白鵬「横綱700勝ごっつあんです」1000勝M12、6度目30連勝

2016年7月11日6時0分  スポーツ報知
  • 白鵬(左)は寄り切りで高安を下す

 ◆大相撲 名古屋場所初日 ○白鵬(寄り切り)高安●(10日・愛知体育館)

 18年ぶりの日本人横綱昇進に挑む東大関・稀勢の里(30)=田子ノ浦=が、30代初白星を挙げた。初顔の東前頭筆頭・御嶽海(23)=出羽海=を万全の寄り切りで撃破。過去30代で昇進した横綱7人で三重ノ海以外は、綱取り場所で初日白星を挙げており、データ上でも第一関門をクリアした。東横綱・白鵬(31)=宮城野=は横綱700勝を6度目の30連勝で飾り、史上3人目の通算1000勝まであと12勝とした。

 白鵬は上機嫌で節目の勝利を振り返った。小結・高安を十分の右四つに組止めて寄り切り。過去1年で2度敗れた鬼門の初日をクリアすると自然と口が滑らかになった。「何にしましょうか? 横綱700勝、ごっつあんです」。自らの横綱最多勝を大台に乗せると両手の指で「12」を作り、そして「(1000勝まで)マジック12だね」と自ら切り出した。

 新横綱で迎えた07年名古屋場所からちょうど10年目。「勝たないと引退という大鵬さんの一言が響いた。当時は横綱で10年は全くイメージできなかった」。まず3年。次に5年、8年と積み重ね、白星が700に到達した。「横綱になることより(地位を)守るのは倍の倍の大変さがある」。八角理事長(元横綱・北勝海)も「先場所から調子の良さが続いている」と絶賛。その好調は30連勝が実証している。白鵬は「この頃はなかったからね。乗っていく感じがする」と今場所も続く無敗街道を予言した。

  • 楽天SocialNewsに投稿!
相撲
今日のスポーツ報知(東京版)