ハバナ=平山亜理
2016年7月14日19時10分
キューバ国営テレビは13日、日本人移民1世最後の生存者だった島津三一郎さんが亡くなったと報じた。108歳だった。
島津さんは、新潟県出身。19歳で農業移民として同国に移住し、「青年の島」(フベントゥ島)という島で生涯を過ごした。第2次大戦中に3年間、「敵国人」として収容所で過ごした後、90歳近くまで農業を続けた。
国営テレビのニュースは、島津さんが扇を持って踊る映像とともに、「シマヅは生涯結婚せず、子どももおらず、島が恋人だった」と紹介し、アナウンサーが日本語で、「さよなら」と述べた。島のキューバ共産党や政府幹部が見守る中、埋葬されたという。(ハバナ=平山亜理)
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朝日新聞国際報道部
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