生字幕放送でお伝えします竹下⇒高いところにいる。
伊藤⇒スタジオパークから…観客⇒こんにちは!まあ元気いっぱい、ありがとうございます。
伊藤⇒きょうの司会は竹下景子さんです。
よろしくお願いします。
伊藤雄彦アナウンサーです。
元気。
あんなころがあったのよ、伊藤さんにも。
竹下さんにもね。
きょうのゲスト、すてきな方でございます。
俳優の富田靖子さんです。
富田⇒よろしくお願いします。
こんにちは。
涼やかな爽やかな。
きょうは2人とも夏の爽やかな高原の風のようですよ。
そうですか。
感じていただけます?私だけ暑苦しくなければいいんですけど。
いいえ爽やかです。
富田さんといいますと最近「あさが来た」で炭坑夫の妻が記憶に新しいところです。
今回、富田さんは「受験のシンデレラ」にご出演中です。
先週の日曜日から始まりました。
富田さんがどういう役をやっていらっしゃるかといいますと東大受験を目指すヒロインのお母さん。
眉間にしわを浮かべながら。
こんなに大きなお嬢さんがいる役って。
初めてかな。
きょうだいでもいいような。
いやいや、ありがとうございます。
先輩。
ちょっと持ち上げちゃった?ドラマの話はもちろん富田さんの俳優人生最近のマイブームにも迫っていきたいと思います。
質問・メッセージをどんどんお寄せください。
本日のゲスト俳優の富田靖子さんです。
富田⇒こんにちは。
よろしくお願いします。
スタジオパークは5年ぶり4回目前回は大河ドラマ「江」でご出演です。
最近は、富田さんはなんと言ってもこちらじゃないですか。
カズが来た、ですよ。
「あさが来た」ではなくて炭坑夫の妻カズさんを演じていらっしゃいました。
やっぱり「さびしんぼう」と書いてありますよ。
富田さん主演の映画懐かしいですね。
大林宣彦監督の作品でしたね。
印象はまだ残っている方も多いんじゃないですか。
カズを演じてみてどうでしたか。
もともと福岡出身で、ことばがわりと自由に使えるということもあってこの役はすごくことばに羽が生えたような自分のことばでしゃべれるということもあって印象深かったです。
ありそうでないかもしれませんね。
逆に標準語でしゃべるといまだにちょっとこのせりふは発音が違いますということがいまだに「受験のシンデレラ」でもちょっと違いますというのは。
博多弁が混じっているのかしら。
でも指摘されないと分からないんですよ。
私は名古屋なんですけど私は標準語だと信じて疑わないのがずいぶん直されました。
それだけ地元の愛情が表れているんじゃないかなって気もします。
自分の根っこの部分はどうしてもずっと思っていたっていうのもありますよね。
完璧に標準語だと思っていてもところどころ残っているみたいなんです。
ありますよね。
最近、富田さん妻もそうですけど母親役もだいぶ。
今までだいぶ小さい子、小学生ぐらいがメインだったのが今回受験17歳から18歳大人の一歩手前ぐらいのお母さんもできるようになって逆に引っ張ってもらえて楽ちんって感じで。
引っ張るほうじゃなくて?引っ張ってもらって娘に甘えてちょっとうれしい。
そんな富田さんが視聴者の皆さんに聞きたいことを書いてもらいました。
土鍋でごはんを炊かれるんですね。
ここ1か月ぐらいなんですけど。
つい最近。
本当に最近今まで使っていた炊飯器がある日急いでコードを出したらぶちっと線が切れちゃってごはんが炊けなくなったので慌てて近所の食器屋さんに行って土鍋を買うことになりそこから土鍋人生が。
スタートしたんですね。
新鮮ですね。
お使いの土鍋ですね。
ふたなんだ。
見るからに昔のおなべの形状を残したちょっとしゃれた感じがいいですよね。
何合だきですか。
3合炊きです。
うちは、2合だきだけどおいしいわよね。
最初はよさが分からなかったんですけど食べていくうちに一粒一粒がお米なんです。
ちゃんと一粒一粒なんです。
今まで炊飯器でずっと長い時間を浸していたせいもあって一粒一粒がくたっとした感じだったんだけど。
最近の炊飯器はお米の立つ炊飯器もありますけどね。
土鍋で召し上がってらっしゃるんですね。
富田さんがお供にしていらっしゃるものは?わさびおうちに必ず1本あるチューブタイプのものにおしょうゆをかけて。
富田さんの召し上がり方を再現してわれわれも味わってみようかなということで。
ごはんがおいしい、確かにおかずはあんまりいらないわね。
いい感じで立ち上がっていますよ。
