小池氏と増田氏が共同会見で火花散らす…都知事選14日告示
2016年7月14日6時0分 スポーツ報知
舛添要一氏(67)の辞職に伴う東京都知事選(31日投開票)は14日に告示される。自民党は元防衛相の小池百合子衆院議員(63)と元総務相の増田寛也氏(64)=自公など推薦=の間で分裂選挙に。野党4党はジャーナリストの鳥越俊太郎氏(76)=民進、共産、生活推薦=を擁立。元日弁連会長の弁護士・宇都宮健児氏(69)は13日午後、日本記者クラブの共同記者会見に臨んだが、夜になって出馬を取りやめる意向を表明。主要候補者は3人に絞られた。
13日に都内で行われた日本記者クラブの共同会見で、増田氏と小池氏が“対決”した。
各候補者が別の1人に質問する場面で、トップバッターの増田氏は小池氏を指名。「都議会の冒頭解散などを公約に挙げているが、都政の停滞や混乱が継続するだけでは?」と切り込んだ。
これに対し、小池氏は「私は都連の会長代理でしたが、重要な会議に呼ばれず、様々な決定を知らされないことがあった。今のままでは、猪瀬(直樹元知事)、舛添(要一前知事)時代と同じことが起きる可能性が十分にある」と指摘。出馬表明以降続けている、自民党都連および都議団への批判を繰り返した。
その一方で、小池氏は自らの質問時に「なぜ、(自民党の推薦は)私じゃなかったんでしょうかね?」と増田氏に挑戦状をたたき付けるかのような質問。増田氏は「党側の事情は分からないが、小池先生(の態度)は劇場型のように少し感じられますね」と皮肉を込めて返したが、言い過ぎたと思ったのか、間髪入れず「スイマセン。大変失礼なことを申しまして…」と頭を下げ、笑いを誘っていた。