米インターネット通販大手アマゾン・ドット・コムは13日(米国時間)、年に一日の有料会員限定特売イベント「プライムデー」を実施した12日の1日あたり世界売上高が過去最高だったと発表した。売上高は前年のプライムデーと比べて6割以上、米国に限っても5割以上増えた。アマゾンは実際の売上高を公開していないが、米CNBCの報道によると、5億~6億ドル(約520億~630億円)だったもようだ。
プライムデーはアマゾンのサービス開始20周年を記念して2015年7月に初めて実施し、今回が2回目。前年と比べてイベントの認知度が高まったほか、有料会員も増えたことが売り上げ増につながったとみられる。アマゾンのグレッグ・グリーリー担当副社長は「また必ず開催する」と述べた。
今回のプライムデーには時間限定の値引き商品を注文できない障害が米国で一時発生した。この機会損失がなければ、さらに売り上げを伸ばしていた可能性が高い。