湯気がほかほかと。
お米の香りがすごく立っている。
ごはんのうまみがギュッとなっていると思うわ。
申し訳ないわね、伊藤さん手伝わなくて。
スタジオパークにようこそおいでくださいました。
旅館の仲居さんみたい。
男性にやってもらうのはうれしいですね。
これは竹下さんに。
私は自分で。
わさびをどうやって?どうしてこういうふうに考えつかれたの?もともとおしょうゆごはんがしょうゆ好きで。
それからたまたまお刺身に残ったわさびをわさびとしょうゆが混ざったやつをかけたら意外とおいしいなと思って。
わさび、私も大好き。
ラーメンスープにわさびを入れて食べるとおいしいですよ。
それは初耳。
そんなに載せちゃうの?つーんと目にきてしまうので。
私、おしょうゆごはん好きなので。
わさびの量は。
あまり美しくなく混ぜてください大胆に。
ごはんが決め手ですねこの食べ方は。
いただきます。
シンプルですね。
いい香り、わさび。
ただきます。
このうっ、というのを感じながら食べるのも好きで。
お水、お水。
涙が出てきた。
本当にそうなんですけど涙が出る、むせる感じも好きなんですよ。
いっぱい息を吸わないと辛みが。
でも、これはおいしい。
おいしい。
竹下さん、涙目になっていますよ。
私も涙目だけどすっきり、おいしくいただけます。
これから夏の季節。
食欲の落ちそうなときに。
ちょっと少なめにしよう。
わさび、本当においしい。
これはいいわ、どんどんいける。
富田さんもむせていらっしゃいますね。
大丈夫ですか。
上にかつお節をかけてもさらにおいしくなりそうですね。
皆さん土鍋で炊いたごはんに合うお供おすすめのもの土鍋でのおいしいごはんの炊き方でもいいですし炊き込みごはんが簡単にできますよでもいいのでお寄せいただきたいと思います。
ごちそうさまでした。
つんときました。
かなりきましたね。
爽やかですよ。
富田さん、ご出演の番組「受験のシンデレラ」。
落ちこぼれの女子高生がカリスマ予備校講師に勉強を習って東大合格を目指す。
無理難題なテーマですね。
先週の日曜日から放送が始まったんですけど初回では分数の足し算引き算もうちの娘はできていなかったんですけどこれから五十嵐先生小泉さんが演じる五十嵐先生に鍛えられて少しずつ学力もアップして目指せると思います。
頭が悪いからじゃない。
勉強のやり方だって私自身もそうなんだってすごく希望を感じた。
特に古文の覚え方とか。
あらほまし、ゆゆしとか。
。
もっと早く教えてくれたら私古文のテストもうちょっと行けたのにって。
主人公・五十嵐透は名門予備校のカリスマ講師。
遠藤真紀はアルバイトしながら定時制高校に通う高校2年生。
いつも進級ギリギリの落ちこぼれです。
富田さんが演じるのは娘・真紀に頼る、だらしない母親・千枝子。
ちょっとだけお金貸してくれない?ある日、五十嵐は酔って間違って真紀の部屋に上がり込み眠り込んでしまいます。
真紀〜…えっ、そういうあれ?違う!予備校の先生なんだ。
五十嵐の記憶がないことをいいことに、千枝子はお金をせびろうとしますが…。
ちょっと、何してんのよ!ちょっと、何よ!どうせ世の中不公平なんだから女使って、ばかな男を賢く利用すんの。
私は、そんなの嫌なの!働きだしたら分かるわよ。
きれい事じゃ、おなかは膨れない。
あがいても、むだなのよ。
あんた、今まで何やったって1人でうまくいけた試しなんかないでしょ?聞いてられんな、惨めすぎる。
あんたに何が分かんだよ!真紀は、進級するために五十嵐に勉強を教えてほしいと頼みます。
本当に悪いと思ってるなら勉強、教えてよ。
は?来週、追試なの。
こんな家、一日でも早く出たいの。
五十嵐の指導で真紀は勉強のおもしろさに目覚めていきます。
追試には見事合格。
しかし、ある事件がきっかけでやる気を失っていました。
追試パスしたくらい、何?高校卒業できるくらい、何?そんなの普通にやってりゃ誰でもできることでしょ。
どうにもならないなら最初から何もしないほうがまし!おい、待てよ!離して…。
冷てっ!やればできたんだろ。
だったらとことんやってみろよ!勝負するか?俺がお前を東大に行かせてやる。
東大を目指す2人の道のりがここから始まるのです。
竹下⇒波乱万丈ですね。
富田⇒日々闘いです。
うちの娘の春奈さん演じる真紀もお金を稼げるように独り立ちできるように勉強を教えてもらわないといけない。
