容疑でも書類送検した。5人は容疑を認め、「裏付け捜査が煩わしかった」と話しているという。
府警は同日、虚偽書類作成を指示した男性警部補(45)を停職1カ月、部下4人(28~54歳)をそれぞれ減給10分の1(6カ月)や戒告、本部長訓戒、本部長注意処分とした。
府警監察官室によると、5人は2013年10月~15年3月、「男性が居酒屋から出てきた」とする110番通報をもとに50代男性の車を止めて職務質問したのに、検問によって摘発したとするうその捜査報告書6通を作成した疑いがある。男性巡査は15年9月の公判で、検問によって摘発した、と偽証した疑いがある。
府警の井上基・首席監察官は「警察業務の公正性を害する行為で、心よりおわび申し上げる。府警一丸となり、信頼回復に努める」とのコメントを出した。
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朝日新聞社会部
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