以前、恥を忍んで30歳の時になる前にものすごく悩んだこと というのを書いたら意外と反響があって、数人から「もっと書いてください」というメッセージをもらいました。
同じように感じてもらえるかわかりませんがあらたに経験のシェアを試みます。「デザイナー前田ができるまで」のテスト投稿です。続かなかったら反応が微妙だったということで・・・。^ ^
実は・・・、あなたの自己分析のきっかけになったり、子供の教育について考えさせられる内容になってるんじゃないかと、ちょっと思ったりしてます。
5歳。父に魅せられた「ハットリくんのぬりえ」
父に魅せられた「ハットリくんのぬりえ」。
なんじゃそれ?というタイトルですが、この「父のハットリくんのぬりえ」がデザイナーになった僕のルーツなんじゃないかな〜って思っています。
僕が、5歳くらいの頃のお話です。
「忍者ハットリくん」のぬりえの最中に、父が仕事から帰ってきました。
珍らしく父が近寄ってきて、「ちょっと貸してみ」といってカラーペンを持ちました。
ぬりえの最後のページにあった「ハットリくん」「シンちゃん」「獅子丸」が並んでいたところで、まさにこれから塗ろうとしていたところでした。
こんな感じ。
父が、さらさら〜ってペンを走らせました。ほんの数秒のことです。
こんな感じで。
ストライプ!
うわ〜。キレイ! 素直にそう感じました。
5歳の僕には、今でなかった見たことない塗り方で、一瞬のうちに印象が変わったことが衝撃的でした。勝手にぬられて「ムッと」なっていたのに、完全に魅せられてしまいました。ぬっているところの映像を今でも鮮明に覚えています。それだけ5歳の僕にとって本当に衝撃だったのです。
この感動が、今のデザインの仕事につながっている気がします。
下の写真は、任天堂時代に頼まれてもいないのに勝手にデザインして、社長に提案して採用された新卒採用募集ポスターです。
今、分析すると、「最小限のアクションで最大限の効果を発揮する」という僕が好きな制作スタンスがあるのですが、この「父のハットリくん」の影響かもしれません。
今までデザインの勉強は、大学、本、実践、上司から学んできたと思ってきたけど、幼少期の経験の影響が本当に大きい。
会社に入社当初、「自分を知らないと本当にいいものが作れない」と上司と教わり、そのときは意味がよくわからなかったのですが。今はよくわかります。
親が子供に与えてあげる感動って大事なんですね。
僕の人生には父親が大きく影響しています。美大に行きたいって言った時も「4浪でも5浪でもしたらいい」と背中を押してくれました。また、近年、父の認知症がひどくなり、独立するきっかけにもなりました。僕は自分の子供にどれだけ感動を与えられているのか。もっと感動を与えて子供の人生にいい影響を与えてあげたいって思います。
6歳の頃、週刊少年ジャンプにハマる。
近所の親戚のお兄ちゃんから、誕生日に大量にもらった「週刊少年ジャンプ」によって漫画の魅力に目覚めました。
最初は「キン肉マン」、「キャプテン翼」を描きまくりました。
キン肉マンを今、10秒で書いてみました。どうですか?
あと、こんなものをよく書いていました。
- キン肉マンマーク
- 肉マーク
- キャプテン翼の南葛マーク
- 若林くんのアディダス帽子
ジャンプじゃないけどパーマンのバッジもよく描いていました。
この頃から、ロゴマークみたいなデザインが好きだったんですかね。^^
前田がグラフィックデザイナーになるルーツは小学校に入る前にできていました!?
幼少期の影響って将来につながっている。
今回はここまでです。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
次回は「デザイナー前田ができるまで。小学生編」です。