私もあんな感じですけどそれなりに娘を育てないといけない。
私なりに頑張っているんですけどどこかとんちんかんだったりするので。
そこがかわいいですけどね頑張ってらっしゃるわね。
受験を通して三人三様それぞれ成長していく物語でもあるんですがここでクイズです。
富田さん今回、千枝子という役のオファーを受けたとき理由があるんですね。
やってみたいと思った理由をお考えください。
富田さんすべてにうなずきました。
メールが届いています。
兵庫県の40代の男性の方からです。
映画「BU・SU」から30年来のファンです。
「受験のシンデレラ」第1回、見ました。
富田さん見たさにこのドラマを見ています。
あの疲れたあばずれ感が最高です。
最後まであまりいい母にならずにあのままいってほしいです。
なかなかの注文だな。
今後のご活躍も楽しみにしております。
長崎県の男性の方からです。
この人がいるからドラマのグレードが上がるという存在感があります。
これからも頑張って、テレビに出ていただきたいのですがこれからチャレンジしたい役柄にも興味があります。
富田さんがチャレンジしたい役柄。
違う富田さんを見たいということでしょうか。
例えば、ある会社があったら偉い人の役例えば社長とかその組織をまとめるような冷酷非道、そんな感じの自分の持っている顔肉体からは、なかなかそういう役というのは難しいんですけどいつかそういうその組織を仕切るような。
社長とか政治家とか。
冷酷な役?冷酷というかクールに物事に、仕事に対応していくような役を本当にやったことがないのでいつかそういうたたずまいであったり、貫禄だったりがもし、いつかついたならばやってみたいなと思います。
でももうちょっとそれには年齢だったり経験だったりまだまだ必要なことがいっぱいです。
今回の千枝子というお母さん役オファーを受けたときやってみようと思った理由は何でしょうか。
視聴者の皆さんの答えはいちばん多いのが赤です。
緑も多いですね。
青は少なめです。
お答えは?赤です。
いちばん多いですね。
政治家とか冷徹な役もそうですがこれもあまりやったことがない役?そうですね。
ちょっとおもしろい役だったりということはあるんですけどこういうふうに眉間にしわを寄せて娘とやり合うような役は初めてだったのでぜひ、と思いました。
勇気がありますね。
そうですね。
あんまり、お母さん役でも富田さんはすさんだという言い方はなんですが、はすっぱな。
イメージとしてはないですね。
全くないというわけではないんですけどあまり経験がないので髪の毛も染めてみたりしてやっています。
今週の土曜日、撮影が全部終了でちょうど今雨だったり暑かったりちょうど受験シーズンのシーンを撮っているのでこの時期にダウンを着てマフラーを巻いて小泉さんもコートを着てマフラーを巻いたりするシーンを撮っているのでみんな汗だくで。
涼しい顔で演じなくてはいけないですよね。
受験シーズンは1月2月ですから。
まさに今必死に撮影しています。
大変でしょうね。
お母さんが受験を通してもちろんヒロインもそうですがどうお母さんが変わっていくか楽しみです。
娘や小泉さん演じる五十嵐さんほど私がどれだけ変わるかというわけではないんですけど母親として少しの変化が彼女にとっては大きな変化なので。
こっそり変化していくので。
お見逃しなくですね。
親子役、川口春奈さんとどうですか。
わりと私出てくるとどわーっとせりふをしゃべることが多いんですけど娘の真紀と、しゃべっているとどんどんせりふが出てくる感じがします。
何だったっけと思うときもあるんですけど娘とせりふを交わしているとどんどん出てくるから本当に引っ張ってもらっているって感じです。
川口春奈さんは富田さんのことをどう思って見ていらっしゃったのかお話を聞いてまいりました。
千枝子って役が特にそうなのかもしれないんですけどすごいエネルギッシュで見てて、すごい腹も立つしなんだ、この人っていう…役がですよ。
そういうふうに思わせるすごい人だなっていう。
ふだんは、すごいかわいらしくてチャーミングな方なのにやっぱりセットに入るとひょう変するのが、見ててリードされているというか引き出されて、いろんな感情を出してもらっていると思うのですごく、やってて楽しいというか。
話しているときは、本当にお母さんみたいにいろいろ優しくしてくれるのに千枝子になった瞬間に…やられっぱなしなので次は、やり返したいなとぎゃふんと。
