2016年7月14日12時44分
天皇陛下が「生前退位」の意向を示していることに関連し、菅義偉官房長官は14日午前の記者会見で、生前退位の制度を創設する皇室典範の改正については「考えていない」と述べた。政府として宮内庁に事実関係を確認することも「特別ない」と語った。
菅氏は会見で「政府では皇族の減少にどのように対応していくか、杉田和博官房副長官のもとにある内閣官房皇室典範改正準備室を中心に検討を行っている」と説明。準備室で生前退位の制度を検討するかどうかを問われ、「考えていない」と否定した。
また、安倍晋三首相は14日午前、羽田空港で記者団に対し、「様々な報道があることは承知をしている。そうした報道に対し、事柄の性格上、コメントすることは差し控えさせて頂きたい」と述べるにとどめた。
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