「タオルケット・敷きパッド」のお洗濯方法と早く乾かす干し方
- LIONお洗濯マイスター
山縣 義文やまがた よしふみ
タオルケットや敷きパッドの「ニオイや黄ばみ」は就寝中の汗が原因!
就寝中どれくらいの量の汗をかいているかご存知ですか?暑い夏の夜は、ひと晩で約500〜1000mlの汗をかくと言われています※1。その汗や皮脂は、寝具にしみ込んでしまい、そのままにしておくとイヤなニオイや黄ばみの原因になってしまいます。こまめに洗って、清潔な寝具で心地よい睡眠を取りませんか。今回は、タオルケットと敷きパッドのお洗濯方法をご紹介します。
タオルケットと敷きパッドの「洗い方」
<洗う前の確認>
取扱い絵表示見て、家庭で洗濯できるか確認しましょう。
1.取り扱い絵表示を確認する
裏面に付いている絵表示などをチェックして、家庭で洗えるかどうかを確認します。
「洗濯機マーク」や「手洗いマーク」の場合は、家庭で洗える
「水洗い不可」と「ドライマーク」が併記してある場合は、家庭で洗濯せずクリーニング店へ
2.洗剤を選ぶ
取り扱い絵表示だけでなく、タグの注意書きも確認して、適切な洗剤を選びます。
<絵表示とタグの注意書きによると洗剤の選び方>
タオルケットや敷きパッドには、サッとしみ込んですすぎやすい、液体洗剤がおすすめです。
目立つ汚れは「前処理」する
目立つ汚れがついている部分には、汚れに直接原液を塗布します。汚れが広範囲に渡る場合には、洗剤を水に薄めた液をスポンジに含ませ、汚れになじませます。
1.洗剤液をつくる
洗面器などに水を入れ、洗剤を適量加えて洗剤液をつくります。
<水に対する洗剤の量の目安>
・おしゃれ着用洗剤(アクロン)の場合 → 水4Lに対して10mlが目安
・一般衣料用洗剤(スーパーナノックス)の場合→水5Lに対して2ml弱が目安
手が荒れやすい方は、炊事用手袋を使用しましょう。
2.汚れに洗剤液をなじませる
汚れを落としやすくするため、やわらかいスポンジに洗剤液を含ませて、汚れている部分に洗剤液をなじませます。生地を傷めてしまうので、スポンジのかたい面でこすらないように注意しましょう。
3.軽く脱水する
水がたれないように、軽く絞ります。
なお、「季節の変わり目のしまい洗いの時」には、汚れが目立たなくても肌が触れる部分を前処理しましょう。長期保存で発生する黄ばみやニオイをおさえることができます。
「毛布」「大物洗い」コースにして洗濯機で洗う
洗濯機で洗う時は、洗濯ネットを使用しましょう。
1.洗濯ネットに入れる
汚れている部分が外側になるように、「ジャバラ状」に折りたたみ、ロール状に丸めて洗濯ネットに入れます。
「ジャバラ状」に折りたたみロール状に丸める。
洗濯ネットに入れる。
2.洗濯機に入れる
直接肌が触れて汚れた部分を下側にして洗濯機に入れ、「毛布」または「大物洗い」コースを選びます。洗剤投入口に洗剤を標準使用量セットし、ボタンを押して水をためます。
気になる汚れがある場合には、液体酸素系漂白剤を漂白剤投入口に入れましょう。
3.水がたまったら一時停止する
敷きパッドは水に浮きやすいため、水がたまったら洗濯機を一時停止して両手で5~6回程しっかり押し沈めましょう。
液体酸素系漂白剤を使用した場合や手が荒れやすい方は、炊事用手袋を使います
また、消臭や防臭効果のある柔軟剤を使用すると、肌触り良く仕上げるだけでなく、イヤなニオイがつきにくくなるのでおすすめです。
洗濯機に入らない場合
洗濯機にタオルケットや敷きパッドが入らない場合は「足踏み洗い」をしましょう。お風呂場の浴槽などを使います。
要注意
「足踏み洗い」をする時は、必ず壁や手すりなどにつかまって行い、転んだり滑ったりしないように注意してください。
かさばる寝具をなるべく早く乾かす「干し方」
外で干す場合
物干し竿を2本使って「M字干し」すると、早く乾かすことができます。
M字干し
部屋の中で干す場合
「ジグザグ干し」やハンガーで隙間を広げて、竿にかけます。扇風機を当てると早く乾きます。
ジグザグ干し
ハンガーで隙間を広げる
早く乾かすことで、敷きパッドのゴムの劣化をおさえることができます。
敷きパッドやタオルケットはこまめに洗って、清潔な寝具で気持ち良く睡眠をとりましょう。
「記事提供元:ライオンLidea」
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