とにかく、やられたことをやり返したいです。
富田⇒いやあ、頼もしい。
竹下⇒やり返したい発言がありました。
どんどんやり返されたいというか本当に引っ張ってもらっていたと自分は思うし彼女がいたから自分もこれだけせりふをいただいたときにどれだけのスピードでどれだけ相手に、かちんと思わせることがこのせりふをちゃんと届けることができるんだろうってちょっと不安な部分もあったので台本を読むときょうは何行せりふを言うんだろうというぐらい長ぜりふが結構あるのででも彼女がいたからがんがんスピードに乗れましたし娘をかちんといわせることも。
お二人の親子のやり取りも含めお楽しみいただきたいと思います。
第1回を見逃した方はNHKオンデマンドでご覧ください。
早速土鍋に関するファックスがきています。
神奈川県の男性の方です。
土鍋ごはんにはバターを載せてしょうゆをかける。
たまりませんよ。
バターしょうゆごはんこれは鉄板ですね。
炊きたてのごはんにね。
いくらでもいけてしまって怖いですよね。
深夜は、だめですよね。
でもおいしいですよ。
やったことあるんじゃないですか。
富田⇒私はバターしょうゆはまだやっていません。
パンにバターはなじみがあるんですけれどごはんにですか?これは絶対に合いますよ。
しょうゆとバターの相性はいいですよ。
かつお節もいいですよ。
三重県の40代の方です。
今旬のモロヘイヤ、オクラを刻んでそこに梅干しと梅酢お好みでおしょうゆを少し入れて混ぜてごはんにかけて食べるというものです。
食欲がなくてもごはんが進みますということです。
夏バテ対策に、よさそうですね。
栄養ばっちりですね。
もう1ついきましょうか。
大阪府の方からです。
魚のいさきを塩焼きにしてほぐして金山寺みそと混ぜて…豆みその一種です。
土鍋ごはんと一緒に食べるとおいしいですよ。
みそは確かにね。
みそも鉄板ですね。
焼き魚、いいですよね。
いさきじゃなくてもいいんでしょうね。
季節感もあって、いいですね。
まだまだきています。
後ほどご紹介させていただきます。
続いては俳優・富田靖子さんに迫ってもらいます。
富田靖子さんは1969年、福岡のご出身。
3人きょうだいの長女として生まれました。
どんなお子さんでしたか。
怖いものなしの子どもでした。
幼稚園の年長のころからしばらくは、実は自分のことがあまり好きではなかったそうです。
年長さんのころに自分のことが好きじゃなかったの?ちょうど年少と年中で幼稚園が変わってしまって環境が変わってしまったので環境が変わったプラス図工で鬼のお面がうまく作れなかったりうんていができなかったり鉄棒ができなかったり縄跳びができなかったりとできないことがすごくあってそれに打ちのめされた、幼稚園の年長さんの時代でした。
ちょっと泣いてるようにも見える写真ですね。
涙の筋がありますね。
自転車で転んで目の下にけがをしました。
いろんなことがうまく回らなかったのが年長さんでした。
言いたいことはいっぱいあったんですよね。
縄跳びも一生懸命練習したんですけれどやればできる、でもできないこともあるということがなんとなくどうすればいいんだろうともがいていました。
自己分析をしていたんですねこのころから。
幼稚園から小学校まではそうでしたね。
そんな富田さんは、小学生のころ初めて、楽しいと思えることに出会います。
それは、じゃんけんに負けて偶然入ったクラブでやった演劇でした。
じゃんけんに負けたから始めたんですか?そうですね。
バスケットクラブに入りたかったんですけれど人数が多くてじゃんけんで負けてしまって演劇クラブに入ることになってしまったんですけれど演劇っておもしろいと思って何がいちばんおもしろかったですか。
みんなで1つのものを作る。
そして、それをみんなが体育館で自分のお芝居を見てくれるというのが認められたような気がして自分の存在、自分の作った道具が認められたような気がしてすごくすごくうれしくて。
すごくそれまで自分はだめだめだと思っていたんですけれどできない、勉強もできない。
ピアノを習っていてもいまいちでした。
お芝居に関しては認められたような気がして。
よかった。
中学時代、ますます演劇に夢中になっていく富田さん。
そして14歳のときなんとなくという気持ちである映画のオーディションを受けます。
演劇少女のころですね。
今と変わらないわね。
そうでしょうか?かわいらしい。
ほっぺたがぱんぱんです。
それが、デビュー作「アイコ十六歳」。
なんと12万7000人の応募からの大抜てきでした。
そして見事、日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。
鮮烈なデビューとなりました。
応募しようと思ったのはご自分の意思?そうです。
夏休み限定夏休みで撮影ができるということもあって家族もこれだったらOKだと思って自分で解釈をして応募して合格したら両親が聞いていないと言って中学校3年生の受験の夏に何をやるんだと言われて親戚がやりたいことを見つけたんだから応援してやろうというその助言のもとに。
12万7000人ですよ。
今のオーディションでこんなに集まることはありませんよ。
全国規模じゃないですか。
東大受験より難しいんじゃないですか。
この数字はどう思いましたか。
そのときは、ふーんと思っていました。
中学校3年生ですよね。
全く映画をやったこともなかったんですよね。
初めて自分が、もしかしたらできるんじゃないかというお芝居だったので自信満々で。
博多弁しかしゃべれないのに名古屋弁。
舞台が愛知でしたよね。
名古屋の話なんですけれど名古屋弁も全然OKと思ってそんなふうにはいかなかったんですけれど一生懸命覚えて。
これならできると思って。
このころはそう思っていたんですね。
楽しい楽しい時間でしたね。
それはよかった。
中学校を卒業後すぐに単身上京。
大林宣彦監督の「さびしんぼう」や市川準監督「BU・SU」など数多くの作品で主演を務めます。
10代で立て続けに主演を務められたんですよね。
忙しい日々はどうでしたか。
楽しかったです。
本当に楽しかったです。
自分ができることをやれるというのは。
その代わり、学校の勉強は全然しませんでしたけれど。
さみしい風が吹いていたんですね。
うちの娘の真紀のように追試、追試という感じでした。
でもお前は将来やることを決めているんだからきちんとやりなさいと先生が言ってくれました。
勉強は勉強でちゃんとやらなくてはいけないけれど自分でやりたいと思うことをやりなさいと言ってくれました。
本当に頑張ったのね。
順調に俳優業を続けてきた富田さんでしたが高校を卒業するころデビュー以来初めての長期休養を取ります。
これはなぜ?10代のころのビジョンはあったんです、自分の中でデビューしたときに。
10代ではこういう役をやりたいああいう役をやってみたいとボーイフレンドのある役があってとかいろいろ夢があったんですけれど、大人になる直前で自分のやりたい役が分からなくなってしまって大人の役をやるなんてデビュー当時は考えていなかったんです。
18歳になって、大人の役ええっと、みたいなときに。
自分が幼稚園のときと同じようにやりたいものがないどうしようどうしようと思って続ける自信もないですしやりたいことが見つけきれず芝居もやりたいんですけれど大人の役はどうしたらいいんだろうと思ってそれでポツンとしてしまって。
思い切って休めばという会社の後押しもあってじゃあ休もうかということで。
そういう感じで休みが始まりました。
お休みの間は何していらっしゃったの?友達とカラオケというものに行ってみたり。
まさに青春をやり直すという感じですね。
喫茶店でおしゃべりをしたりそういうことをずっとやっていました。
休養から復帰したあとは舞台の世界へ。
つかこうへいさんの「飛龍伝」や劇団新感線の「阿修羅城の瞳」に出演。
活躍の場を広げていきます。
一気に舞台にいったんですね。
偶然なんですけれど休んでいるときにつかこうへいさんの舞台を見に行くことがあってそれでつかさんとごはんを食べているときにつかさんの舞台かっこいいですねと言った1週間後にやることになって。
やっぱり九州のつかさんも先輩ですしここでだめですとも言えないしやりますと言って復帰をしてそこでやっぱり舞台の方々とせりふを交わしていくうちにすごく悔しくて。
つかさんのお稽古って独特なんでしょう。
口立てです。
台本もなくてつかさんが言うことばをおうむ返しで言うんですけれどそんな経験がないので言えるわけがなくて。
でもほかの役者さんたちはつかさんの言うことばをどんどん返していてできない自分が悔しくて絶対できるようになる!と思って絶対やりたいと思って。
やりたいことが見えてきたんですね。
そして、1995年には映画「南京の基督」で東京国際映画祭最優秀女優賞を受賞します。
NHKでは大河ドラマ「毛利元就」や「江〜姫たちの戦国〜」などに出演。
そして、去年の連続テレビ小説「あさが来た」では炭坑夫の妻・カズを演じるなど幅広い役柄を演じていらっしゃいます。
拍手
富田⇒ありがとうございました。
伊藤⇒最近俳優人生を振り返って思うことがあるそうですね。
人生を見つめ直してそれで捨てられない○○があるということですね。
人生を見つめ直していく機会が増えてきたということですか。
竹下⇒40代でいらっしゃるんですね。
もう人生を見つめ直すの?自分にとって必要なものは何だろう?と。
探す人生は嫌だ。
携帯だころころだ、掃除をするときはころころだとかお財布はどこだとか毎日慌ただしい生活であちこち置くだったら自分にとって必要なものを限定すれば何をどこに置くということもなくなるだろうと思って。
勉強になります。
必要なものかそうじゃないかということを見極めていくということですね。
バザーに出したり使っていただけるんであれば差し上げたり。
その中で、捨てていく中で富田さんはどうしても捨てられないものがあるということなんです。
そのうちの3つを持ってきていただきました。
では、まず1つ目。
こちらは賞状ですね。
1995年東京国際映画祭の賞状ですね。
最優秀女優賞ですね。
お名前も書いてあります。
これが捨てられないそうです。
ここでクイズです。
富田さんが捨てられない理由があるそうです。
理由をお考えください。
3つのうちどれでしょうか。
皆さん、お考えください。
ではメールをご紹介します。
兵庫県の男性50代の方です。
映画「さびしんぼう」以来富田さんの大ファンです。
ありがとうございます。
あれ以来何度、尾道に足を運びせいがん寺訪れたことでしょうか。
舞台が尾道でしたね。
私にとって「さびしんぼう」はなくてはならない人生の一部です。
これからも富田さんの活躍に期待していますということです。
「さびしんぼう」は印象に残っている方が多いですね。
大林宣彦監督の作品です。
名古屋市の方からです。
富田さんといえば「アイコ十六歳」です。
名古屋の高校の弓道部のころエキストラで出演していました。
私の高校の友達も何人か画面に登場して喜んでいました。
そうだったんですね。
高校の人たちも出ていたんですね。
確か「アイコ十六歳」の制服は名古屋のどこかの女子高の制服をモチーフにしたと聞いています。
大きな出来事だったと思いますよ名古屋にとってもね。
それだとうれしいです。
東京国際映画祭で最優秀女優賞を取りました「南京の基督」という香港と日本の合作の映画です。
この賞状が捨てられない理由、視聴者の皆さんの答えです。
緑がいちばん多くなっていますね。
お答えは何ですか。
すみません。
英語表記の賞状だからです。
847、いちばん少ない数でしたね。
実際なかなかこういう機会はないですよね。
多くはないんじゃないですか。
いろいろ賞状をいただく機会はあったんですけれど日本語でしっかり書いてあるものが多くてその中で唯一すべて英語ということで自分にとってはうれしくて確かにいろんな意味で悔いの残る作品でもあるんですけれどだけどやっぱりあのとき一生懸命頑張った自分がこうして英語の賞状を、と思うとなんとなくみんなの目に付くところにさりげなく置いておいたりして。
そういう賞状です。
すてきなご褒美ですね。
続いて富田さんが捨てられないものはこちらです。
何もないですよ。
私が見えないだけ?私にも見えません。
何でしょう。
やっぱりアカデミー賞の新人賞をいただいた14歳か15歳のときにパールのネックレスをプレゼントしていただいたんですけれど娘がどこかにつけて…あんなに大事にしまっていたのにアクセサリーボックスを見ると唯一残っていたパールのネックレスがどこかにつけて家の中を探すとたぶん出てくると思うんですけれどすいません今、行方不明なんです。
捜索中なんですね。
捨てられないものが娘さんに捨てられてしまった可能性があるんですね。
きっとどこかにありますよ。
3つ目にいきましょう。
台本?「めんたいぴりり」の台本ですか。
4年前。
「めんたいぴりり2」は2年ほど前にオンエアされたんですけれど。
2003年に放送されていますね。
民放ですけれど。
福岡にゆかりのある人たちだけで作った作品で私は正直言うとふるさとというのがちょっと拒否反応があって。
何でしょうか自分のことを好きになれなかった時代にそういう自分がいるんですけれどそれを丸ごと自分のふるさとのせいにしていたんですよ。
嫌な思い出とかね。
それも全部ふるさとのせいにしていて自分の中で封印していたんですけれど「めんたいぴりり」をやることになって福岡大好き!博多ラブ!という人たちに囲まれてお仕事をしていくうちに私もふるさと好き、好きかもと思って。
周りがすごく気になってしまって。
感化されたり自分のできないことをふるさとのせいにしていたという自分にも気付きました。
やっぱり撮影は大変でしたけれど主役の博多華丸さんと一緒に。
夫婦役でしたね。
一緒に、からしめんたいこを作る博多を作った男のドラマだったんですけれどふるさとを好きにさせてくれたドラマなのであの1冊だけは取っておいていつか台本がなくても大丈夫になれる日がくると思うんですけれどそれまでは、ちょっとしょうゆが付いていますけれどそれまでは、とっておこうかと残しておこうと思っています。
捨てられるようになったときはどんなときですか。
どういうときなんでしょうか。
そのときの心境は楽しみにしています。
もしかしたら人生の中で捨てられないものに加わるかもしれませんね。
捨てられないものが、今後どうなっていくかということも楽しみでございます。
富田さんの捨てられないものを紹介していただきました。
番組冒頭視聴者の皆さんに投げかけた土鍋で炊いたごはんに合うお供は何ですかということでたくさんいただきました。
49歳の方からいただきました。
すごいシンプルですね。
ごま油と塩ですよ。
ごま塩というのはありますけれどごま油なんですね。
ごはんのナムルみたいということなんですね。
でもシンプルですよ。
おいしそうです。
次です、千葉県の方からです。
ドラマをご覧になった方からもいただいていますよ。
めんたいこは定番といえば定番ですよね。
梅干しとかありますけれどね。
梅干しもありますね。
ちりめんざんしょうという方もいらっしゃいます。
私も好きです、かなり。
ほかにもありますよ。
大阪・泉州水なすの時期になりますね。
丸いなすですよ。
あれを水なすといいます。
搾ると水が出てくるんですよ。
いろいろありますよ。
全部試してみたくなります。
たくさんお寄せいただきました。
ありがとうございました。
富田さん、ぜひ実践してみていただいて。
あとでお渡しします。
メッセージです。
東京都の40代女性の方です。
私も福岡出身です。
「あさが来た」のカズさんも好きでしたけれど戦後の博多のめんたいこ屋さんを舞台にしたドラマでした肝っ玉母ちゃんぶりが最高でした。
ふだん見られない富田さんの博多弁が自然ですてきでしたということです。
富田さんは福岡が誇る永遠のアイドルですということです。
次です。
大分県の方からです。
富田さんが「あさが来た」で福岡弁をしゃべっていてすごくうれしかったです。
富田さんを見ると明るい活発なかあちゃんという印象です。
これからもかわいらしい女性でいてくださいといただきました。
福岡県の50代の方からです。
富田靖子さんの大ファンです。
かわいく、強く芯のある素朴な女性ですよね。
若いころからこの女優さんは大きくなられると思っていました。
ますますテレビでの活躍を楽しみにしていますということです。
富田さんやったことがない母親役をやっています。
ゲスト富田靖子さんでした。
2016/07/14(木) 13:05〜13:55
NHK総合1・神戸
スタジオパークからこんにちは 富田靖子[字][双]
東大受験ドラマで母親役 私生活では土鍋ブーム ゲスト:富田靖子 司会:伊藤雄彦アナ、竹下景子
詳細情報
番組内容
双方向データ放送番組。テレビのリモコンを使って、ゲストに関するクイズやアンケートに挑戦!気になるゲストの生トークにあなたも参加しませんか?テレビをネットにつなぐとさらに楽しめます。
出演者
【出演】富田靖子,【司会】竹下景子,伊藤雄彦
ジャンル :
情報/ワイドショー – 芸能・ワイドショー
バラエティ – トークバラエティ
ドキュメンタリー/教養 – 社会・時事
映像 : 1080i(1125i)、アスペクト比16:9 パンベクトルなし
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